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iPhoneの充電口(コネクタ)が故障する原因は?対処法も解説
iPhone
はじめに
iPhoneが突然充電できなくなった場合、充電口に何かしら物理的なトラブルが起こっている可能性が高いです。
今回はそんなiPhoneの充電口のトラブルについて、多くのiPhone修理対応をしているジェンダススタッフが解説します。
この記事でわかること
- 充電口が故障して起こるトラブル
- 自分でできる対処方法
- 自分では対処できなかった場合にできること
iPhoneの充電口とは?コネクタとは違う?
- 「充電口」
- 「ポート」
- 「コネクタ」
- 「接続端子」
iPhoneの充電ケーブルを刺す部分は様々な呼び方があります。
充電する時は「充電口」「ポート」、外付けのアクセサリ類を接続する時は「コネクタ」「接続端子」といったように使い分けることはありますが、意味するパーツは全く同じです。
iPhoneの充電口の種類
iPhoneはモデルシリーズによって充電口の種類が異なり、現在では3つの種類が存在します。
ドックコネクタ
ドック(Dock)コネクタはiPhone4sまで使われていた、横幅の広いコネクタです。
ケーブル側は「30ピン-USBケーブル」という名称です。
2011年発売のiPhone4s以前のコネクタなので、現在では見ることはないでしょう。
ライトニングコネクタ
ライトニング(Lightning)コネクタは、iPhone 14シリーズまで採用されていたコネクタの規格です。
ケーブル側は金色の端子部分が露呈しているので汚れに弱かったのですが、
- 接続がしやすい
- データ転送速度が速い
といった特徴がありました。
電子機器への接続を2024年末までにUSB Type-Cに切り替えることがEUの法案によって義務付けられたことで、2023年発売のiPhone 15以降ではライトニングコネクタは採用されなくなりました。
USB-Cコネクタ
2023年発売のiPhone 15ではUSBのType-Cが充電口に採用されています。
ライトニングコネクタは廃止になるので、今後発売するiPhoneを含むApple機器はUSB-Cコネクタが採用されます。
これまでのコネクタはiPhone専用だったため、ケーブル側に故障があった場合、買い替えは探すのに手間取るといったことがあったかと思います。
しかし、iPhone 15以降に採用されるUSB-Cコネクタは、Windows PC、Macなど様々な電子機器に採用されている規格なので、替えとなるケーブルはすぐに手に入ります。
またLightningケーブルとは違い、USB-Cケーブルの端子部分は露出していないので耐久性も上がりました。
iPhoneの充電口(コネクタ)故障で起こるトラブル
iPhoneの充電口は小さな電子部品のため、使用しているうちに物理的に故障する場合があります。
- 充電ができない
- 別のデバイスとの接続が不安定になる
特によく起こるトラブルは上記のようなことでしょう。
充電ができない
iPhoneの充電口が故障すると、充電ができなくなります。
角度を付けてケーブルを差し込むと充電ができる、といった場合もありますが、時間経過とともに認識されなくなり、結局は充電がうまくいかないでしょう。
充電ができないとiPhone自体も機能しなくなるので、なるべく早く解決すべきトラブルです。
デバイスとの接続が不安定になる
iPhoneの充電口は、PCやMacといった別デバイスとの接続口としても使えます。
充電口が故障している場合、パソコン側で「デバイスとの接続が不安定です」と表示され、以下のことができなくなります。
- データをPCやMacに送る
- iPhoneのバックアップを取る
- リカバリーモードで復元する
特に、バックアップやリカバリーモードはもしもの時に行えた方が良いので、できるだけ早く充電口は修理しておきましょう。
iPhoneの充電口(コネクタ)が故障する原因と対処法は?
iPhoneの充電口が故障すると、充電できなくなったり外部デバイスとの接続がうまくいかなくなったりします。 充電口の故障はなるべく避けたいところですが、
- 充電口にホコリやゴミが入り汚れた
- 充電口に水分が入った
といったことが故障の原因として挙げられます。
それぞれについて解説します。
充電口が汚れている場合
iPhoneの充電口には蓋がありません。
そのため、小さなゴミやホコリが入ってしまう場合があります。
また、充電ケーブルの先端が汚れたままiPhoneに差し込んだ場合は、充電口に汚れが溜まっていきます。
iPhoneには充電口の汚れを検知する機能は搭載されていないので、自主的に掃除しましょう。
爪楊枝や歯間ブラシを差し込んで、充電口の壁面をなぞると、ゴミをこそぎ出せますよ。
充電口に水分が付着している場合
iPhoneの充電口に水分がついている、もしくは充電ケーブル側に水分がついていると、iPhoneの画面に「液体が検出されました」といった表示が出ます。
この表示が出ると充電ができなくなります。
充電口を乾燥させる手順 |
---|
・充電口に薄い布を押し入れて水分を吸収する ・風通しの良いところに置いて乾燥させる ・充電ケーブル側のコネクタもしっかり乾拭きする |
上記の手順で掃除して、充電口を乾いた状態にしましょう。
それでも充電ができない場合は充電口内が破損しているかも
ゴミ掃除も充電口の乾燥も十分に行ったのにiPhoneの充電ができない場合には、充電口自体が故障している可能性があります。
充電口が故障した場合は修理業者でしか直せません。
破損した充電口を自分で修理するのは危険
iPhoneの充電口の修理は、自分では行わないようにしましょう。
というのも、充電口は精密な電子機器で修理は難しく、下手に触るとiPhone本体の故障につながる可能性があるからです。
- 充電ケーブルを挿す
- 掃除する
上記以外で充電口を触るのはやめましょう。
iPhoneの充電口故障は修理屋に依頼しよう
iPhoneの充電口が故障した場合は、専門の業者に修理を依頼しましょう。
- Apple Storeなどの正規店
- 街にある非正規のiPhone専門の修理店
修理を受け持っている業者は大きく分けて上記の2つです。
それぞれの特徴や料金について解説します。
Apple Store (正規店)で充電口を修理した場合
iPhoneの修理を受け持っている業者の中には、Apple Storeや「正規サービスプロバイダ」といった、正規店と呼ばれる修理業者があります。
正規店で修理を依頼した時のメリットやデメリット、修理費用は以下の通りです。
メリット | ・AppleCare+が適用され、安く修理できる ・純正のパーツを使用した質の高い修理を受けられる ・正規店で修理したiPhoneは下取りサービスに出せる ・家から郵送で修理に出せる |
デメリット | ・Apple Storeは予約が必須 ・店舗数が少ない、地方にはほとんどない ・修理内容によっては時間がかかる ・「充電口のみの修理」というプランはない |
修理費用 | iPhone13を「その他の損傷」で修理を依頼した場合 AppleCare+あり:12,900円 AppleCare+なし:68,800円 |
修理時間の目安 | 即日〜10日程度 |
AppleCare+に加入していた場合には、正規店で依頼した方が費用が安く済みます。
また、後々iPhoneを買い換えようと思っているなら、現在のiPhoneを下取りに出すなら正規店で修理しましょう。
街の修理店(非正規店)で充電口を修理した場合
東京都内や地方の駅近くには、iPhoneの修理を専門に受け持っている店が見つかる場合もあります。
これらはAppleの認可を受けていない「非正規店」と呼ばれる修理業者で、メリットやデメリットなどは以下の通りです。
メリット | ・正規店よりも修理費用が安い ・修理時間が早く、当日中に修理を終えられる ・店舗数が多いので、家や職場の近くで見つかる |
デメリット | ・AppleCare+は適用されない ・最新機種の修理を受け持っている業者はほとんどない ・修理の技術力は店舗によって異なる |
修理費用 | iPhone13を「充電コネクタ修理」メニューで修理を依頼した場合 14,800円〜 |
修理時間の目安 | 15分〜即日 |
修理費用は提示されている値段に、
- 使用するパーツのグレードの料金
- 点検料
が上乗せされる場合があります。
詳しい値段は店舗に問い合わせてみましょう。
iPhoneの充電口修理のまとめ
今回はiPhoneの充電口の不具合や修理について解説しました!
充電口に不具合が起こると、
- 充電ができなくなる
- PCやMacとの接続ができず、バックアップが取れなくなる
といったことにつながります。
- 充電口に溜まったゴミを掃除する
- 充電口、充電ケーブルの水分を拭き取って乾かす
まずは上記のように掃除してみて、それでも直らなければ修理業者に診てもらいましょう。
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