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【2024最新】Mac miniとは?新型M4搭載モデルを含めて特徴や使い方を解説!
はじめに

「Mac min」はAppleが誇る超小型のデスクトップPCです。
2024年10月末には新型M4を搭載したMac miniが10月末に発表されて話題になりましたね。これを機に「Mac mini」の存在を新しく知った方もいるでしょう。
この記事では、そんなMac mini初心者さんに向けて、「Mac miniでできることやメリット・デメリット」などについて解説します。
もちろん最新のM4モデルの情報についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
Mac miniとは?

「Mac mini」とは、ディスプレイやキーボード、マウスといった周辺機器が付属していないデスクトップPCです。それらの周辺機器を有線やBluetoothで別途接続することで、一般的なPCと同じように使用することができます。
つまり「Mac miniでできることは一般的なPCと同じ」です。
2005年に「余計なものがないコンパクトなサイズと価格のPC」をコンセプトに初代モデルが開発・販売され、以来1〜2年に一度のペースで新モデルが作られています。
【2025年2月更新】M4搭載のMac miniの最新情報
2024年10月30日には新しくM4 / M4 Proを搭載したMac miniが発表されて話題を呼んでいます。
以下に新型Mac miniの最新情報をまとめます。
M4 Mac miniのスペック一覧
M4 Mac mini | M4 Pro Mac mini | |
---|---|---|
サイズ(mm) | 127×127×50 | 127×127×50 |
重量(kg) | 0.67 | 0.73 |
メモリ | 16GB/24GB/32GB | 24GB/48GB/64GB |
ストレージ | 256GB/512GB/1TB/2TB | 512GB/1TB/2TB/4TB/8TB |
チップ | M4(10コアCPU/10コアGPU) | M4 Pro(12コアCPU/16コアGPU) ※14コアCPU/20コアGPUに変更可能 |
ポート |
・USB 3(最大10Gb/s)Type-C×2 ・ヘッドホン×1 ・ギガビットLAN ・HDMI ・Thunderbolt 4 Type-C×3 |
・USB 3(最大10Gb/s)Type-C×2 ・ヘッドホン×1 ・ギガビットLAN ・HDMI ・Thunderbolt 5 Type-C×3 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6E | Wi-Fi 6E |
Bluetooth | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.3 |
発売価格 | 94,800円〜(税込) | 218,800円〜(税込) |
最大の特徴はやはり「小さすぎる本体サイズ」と「それに見合わない本体性能」です。
AppleはM4モデルについて以下のように説明しています。
同じ価格帯で最も販売台数が多いWindowsデスクトップPCと比べると、Mac miniは20分の1のサイズで最大6倍高速です。
※2024年9月と10月にAppleが実施したテスト結果によります。詳しくはapple.com/jp/mac-miniをご覧ください。
出典:Appleの新しいMac miniは、よりパワフルに、より小さく、そしてApple Intelligenceのために設計 – Apple (日本)
前作M2 Mac miniからの変更点

2023年に発売された前作M2モデルとの主な違いは以下の3点です。
- 本体サイズがさらにグッと小型化して性能もアップ!
- 「トリプルモニター」が標準装備になった!
- ProモデルはThunderbolt 5の採用で転送も早い!
M2モデルも20cm四方と、一般的なPCからすればかなりコンパクトな方でした。
しかし今作のM4モデルはその0.6倍ほどのサイズしかなく、まさに「手乗りPC」と言っても過言ではありません。にもかかわらず性能はしっかりと向上しており、M2と比較すると最大1.5倍ほどのCPUパフォーマンスを誇っています。
またモニター接続可能台数はM2モデル(通常)は2台まででしたが、M4では通常モデルでも3台まで接続可能になりました。
ケーブルもThunderbolt 5に対応しており、M2のThunderbolt 4と比べて最大3倍までの転送速度に期待できます。
【初心者向け】Mac miniでできること・メリット

Mac miniは機能的には一般的なデスクトップPCと大きく変わりません。
普通にネットサーフィンや動画視聴、ビジネスなどの用途に使用することができます。
しかし、もちろんMac miniならではの強みもあるため、以降ではMac miniでできることやメリットについて確認していきましょう。
できること・メリット1:高性能な機体を安く使うことができる

Mac miniの主なメリットは実は「コスパ」です。
Mac miniはディスプレイなどが省かれているだけあって、同程度の性能で別の種類のMacよりも本体価格が安いのです。
M4 MacBook Pro 14インチ 512GB | 248,880円(税込) |
M4 Mac mini 512GB | 124,880円(税込) |
もちろん周辺機器を用意する必要はありますが、それぞれ金額の安い機器を選べば総費用を大きく抑えることができるでしょう。
できること・メリット2:省スペースできる

普通に部屋置きのデスクトップPCとしてMac miniを使用する場合は、PC周りのスペースをコンパクトにすることができます。
同程度の性能の一般的なデスクトップPCは小さくても20cm四方ほどで、大きければ40cm近くなることもあります。
対してMac miniのサイズは13cm四方で厚さは5cmと驚異の小ささを誇ります。デスクのスペースが限られている場合などは非常に重宝するでしょう。
できること・メリット3:耐久性が高い

iMacやMacBookは「ディスプレイ一体型のPC」のため、ディスプレイが故障しやすいという点があります。
たとえディスプレイのみの故障でもApple Careありで12,900円、保証なしなら数万円の修理費がかかります。また壊れた場合は修理に数日以上かかり、その間は手元にMacが無くなるのも手痛いポイントです。
その点、Mac miniはディスプレイなどの周辺機器が全く付いていません。開閉箇所などもないボックス型のため脆い箇所が少なく、本体重量も軽いため耐久性が高いのです。
故障しづらい丈夫なPCが欲しい方にもおすすめと言えるでしょう。
できること・メリット4:持ち運びも可能

多くはありませんが、Mac miniはそのコンパクトさを活かして持ち運んで使う人もいます。
主な持ち運びの使用法としては以下のようなものが挙げられます。
- オフィスと自宅にモニターがある状況で持ち運ぶ
- タブレット(ディスプレイ)などと一緒に持ち運ぶ
一見Mac Bookでも事足りるように見えますが、Mac bookよりもMac miniの方がサイズや耐久性で優れている面もあります。
またMacBookはUSBなどのポート数が非常に少ないため、多数の端子を繋ぎたい場合はMac miniが優先されることもあります。
Mac miniのデメリット
もちろんメリットがあればデメリットもあります。
Mac miniの短所も知って、より色々な点から比較検討してみましょう。
デメリット1:基本的な周辺機器も別途用意する必要がある

モニターなどの周辺機器が揃っていない場合は、周辺機器を揃える手間がデメリットになることもあるでしょう。
コスト的には安いものを揃えれば、同性能のMacBookを購入するよりも安く済みますが、やはり物選びには一定の労力が要ります。
デバイスに疎い方の場合は、機器選びに苦労することもあるでしょう。
デメリット2:周辺機器を繋ぐ配線が増える

Mac miniはディスプレイが外付けのため、ディスプレイ一体型のPCよりも配線が増えることになります。
配線が雑だと、PCやディスプレイの故障や思わぬ事故の元になることがあるため、ケーブルマネジメントが苦手な方には不向きと言えます。
デメリット3:デスクトップPCとしてはポートがやや少ない

M4シリーズのポート数 | M2シリーズのポート数 |
---|---|
・USB 3 Type-C×2 ・ヘッドホン ・ギガビットLAN ・HDMI ・Thunderbolt 4(5) Type-C×3 |
・USB-Aポート ×2 ・ヘッドホン ・ギガビットLAN ・HDMI ・Thunderbolt 4 Type-C×2(4) |
※()内の数字はProモデルの数値
一般的なデスクトップパソコンはUSB-Aのポートが4〜6個、Type-Cのポートが2〜4個ほど付いていることが多いため、それと比べるとMac miniのポート数はやや少なめです。
特にM4シリーズの場合は、USB-Aのポートが廃止されたため、変換ケーブルやドッキング ステーションを使用する機会も多いでしょう。
Mac miniと一緒に使うべき周辺機器

最後にMac miniの購入を検討する方に向け、揃えるべき周辺機器について解説します。
ディスプレイ

Mac miniにはディスプレイが付属していないため、ディスプレイは必需品です。ディスプレイの価格は主に「サイズ」と「液晶 / 有機EL」によって変わります。
Apple純正のディスプレイは安くとも20万円以上ですが、別にApple純正でないディスプレイも全く問題なく使うことができます。
普通に使用するのであれば1〜2万円台のものを買えば問題ありません。中には1万円未満で買えるものもあります。
キーボード・マウス

Mac miniにはキーボードも付属していないため必需品です。トラックパッド付きのキーボードを購入すれば不要ですが、一般的にはマウスもほぼ必需品に入るでしょう。
一般的な価格帯は1,000〜20,000円と非常に幅広いですが、大事なのは「タイピングのしやすさ」です。
日常的な使い方でも使用感に大きく関わるため、「キータイプ」や「キーの配置」に注意して、自分がタイピングしやすいものを選びましょう。
丁寧に買うのであれば、実際に家電量販店でタイピングをしてみた上で選ぶことをおすすめします。
ドッキングステーション

Mac miniはポート数が一般的なデスクトップよりは少ないため、機器が増えてくるとポートが足りなくなることがあります。
Mac miniと同時に購入する必要はありませんが、いずれドッキングステーションの購入を視野に入れておくと良いでしょう。
ドッキングステーションとは、HDMIやUSBなどのポートを増築するための機器です。いわば「ハブ」のようなものですが、ドッキングステーションはそれ自体を電源に接続できるものが多い点が異なります。
単に機器をPCに接続した場合は、PCの電力を分配して消費することになるため、機器の種類や数によっては電力が不足することがあります。
その点、電源に接続できるドッキングステーションであれば、単なるハブだけでなく電源供給の役割も果たせるのです。
スピーカー

Mac miniにはスピーカーが内蔵されているため必需品ではありませんが、外付けのスピーカーを別途購入する人もいます。
Mac miniはその高い本体性能とは裏腹に、スピーカーの性能を評価する声はかなり少ないです。
頻繁に動画や音楽などのサウンドを楽しむ場合は、小型でも外付けのスピーカーを購入すると、より総合的な体験が向上するでしょう。
Mac miniとは?についてのまとめ
この記事で解説したこと
- Mac miniはディスプレイやキーボードがついていないデスクトップPCである
- 13cm四方の超小型なサイズと求めやすい価格が魅力的である
- ただし周辺機器を買う手間が発生するなどのデメリットもある
Mac miniは古くは2005年から発売されている「Appleで最もコンパクトなサイズと費用」が魅力的なPCです。モニターなどの周辺機器が削ぎ落とされている分、同程度の性能を持つMacBookよりも安く購入できます。
また2024年10月に新しく発表されたM4はモデル13cm四方とさらにサイズが小さくなり、まさに「手乗りPC」です。
持ち運びもできるなどのメリットがあるため、色々と使用シーンを想像してみると、MacBookなどよりも優先されることがあるかもしれませんね。
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