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濡れていないiPhoneで「液体が検出」される理由は?対処法も紹介
iPhoneを充電しようとケーブルを挿したときに「Lightningコネクタで液体が検出されました」と表示されることがあります。
中には「iPhoneを濡らした覚えなんてないのに…」と困っている方もいるでしょう。
今回は、濡れていないiPhoneで「液体が検出」される理由とその対処法について解説します。
iPhoneが濡れてないのに「液体を検出」される場合がある
確かにiPhoneが濡れていないのに「液体が検出」されるケースはあります。もちろん本人の自覚がないだけで実は水濡れしているケースもありますが、水分以外が原因で「液体が検出」される場合もあるのです。
「緊急時につき無視」を選択するとどうなる?
液体が検出された旨のメッセージが表示されると、「閉じる」の他に「緊急時につき無視」という選択肢が表示されます。「緊急時につき無視」を選択すると充電が開始されますが、基本的にそのまま充電することはおすすめしません。
アラートのメッセージが出たということは、iPhoneは何らかの異常を検知したということです。
中には取るに足らない異常や誤作動のアラートである可能性も否定はできませんが、逆に言えば本当に故障につながる異常である可能性も否定できません。
無視して充電を続けていれば、故障してしまう可能性が十分にあるということです。
本当に今すぐ充電しなければならない「緊急時」でなければ、充電をあきらめて異常の解消を優先した方が無難と言えるでしょう。
濡れてないiPhoneで「液体を検出」される原因は?
では一体、濡れていないiPhoneで「液体が検出」される原因とは何なのでしょうか。
よくある原因ケースは、次のようなものが挙げられます。
- 純正ではない充電ケーブルを使用している
- 充電コネクタ内に異物が混入している
純正ではないケーブルを使用している
「Apple純正ではない充電ケーブル」とは、いわゆる非正規品や互換品と呼ばれるもので、世の中に非常に多く出回っています。
例えば100均やコンビニ、Amazonなどで比較的安価で手に入るLightningケーブルは、見た目は似ていてもAppleの純正品でないことも多いです。
Apple純正ではない充電ケーブルを使用していると、iPhoneが濡れていなくても「液体を検出」のメッセージが表示されることがあります。
iPhoneは想定された部品・アクセサリ・使い方で最高の体験をユーザーに提供できるよう設計されている、いわゆる「インテグラル型」の特色が強い製品です。
逆に言えば、想定されていないアクセサリや使い方に対する動作の保証はそこまで強くありません。そのため非純正のケーブルなどを使っていると、このような不具合が出ることがあるのです。
ただし、非純正のアクセサリにも「MFi」というAppleの認証を受けた製品が存在します。MFi認証はAppleが求める性能基準を満たしているという証なので、MFi認証のある充電ケーブルであれば、不具合が起こる可能性は低くなります。
もし充電ケーブルが原因で「液体が検出」の不具合が起きていた場合は、今後はApple純正かMFi認証の充電ケーブルを使うことをおすすめします。
充電コネクタ内に異物が入っている
充電(ドック)コネクタ内に異物が入っている場合、iPhoneが濡れていなくても「液体が検出」などのエラーが発生することがあります。
異物によっては、充電コネクタ内で微弱な漏電を発生させることもあり、それが液体として検出されるというわけです。
柔らかく、毛羽立たない乾いた布で、充電コネクタを優しく掃除してみると問題が解決する可能性があるでしょう。ただし綿棒や爪楊枝を突っ込んで掃除するのはおすすめしません。新たに糸くずや内部の端子を傷つける要因になりかねません。
充電コネクタの異物が疑われるときは、無理に自力で掃除せず修理店にクリーニングを依頼しましょう。
濡れていないのに「液体を検出」が表示された場合の対処法
では次に、濡れていないiPhoneで「液体が検出」された場合の対処法を紹介します。原因によっては自分でもエラーを解消できる可能性があるため、次の方法を試してみてください。
- iPhoneの電源を切る
- コネクタを乾燥させる
- 純正またはMFi認証を受けた充電ケーブルに変える
iPhoneの電源を切る
まずはiPhoneの電源を切って再起動してみましょう。再起動は一部の例外を除いて、大半のケースで試すべき解決法のひとつです。
コネクタを乾燥させる
自覚がなくコネクタが濡れている可能性も否定できないため、とりあえずコネクタを乾燥させるのも手です。
ただし早く乾燥させたいからといって、ドライヤーを当てたり、iPhoneを米袋の中に入れたりしてはいけません。さらなる故障につながってしまう可能性があります。
Apple公式HPにiPhoneの正しい乾燥方法が掲載されているので、こちらを参考にしてください。
純正またはMFi認証を受けたケーブルに変える
前述したように、充電ケーブルの互換性が問題でエラーが誤検知されている可能性があります。
非正規の充電ケーブルを使用している場合は、純正もしくはMFi認証の充電ケーブルを使用することで問題が解決する可能性もあるので、ぜひ試してみてください。
それでも液体を検出されるiPhoneは修理に出そう
上記に挙げた対処を行っても解決しない場合は、自分で解決するのは困難なため、iPhoneを修理に出すことをおすすめします。考えられる故障としては、次のようなものが挙げられます。
- 充電コネクタの故障
- ソフトウェアの故障
- 基板の故障
- バッテリーの故障
液体検出を無視してiPhoneの充電を続けることもできます。しかし、その後重大な故障につながる可能性は十分に考えられます。
いちど検査だけでもプロにお願いしておくと安心してiPhoneを長く使い続けられるでしょう。
濡れていないiPhoneの液体検出のまとめ
iPhoneが濡れていないのに「液体が検出されました」という警告が表示される故障があります。よくある主な原因は次の2つです。
- 純正ではない充電ケーブルを使用している
- 充電コネクタ内に異物が混入している
次の箇所の故障が考えられるため、まずは検査がてら、プロに修理の相談をしましょう。
- 充電コネクタの故障
- ソフトウェアの故障
- 基板の故障
- バッテリーの故障
水濡れさせた覚えがなくても、放置するとiPhoneが完全に使えなくなるような重大な故障につながりかねません。早めに修理に行って安心してiPhoneを使える状態にしましょう。
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