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iPhone14の修理はどこでするのがおすすめ?おすすめ修理場所を解説
iPhone
はじめに

iPhone 14は2022年10月に発売された機種です。2024年9月のiPhone16の発売に伴って2万円ほど値下げされ、この機会に新しく入手した方も多いでしょう。しかし安くなったからといってその価格は未だ10万円前後と高価で、落下などで故障させると非常にショックですよね。
iPhone 14を長く使うためには、ささいな故障も放置せずに適切に対処することが求められます。
今回は「iPhone 14の故障と修理」について解説します。
iPhone 14は修理して長く使うのがおすすめ!

iPhone 14は2022年に発売されて2年が経過しましたが、2025年2月現在でもメイン機として十分に使える性能を誇っています。Apple Storeでの販売が継続している歴とした「現行機」なので、修理して大切に長く使うのがおすすめです。
iPhoneを機種変更する目安として「サポートの切れ目」がありますが、歴代iPhoneのサポートは以下のような傾向で打ち切られてきました。
- 修理サポート:販売終了から5年を境に順次打ち切り
- iOSサポート:販売終了から3,4年を境に順次打ち切り
iPhone 14はまだ販売が終了していないため、サポート面を考えても向こう数年以上は使い続けられる機種と言えます。
iPhone 14でよくある故障の事例は?

iPhone 14には次のような故障がよく発生します。
背面ガラス割れ
iPhone 14には背面にガラスパネルが採用されているため、落下によって割れてしまうことがあります。背面ガラス割れはワイヤレス充電やNFC(タッチ決済)などの機能に影響が出ることが多いですが、たとえ使用感に大きな影響がなくても放置はNGです。
背面ガラスは気密性に大きく関わる部品なので、ヒビが入っているだけでも耐水性が非常に下がってしまいます。本来なら防げていた僅かな水分でも水濡れ故障を起こしてしまうリスクがあるため、背面の修理で済むうちに修理に出しましょう。
液晶漏れ
前面ディスプレイの破損もiPhoneで最もよくある故障のひとつです。
iPhoneのディスプレイの故障は段階によって以下の2つに分かれます。
- ガラス割れ:ディスプレイ表面のガラス部分のみ損傷している
- 液晶漏れ(割れ):ディスプレイ内部の層にまで損傷が及んでいる状態
iPhoneのディスプレイは複数の層で構成されており、内部の発光や発色に関係のある層が壊れると、画面の表示やタッチ操作に大きな支障が出ます。
稀な例ですが、圧力によって表面のガラスには損傷がなくても、内部の層だけ破損してしまうこともあります。
充電コネクタの破損
充電コネクタも電子部品が剥き出しになっているため、故障しやすい箇所のひとつです。
充電コネクタが故障するケースとしては次のようなものが挙げられます。
- 落下の衝撃でコネクタが破損した
- コネクタ内部に水が侵入した
- コネクタ内部にホコリやゴミが溜まってしまった
- 間違ったケーブルを挿してコネクタ内部が破損した
- ケーブルの端子がコネクタ内部で折れてしまった
など
中にはコネクタ内部のクリーニングだけで修理が完了するケースもありますが、ほとんどの場合はコネクタ部品をまるごと交換する必要があります。
iPhone 14はどこで修理できる?

iPhone 14を修理できる場所は以下の3つに分けることができます。
正規店(AppleStoreや正規サービスプロバイダ)
Apple Storeや正規サービスプロバイダにiPhoneを持ち込むと、店頭で即日修理を開始してくれます。Apple StoreはApple直営のサポート拠点なので、修理サービス以外のサポートの質も最高峰です。一方で正規サービスプロバイダとは、Appleから委託を受けた「公式の外部修理店」のことで、Apple公式の修理サービスを受けることができます。
▼主なApple正規サービスプロバイダ |
---|
・ビックカメラ(一部店舗) ・カメラのキタムラ(一部店舗) ・クイックガレージ |
いずれの店頭でもApple公式の質の高い修理サービスを受けられますが、あくまで外部の委託修理業者です。修理サービス以外の総合的なサポート力は望まない方がよいでしょう。
また正規店の難点としては「合わせて全国に計100店ほどしかないこと」が挙げられます。Apple公式サイトから検索することができますが、限られた都市部以外からはアクセスが難しいと言えるでしょう。
キャリアのスマホショップ
大手キャリアであればショップ店頭でiPhoneの公式修理を受け付けてくれます。ただし、店頭ですぐに修理してくれる店舗は、各キャリアとも数店ずつしかありません。
- docomo
- └2店(丸の内、栄)
- au
- └7店(仙台、新宿、渋谷、横浜、栄、梅田、天神)
- SoftBank
- └5店(仙台、銀座、表参道、栄、梅田)
上記以外のキャリアショップにiPhoneを持ち込むと修理は受け付けてくれますが「1〜2週間の預かり修理」となることを覚えておきましょう。しかしキャリアの修理は「修理間の代替機」を借りられることが多いです。代替機の在庫は店舗によって異なるので、事前確認の電話を入れた上で訪店することをオススメします。
非正規の修理店
非正規の修理店でもiPhone 14を修理することができます。非正規店はほとんどの修理が「即日1時間以内」で完了するスピーディさが強みです。かつ全国に非常に多くの店舗があるため、誰でも当日予約や飛び込みで利用しやすくなっています。
ただし一部のAppleから認可を受けた店以外の非正規店では、Apple純正の部品は使えないため、いわゆる互換品での修理となります。それだけに修理費も格安となりますが、互換品でも基本的な動作や性能には全く問題がありません。しかし、中には「Face ID」など交換部品によっては使えなくなる機能があることも覚えておきましょう。
iPhone 14の修理料金相場

iPhone 14を修理する際の相場について解説します。
正規店でiPhone 14を修理する料金相場
▼Apple正規店でiPhone 14を修理する際の料金相場(税込)
保証あり | 保証なし | |
---|---|---|
背面ガラス交換 | 3,700円 | 25,900円 |
ディスプレイ交換 | 3,700円 | 42,800円 |
充電コネクタ修理 | 12,900円 ※ | 87,800円 ※ |
正規店の修理費におけるポイントは次の2点です。
正規店の修理費におけるポイント
- 「本体交換」で対応される故障が多い
- 「保証の有無」で修理費が大きく変わる
Apple正規の修理は修理メニューが少ないため、本体まるごと交換となるケースが多いです。当然、費用に関しても本体交換費用がかかってくるため注意しましょう。
正規修理においては「保証の有無」が極めて重要です。保証が使えれば最もお得な修理・本体交換の方法となりますが、保証なしの場合は数万円以上の修理費がかかってきます。
キャリアのスマホショップでiPhone 14を修理する料金相場
▼キャリアショップでiPhone 14を修理する際の料金相場(税込)
保証あり | 保証なし | |
---|---|---|
背面ガラス交換 | 0〜3,700円 | 25,900円 |
ディスプレイ交換 | 0〜3,700円 | 42,800円 |
充電コネクタ修理 | 0〜12,900円 ※ | 87,800円 ※ |
キャリアショップで受け付けているiPhone修理はApple公式のものなので、費用面に関してもApple正規修理と同様です。しかし、キャリアによっては「修理受付金」や「代替機の貸出料」などの料金が別途かかってくることもあり、総費用はケースによって様々です。
キャリア独自の保証に加入している場合は、「ポイントでの後日キャッシュバック」などの独自の割引を受けられることもあります。実際の費用感が気になる方は「保証が使えるか」の確認も含めて、事前にサポートに確認しておくことをおすすめします。
非正規の修理店でiPhone 14を修理する料金相場
▼非正規店でiPhone 14を修理する際の料金相場(税込)
背面ガラス交換 | 15,000〜22,000円 |
ディスプレイ交換 | ガラスの破損のみ:11,000〜22,000円 ディスプレイ内部も破損:14,000〜27,000円 |
充電コネクタ修理 | 14,000〜22,000円 |
非正規店ではAppleやキャリアの保証が使えませんが、保証なしの人にとってはお得な修理先になります。互換品を使って修理するため「正規店の保証なしの価格」と比べると、少なくとも1万円以上は安くなるケースが多いです。
非正規店は「故障箇所のみ修理できる」という強みもあります。特に正規店だと「本体交換」になってしまう場合は、その価格差は大きくなります。
iPhone 14はどこで修理するのがおすすめ?

iPhone 14の修理先選びは判断が難しいですが、以下の方には非正規店での修理をおすすめします。
▼非正規店の修理がおすすめな人 |
---|
・ 保証が使えないけど安く修理したい人 ・純正品にこだわりがない人 ・今日すぐに修理してほしい人 ・データを消さずに修理したい人 |
主な判断軸としては「保証が使えるか」と「純正品にこだわりがあるか」です。どちらかでもYESの方は正規店での修理がおすすめです。
逆にどちらもNOの場合は、非正規店を利用することで、修理費を少なくとも1万円以上抑えられます。かつ近隣でアクセスがよく、即日で修理してもらえる店舗も見つかりやすいです。
非正規店には「データが消えずに済む可能性が高い」というメリットもあります。Apple正規の修理はどんな修理でもデータが消える可能性が非常に高いため、事前に必ずバックアップを取っておく必要があります。その点、非正規店では極力データを消さないように修理するため「バックアップが取れておらず、いきなりiPhoneが操作不能になった」場合にも頼れる選択肢です。
iPhone 14の修理まとめ
この記事で解説したこと
- iPhone 14は性能的にもサポート的にも向こう数年は大切に使いたい機種
- iPhone 14の故障は別の故障に繋がる可能性があるため放置はNG
- 修理先は主に「保証の有無」と「純正品へのこだわりの有無」で選ぶ
iPhone 14は2025年の2月現在でもApple Storeで発売している歴とした現行機種のため、故障したら修理して大切に長く使ってください。特に物理的な故障は、時間の経過によって他の故障を招くこともあるため、長期間放置せずに早めに修理に出しましょう。
修理先選びは悩むところですが、自身の故障内容の費用感を把握できると、判断しやすくなります。まず「保証が使えるか」を確認し、その次にアクセスのよい修理店の費用感を確かめましょう。故障の原因や内容が分からない方は、簡易的な点検と見積りだけを無料で受けられる修理店もあるので、いちど店舗に持ち込んでみることもおすすめですよ。
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