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iPhoneの画面割れを放置するのはNG!危険性や修理費用を解説
精密機器であるiPhoneには様々な故障がつきものですが、特に身近な故障のひとつが「画面割れ」です。スマホが手に持って扱う機器である以上、どうしても落としてしまうリスクは避けられません。
画面が割れてしまったときに考えるのが「修理すべきかどうか」です。ワランティ少額保健が2022年に行った調査によると、なんと回答者の66.7%が、スマホの画面が割れたときの対処法として「我慢してそのまま使う」と回答しました。皆さんの周りにも画面がバキバキのまま、iPhoneを使用しつづけている人がいるかと思います。
しかし、実は画面割れを放置し続けるのには危険なリスクが潜んでいます。
今回は、iPhoneの画面割れについて、その危険性と対処法について解説します。
iPhoneの画面割れの修理って何をするの?
iPhoneの画面割れの修理には、画面の交換をします。 多少ヒビが入った程度の画面割れでも、バキバキに画面が割れて閲覧や操作が困難な画面割れでも、修理方法は同じです。
iPhoneにひび割れが!すぐにできる応急処置方法
まず初めに画面が割れてしまった際にすぐできる応急処置を紹介します。
後述しますが、iPhoneの画面がひび割れた状態で放置すると、さまざまなリスクがあります。そのため、画面が割れてしまったらいち早く応急処置をすることをおすすめします。
その応急処置とは「セロハンテープで割れている箇所を止めること」です。非常にシンプルな方法ですが、これによりリスクを少しは軽減できるのです。より丁寧な方法としては、画面保護用のフィルムを新しく貼るという方法もあり、こちらの方が見栄えもよいです。
しかし、画面割れは応急処置が終わったらすぐに修理すべき故障ですから、わざわざフィルムを買わなくてもよいとも考えられます。そのため最低限の応急処置として、セロハンテープでの補強を行うことをおすすめします。
iPhoneの画面割れを放置しているとどうなる?
では、iPhoneの画面割れを放置していると一体どうなってしまうのでしょうか。考えられる主なリスクとしては次の4つがあります。
iPhoneの画面割れを放置することのリスク |
---|
1. 割れた画面で怪我をしてしまう 2. 些細な水分でも水没してしまう 3. 基盤にほこりやゴミが入って故障してしまう 4. 画面が勝手に動くタッチ暴走になってしまう場合もある |
割れた画面で怪我をしてしまう
割れた画面はガラス製なので、破片で指や手を怪我してしまう可能性があります。
iPhoneの画面のガラスはフィルムで接着してあるので、落としてすぐはガラスがくっついていることが多いです。
しかし時間が経つにつれ粘着が弱まると、ガラスの破片がフィルムから剥がれてきます。ガラス片が剥がれて浮いてくると、思いがけず怪我をしてしまうリスクがあるというわけです。
小さいガラスだからといって、甘くみてはいけません。画面のガラス片が剥がれ落ちると次のようなリスクが考えられます。
- 操作中に指や手のひらを怪我してしまう
- 小さいガラス片が目や口に入ってしまう
- 床に落ちたガラス片を足で踏んでしまう
- 家族やペットが同様のケガをしてしまう
窓やグラスカップが割れてしまった時に、割れたまま破片を放置する人はいないですよね。小さかろうとガラス片はガラス片ですから、iPhoneの画面も放置せず、修理すべきというわけです。
些細な水分でも水没してしまう
画面が割れていると水分による故障のリスクが格段にあがります。
iPhone7の以降の機種は十分な防水性能を備えていますが、それは本体が万全な状態のみに限ります。画面にひびが入っているということは、水分が入る隙間が生じているということですから、防水性能もあったものではありません。
場合によっては雨の水滴やお風呂の水蒸気でさえ基盤が故障してしまう可能性があります。
基盤など内部が故障した場合、さらに修理費がかさむことになりますから、そうなる前に画面だけ修理することをおすすめします。
基盤にほこりやゴミが入って故障してしまう
同様に、ひびが入っているとiPhoneが備えている防塵性能も大きく低下します。画面の隙間からホコリやチリが内部に入ってしまうと、故障の原因となるのです。
内部に入ったホコリやチリは、場合によっては発火・爆発の原因にもなりかねません。思いがけない事態に発展する前に、画面だけでも修理しておきましょう。
画面が勝手に動くタッチ暴走になってしまう場合もある
ケガや基盤の故障など重大な事態に陥らなくても、画面割れによって、タッチセンサーなど部分的に機能が故障してしまう可能性もあります。
スマホの画面はタッチセンサーと密接な関係があるため、割れどころが悪いとタッチセンサーに異常が発生してしまうリスクがあるのです。触っていないのに勝手に動き出して暴走してしまうなんてこともあります。
また、こうした異常は落としてからしばらく経過して発生することもしばしばです。操作の生命線であるタッチ操作が故障してしまうと、スマホをほとんど使えなくなってしまうので、画面割れは迅速に修理するようにしましょう。
iPhoneの画面を自分で修理するのはあり?
iPhoneの画面が割れてしまった人の中には「修理に出すのは高いから自分で直すのはどうかな…」と考える方もいるでしょう。結論を言うと、自分で修理してもダメではありませんが、おすすめはしません。 iPhoneのセルフ修理には次のようなリスクがあります。
- そのスマホはAppleCare+や通信キャリアなどの保証が適用対象外になる
- 画面の見え方や反応などが劣化する恐れがある
- データが紛失する恐れがある
- そもそもに画面修理に失敗する恐れがある
- 電波法に抵触する恐れがある
iPhoneは精巧に作られた非常にデリケートな機器です。知識や技術に少しでも不安がある場合は、自分での修理をおすすめすることはできません。
また厳密には、認可を受けた業者以外が工事したスマホを使用すると、電波法違反となる可能性があります。 よほどの事情でもない限り、専門の業者に修理を依頼するのが無難と言えるでしょう。
iPhoneの画面割れは早めに修理に出そう
iPhoneの画面割れの修理は「画面交換」しかありません。 実際にそんなiPhoneの画面割れ修理を専門業者に出した場合に必要な費用と日数について解説します。修理を依頼する業者は大別すると2つに分かれます。
- Apple正規の修理サービスに依頼する
- 街の修理屋に依頼する
Appleの正規修理サービスは、どこでも均一のクオリティの修理サービスを受けることができます。一方、街の修理屋とは、Appleとは関係のない事業者が行っている修理サービスで、いわゆる「非正規店」です。全国展開している大手から地域密着型の小規模事業者まで様々な事業者が存在します。
それぞれの詳しい説明は割愛しますが、以下にメリットとデメリットを簡単にまとめます。メリット | デメリット | |
---|---|---|
Appleの正規修理サービス | ・Apple純正の部品で修理してもらえる ・Appleが定めた手順で修理してもらえる ・Apple Care+の保証が継続できる |
・費用が高額なケースが多い ・店舗数がそこまで多くないからすぐ修理に出せない |
街の修理屋 | ・費用が安く済む場合が多い ・受け取りまでの期間も短く済む場合が多い ・全国に数多く存在している |
・修理のクオリティは事業者次第 ・Apple Careの保証が外れてしまう |
Apple正規の修理サービスのメリットは、安心して純正のサービスを受けられることです。デメリットとしては、街の修理屋と比較して費用が高額なケースが多いこと、店舗数が少ないことです。
ただしAppleの公式保証である「Apple Care+」に加入していれば、街の修理屋よりも安価で修理が行えるケースが多くなります。
街の修理屋のメリットは、費用と店舗数の多さです。Apple Care+に加入していなければ、基本的には街の修理屋に依頼した方が費用は安く済みます。
デメリットとしては、修理のクオリティが修理屋によって依存することです。Apple公式のサービスとは異なり、修理技術や修理部品は事業者によって異なるため、修理のクオリティが不十分である可能性も考えられます。
iPhoneの画面割れ修理はどのくらいの費用がかかる?
では、Apple正規サービスと街の修理屋に画面割れの修理を依頼した際の費用について相場を紹介します。 ここでは特に修理が多いiPhoneSE、iPhone13の2機種の画面割れ修理費について紹介します。
iPhone SE | iPhone 13 | |
---|---|---|
Apple正規店(Apple Care+加入あり) | 3,700円 | 3,700円 |
Apple正規店(Apple Care+加入なし) | 19,400円 | 42,800円 |
街の修理屋 | 4,000〜8,000円 | 15,000〜30,000円 |
上記の料金はあくまで相場であり、実際の修理費用は破損度によって異なります。
Apple Care+に加入していれば、画面の交換費用は3,700円と非常に安価で行えます。加入していなければ、基本的には街の修理屋に依頼した方が、安く修理してもらえるでしょう。
また、画面の交換以外にも修理箇所が発生すると、修理費はより高くなります。自分のiPhoneの修理費用が気になる方は、まずはお近くの店舗で見積もりすることをおすすめします。
iPhoneの画面割れ修理にかかる日数は?
次に、iPhoneの画面割れ修理品が手元に戻ってくるまでの日数についてまとめます。 費用とは異なり、機種やApple Care+の有無によって日数が変動することはありません。
Apple正規店への持ち込み (Apple Store、Apple正規サービスプロバイダ) |
即日 |
Appleリペアセンター キャリアの修理拠点への配送 |
4〜6営業日ほど |
街の修理屋への持ち込み | 即日 |
- Apple Store(全国に10店舗)
- Apple正規サービスプロバイダ(全国に100店舗ほど)
Appleリペアセンターは、配送で修理を受け付けているAppleの修理拠点です。配送が必要なため、修理品が帰ってくるまで4〜6営業日ほどかかります。docomoやau、SoftBankといった大手携帯キャリアの修理センターも同様です。
基本的には、近くに持ち込む店舗がない場合に利用する選択肢と言えるでしょう。
画面の交換のみであれば、Apple正規店と街の修理屋で必要な日数は変わりません。しかし、もし画面以外にも修理箇所が発生した場合は、Apple正規店の方が必要日数が長くなる可能性があります。iPhoneの画面割れまとめ
iPhoneの画面割れは危険な状態であり、放置すると次のようなリスクがあります。
- 割れた画面で怪我をしてしまう
- 些細な水分でも水没してしまう
- 基盤にほこりやゴミが入って故障してしまう
- 画面が勝手に動くタッチ暴走になってしまう場合もある
そのため、画面割れの修理方法となる「画面交換」を直ちに行うことをおすすめします。
また、自分で画面を修理することは可能ではありますが、次のような懸念があるためおすすめできません。
- そのスマホはAppleCare+や通信キャリアなどの保証が適用対象外になる
- 画面の見え方や反応などが劣化する恐れがある
- データが紛失する恐れがある
- そもそもに画面修理に失敗する恐れがある
- 電波法に抵触する恐れがある
iPhoneを落としてしまい画面が少しでも割れてしまった場合は、我慢して使い続けずに早めに修理に出すようにしましょう。
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