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iPhoneの充電ができない!接触不良の原因や対処法を解説
iPhone
はじめに
「iPhoneを充電したいのに、ケーブルに繋いでも充電が始まらない!!」というトラブルに見舞われた人は多くいることでしょう。この場合、充電する回路のどこかで「接触不良」が起きてしまっている可能性があります。
今回は充電の接触不良が起きてしまったiPhoneユーザーのために、充電ができない原因と対処法をスマホ修理店のジェンダススタッフが解説します!
この記事でわかること
- iPhoneの充電が接触不良を起こす原因
- iPhoneの充電が接触不良を起こした時の対処法
- iPhoneの修理店へ依頼した場合の料金相場
iPhoneの充電が接触不良を起こす原因は?
iPhoneの充電ができない主な原因は接触不良です。
接触不良を解決したい時は、まず原因を特定するところから始めましょう。
接触不良が起こる原因は、以下の2つに分類できます。
- iPhoneの付属品が原因の場合
- iPhone本体が原因の場合
充電の接触不良|iPhoneの付属品が原因の場合
充電の接触不良は、iPhoneの付属品が原因の場合が考えられます。
- 1. iPhoneのケーブル(Lightningコネクタ)の故障
- 2. 電源アダプタの故障
- 3. ワイヤレス充電器が反応していない
具体的には上記ような故障が起きている可能性があります。
それぞれの詳細と簡単なトラブルの有無の確認方法をチェックしていきましょう。
原因1:iPhoneのケーブルが断線・劣化している
iPhoneのケーブルが断線・劣化していると接触不良が起きて充電することができません。ケーブルの断線とは、電気を通す金属部分がちぎれたり切断されたりすることでケーブルに電気が通らなくなってしまうことです。
手持ちの別のケーブルを使用したり、別のケーブルがなければ友達にケーブルを借りたりして充電してみることで、ケーブルの断線の有無を確認することができます。
原因2:電源アダプタに不具合がある
電源アダプタの不具合によって充電できない可能性もあります。
- 電源アダプタの内部が劣化して通電できない
- 電源プラグが曲がっていてコンセントに十分に差し込めていない
充電アダプタの不具合を疑っても、決してアダプタを分解して確認してはいけません。火災や感電の危険があります。
電源アダプタの不具合は、手持ちの別のアダプタを使用してみる、友達のアダプタを借りて充電してみる、などの方法で確認することができます。
原因3:ワイヤレス充電器が反応していない
ワイヤレス充電器がうまく作動せず、充電ができていない可能性もあります。ワイヤレス充電器は磁気を利用してコネクタを経由させずに充電ができますが、スマホを定位置に置いていないと充電ができません。ワイヤレス充電器を利用する際は、充電ができるポジションを確認しましょう。
充電の接触不良|iPhone本体が原因の場合
接触不良による充電トラブルは、iPhone本体に原因がある場合もあります。
- 1. 充電口に埃やゴミが入っている
- 2. iPhoneの端末に一時的な不具合が起きている
- 3. 充電の最適化機能が作動している
- 4. バッテリーの熱/劣化
上記が原因でiPhoneの充電ができなくなっている場合があります。それぞれ詳しく解説します。
原因1:充電口に埃やゴミが入っている
充電口に埃やゴミが入っているために充電ができない可能性があります。充電口が綺麗な場合にはケーブルを差し込んだ時に「カチッ」という音がして奥まで差し込むことができます。しかし、充電口にゴミが溜まっていると奥まで差し込むことができず、結果的に接触不良になってしまいます。
原因2:iPhoneの端末に一時的な不具合が起きている
iPhoneのソフトウェアに不具合が起きているために充電の接触不良が起きている可能性もあります。iPhoneは定期的にiOSのアップデートが実施されますが、そのアップデートをサボって古いiOSのままにしていたりすると、充電の接触不良が起きる恐れがあります。
iPhoneの「設定」アプリから「基本情報」→「ソフトウェアアップデート」とすすみ、ご自身のiPhoneが最新のiOSを利用しているかどうかをご確認ください。
原因3:充電の最適化機能が作動している
充電の最適化機能が作動して、一時的に充電が進まないケースもあります。iOS13以降のiOSが搭載されたiPhoneでは、充電最適化機能として以下を対応する機能が実装されています。
- 充電のサイクルを学習
- 充電プラグが抜かれるタイミングを予測
- そのタイミングで充電が100%になるように調節
この機能が発動していると、iPhoneが80%まで充電されたあと、100%まで低速充電となります。このとき接触不良で充電ができなくなっているように見えてしまいます。
原因4:バッテリーの熱により充電が制限されている
バッテリーの熱によって充電が制限されている可能性があります。充電プラグを差しっぱなしで動画・ゲームをしていたり、高温の場所にスマホを放置したりしていると、バッテリーが熱を持ってしまいます。スマホ内部には熱に弱い部品も多く、熱をもったバッテリーをさらに充電すると故障の原因になってしまうのです。
iPhoneは「高温注意」というディスプレイ表示がされる場合もあります。
バッテリーの熱により充電ができない場合は、涼しい場所に置いて本体の温度を下げましょう。
原因5:バッテリーが劣化している
バッテリーの劣化により、充電ができなくなっている可能性もあります。
現在のスマホに使われているリチウムイオンバッテリーは、満充電を500回繰り返すと最大電池残量が5〜7割まで劣化すると言われています。つまり毎日充電する場合、交換の目安は1年半ほどとなっています。
ご自身のiPhoneのバッテリー劣化度合いは「設定」アプリ→「バッテリー」→「バッテリー状態と充電」から確認することができます。一般的に最大充電容量の80%を下回ると交換が推奨されています。
即実践できる!iPhoneの充電が接触不良を起こした時の対処法
「とりあえず自分でできる対処法を知りたい!」とお考えの方のために、iPhoneの充電が接触不良を起こした時の対処法を4つ解説します。
- iPhoneの充電口(コネクタ)を掃除する
- iPhoneを再起動する
- iPhoneを適切な温度に戻す
- ケーブルや電源アダプタを変え
それぞれすぐに実践できる方法を解説するので、自分でiPhoneの充電を復活させたい方はぜひ参考にしてください。
iPhoneの充電口(コネクタ)を掃除する
iPhoneの充電口(コネクタ)を掃除することで、iPhoneの充電が可能になる場合があります。iPhoneの充電口にゴミや埃が溜まると、プラグの接触不良が発生して充電ができなくなってしまいます。この場合は、充電口のゴミを取り除くことでiPhoneの充電を再開することができます。
iPhoneの充電口を掃除する方法
iPhoneの充電口を掃除する際は以下のグッズを用意してください。
- 綿棒
- 爪楊枝
- ティッシュ
最近ではスマホ掃除用綿棒なども販売されているようです。
掃除の手順は以下を参考にしてください。
掃除の手順 |
---|
・綿棒で充電口の周りを軽く拭く ・爪楊枝の先をティッシュで包み、充電口の奥を優しく拭く |
充電口はスマホの内部に繋がるデリケートな部分ですから、乱暴に扱わず、丁寧に拭くことを心がけましょう。
iPhoneを再起動する
iPhoneのソフトウェアなどの異常で充電ができなくなっている場合は、iPhoneを再起動することで問題が解決する場合があります。
iPhoneを再起動するために電源を切る方法は、以下の表を参考にしてください。
iPhone機種名 | iPhoneの電源を切る方法 |
---|---|
iPhoneX,11以降、最新15 | サイドボタンと音量を上げるボタンを同時に長押し |
iPhone6,7,8,SE(第2または第3世代) | サイドボタンを長押し |
iPhoneSE(第1世代)、iPhone5以前 | トップボタンを長押し |
電源が切れたら、サイドボタン/トップボタンを、Appleロゴが表示されるまで長押しすることで再起動が完了します。
ソフトウェアの異常で充電ができない場合には、iPhoneの再起動によって充電が再開できるかもしれません。
iPhoneを適切な温度に戻す
iPhoneを適切な温度に戻すことで、正常な充電を再開することができます。iPhoneの最適な温度範囲は16℃〜22℃とされています。
iPhoneを炎天下の中で放置したり、真冬に窓際で放置していたりすると、iPhoneの温度の急変を検知して機能を停止してしまうことがあるのです。
- iPhoneケースを外して扇風機で風を当てる
- 手の温度で温める
この場合には上記のように、iPhoneを正常な温度に戻して上げることで充電が再開できる場合があります。
ただし、正常な温度に戻す際にも、急激な温度変化はNGです。
- 保冷剤を直接当てて冷やす
- カイロを直接当てて温める
上記のような、本体の温度が急に変わる方法は避けるようにしましょう。
ケーブルや電源アダプタを変える
iPhone本体に原因がなさそうな場合には、ケーブルや電源アダプタが劣化したり、故障したりしている可能性があります。
ケーブルや電源アダプタは、様々な種類が売っています。その際、より長く使用したいと考える方には「Apple純正品」がおすすめです。
iPhoneを販売しているApple社が自前で生産しているため、iPhoneとの相性が良く、故障が起きづらいとされています。
ケーブルや電源アダプタが故障している方には、純正品の買い替えがおすすめです。
それでも改善されない場合はiPhoneの修理店へ依頼しよう
iPhoneの充電の接触不良トラブルと自分でできる対処法を確認してきました。
しかし、ここまでの方法を試しても改善されない場合もあるでしょう。
その場合にはiPhoneの修理店に修理を依頼することをおすすめします。
iPhoneの修理を行っている店では、充電の接触不良の原因を推定した上で、充電口の交換やバッテリーの交換を行ってくれます。
自分でできる対処法では解決しなかった方は、iPhoneを修理店に持ち込むことをおすすめします。
充電の接触不良の修理はどのくらいの金額?
充電の接触不良に対する修理は以下の2つに分けることができます。
- 充電口(コネクタ)を修理する場合
- バッテリーを修理する場合
これらをiPhoneの修理に対応している修理店で行った場合の料金相場をそれぞれ解説します。
iPhoneの充電口(コネクタ)の修理の場合の料金相場
iPhoneの充電口(コネクタ)を交換することで修理する場合の料金相場は、以下の通りです。
AppleCare+に加入している場合 | AppleCare+に加入しておらず、Apple社に修理を依頼する場合 | Apple社以外の修理店で修理をする場合 | |
---|---|---|---|
iPhone7、8の場合 | 12,900円(税込) | 40,000〜50,000円 | 4,000〜6,000円 |
iPhoneX以降の場合 | 12,900円(税込) | 50,000〜100,000円 | 6,000〜10,000円 |
AppleCare+とは、iPhoneを購入した時に加入できる「損害・盗難保険」です。これに加入しておけば、Apple純正の修理サービスを回数無制限に受けることができます。(ただし、1回ごとに上記の表のサービス料金が必要になります。)
AppleCare+は、修理の品質がApple社によって保証されているため、修理費も高額になっています。「AppleCare+」なしの場合は、修理店に依頼することで比較的割安な料金でコネクタの交換を行うことができます。
iPhoneのバッテリー交換の場合の料金相場
iPhoneのバッテリーを交換する場合の料金相場は以下の通りです。
AppleCare+に加入していて、Apple社で修理をする場合 | AppleCare+に加入しておらず、Apple社に修理を依頼する場合 | Apple社以外の修理店で修理をする場合 | |
---|---|---|---|
iPhone7、8の場合 | 0円 | 10,000〜20,000円 | 5,000円程度 |
iPhoneX以降の場合 | 0円 | 10,000〜20,000円 | 5,000〜10,000円 |
バッテリー交換はAppleCare+に加入している場合、0円で修理をしてもらうことができます。Care+に加入していない場合の10,000〜20,000円という料金を考慮するとかなり安いですよね。
Apple以外の修理店なら、iPhoneのどの機種も10,000円程度でバッテリーを交換することができますよ。
iPhoneの充電接触不良のまとめ
本記事ではiPhoneの充電が接触不良でできない!!という方のために
- iPhoneの充電が接触不良を起こす原因
- iPhoneの充電が接触不良を起こした時の対処法
- iPhoneの修理店へ依頼した場合の料金相場
を解説しました!
iPhoneの接触不良には「ケーブル」「アダプタ」などの付属品が原因の場合と、iPhone本体に原因がある場合があります。
付属品は純正の新品に交換することですぐに解決できる場合がほとんどですが、iPhone本体が原因の場合はバッテリー発熱やソフトウェアの不具合など、放置すると危険なケースもあります。
iPhoneの充電ができなくなった時は、放置をせずに原因を探り、必要な場合は修理店に持ちこむようにしましょう。
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