iPhoneを使っていると急に電波が繋がらなくなることがあります。「一時的な不調かな」と思っていても、しばらくしても復旧しない場合はとても不安になりますよね。
長期間モバイル通信やWi-Fiがつながらない場合は、iPhoneのアンテナが故障している可能性があります。
今回はiPhoneのアンテナ不調について、対処法と修理の解説を行います。
iPhoneの電波やWi-Fiが繋がらない場合に自分でできる対処法を紹介します。
iPhoneの通信不調の原因は多岐にわたり特定が難しいですが、簡易的な対処で直るケースも少なくありません。次の対処法を順に試してみましょう。一時的な不調の場合は、いちど通信を遮断してから再度オンにすることで、復旧する可能性があります。
iPhoneの機内モードのオン/オフは、次の手順で行ってください。
再起動は通信の不調に限らず、たいていの不具合が起きた際に試すべき対処法です。一時的な不具合であれば直ることもあるので、試してみましょう。
◆iPhone8/SE(第2世代)以降の場合の強制再起動 |
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(1)音量を上げるボタンを押してすぐに離す ↓ (2)音量を下げるボタンを押してすぐに離す ↓ (3)Appleロゴが表示されるまでサイドボタンを長押しする |
◆iPhone7の場合の強制再起動 |
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音量を下げるボタンとスリープ/スリープ解除ボタンをAppleロゴが表示されるまで同時に長押し |
◆iPhone6s/SE(第1世代)の場合の強制再起動 |
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スリープorスリープ解除ボタンとホームボタンをAppleロゴが表示されるまで同時に長押し |
Wi-Fiが繋がらないという場合は、Wi-Fiのルーター側の不具合であるケースが大半です。
一時的な不具合であれば、ルーターを再起動すれば直る可能性が高いので試してみてください。
これらの対処法で解決しない場合は、契約している携帯キャリアの通信障害が起きている可能性もあります。
WEBブラウザで「◯◯(契約しているキャリア名) 通信障害」などで検索すると、現在の通信状況についてお知らせしている公式HPが表示されます。
他の端末やWi-FiでWEB検索が可能な場合は、ぜひ調べてみてください。
Wi-Fiでなくモバイルデータ通信がつながらない場合は、SIMカードの不具合も考えられます。
SIMカードは通信・通話を行うための契約者情報が記録されているICチップですので、通信不具合の原因になるケースも少なくありません。
一時的な不具合の場合はSIMカードの抜き差しで解消することもあるので、次の手順で試してみてください。
iOSのアップデートも、iPhoneの不具合を解消する代表的な対処法です。
モバイルデータ通信かWi-Fiどちらかで通信が可能な場合は、次の手順で試してみましょう。
ただし、iOSのアップデートは大量のデータ通信を行います。モバイルデータ通信の場合は、アップデートの途中でデータ通信量の制限にならないことを確かめてから行うようにしましょう。
iPhoneのWi-Fiボタンがグレーになって押せない、通称「グレーアウト」が起きている場合は、以下のような故障が疑われます。
Wi-FiアンテナはiPhoneの本体上部に配置されており、落下時の衝撃や水没によって損傷することがあります。
修理に出して直るケースもあるため、まずはお近くの店舗に修理の相談をしてみましょう。
上記で挙げた対処法でもiPhoneの電波がつながらない場合は、iPhoneを修理に出すのがおすすめです。前述の通り、iPhoneの通信不調には様々な原因が考えられますが、アンテナ故障の場合はアンテナの修理で直ります。
修理を依頼する選択肢は次の2つです。
Apple正規修理とは、Apple Storeを含む次の修理先のことです。
一方でスマホ修理専門店は、独自の部品と手順で修理サービスを提供する、いわゆる「街の修理屋」です。
iPhoneのアンテナ修理を依頼する際の費用相場を紹介します。なお、実際の修理費は故障の箇所や故障度合い、iPhoneの機種によっても変動します。
自分のiPhoneの修理費が気になる場合は、まず電話などでお近くの店舗に実際に相談してみてください。今回は例として、iPhone 13のアンテナ交換の費用についてまとめます。
▼iPhoneのアンテナ修理にかかる費用の目安
Apple正規修理(保証適用あり) | 本体交換:12,900円 |
Appleの正規修理(保証適用なし) | 本体交換:68,800円 |
スマホ修理専門店 | アンテナ交換: 10,000円〜15,000円 |
費用面で大きなポイントは「Appleや契約キャリアの保証が適用できるか」です。
保証が適用できれば、Apple正規修理では修理費を大きく抑えることができます。
ただし、Apple正規店の場合は前述の通りアンテナのみの修理はできず、本体交換になることは覚えておきましょう。
もしiPhoneのアンテナのみを修理したい場合は、スマホ修理専門店がおすすめです。スマホ修理専門店を利用するメリットには次のようなものがあります。
保証が適用できない場合は、スマホ修理専門店の方が費用は安く済むケースが大半です。スマホ修理専門店の方が安価になる理由は以下の通りです。
スマホ修理専門店では故障箇所のみ修理するため、本体交換が多いApple正規修理と比較して、修理箇所が少ない分費用も抑えることができるのです。
Apple純正の部品ではない”互換品”での修理となるケースも多いですが、こだわりがなければ価格面でのメリットを受けることができます。
またスマホ修理専門店は、Apple正規修理店よりも店舗数が圧倒的に多いです。予約が集中しない分、当日の予約や飛び込みの修理にも対応してもらいやすくなっています。「すぐに修理してほしい!」という場合にもスマホ専門修理店はおすすめです。
iPhoneのモバイルデータ通信やWi-Fi通信がつながらなくなった場合は、まず次の対処法を試してみましょう。一時的な不具合であれば解決できる可能性があります。
もし上記の方法で直らなかった場合は、何らかの故障が疑われます。通信不調の原因は多岐にわたりますが、修理に出すことで直るケースも少なくありません。
まずは次のどちらかに修理の相談をしてみましょう。
それぞれサービスの概要や特徴が異なります。違いをおさえて自分の都合にあった修理店に依頼してみてくださいね。
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