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iPhone SEの背面ガラスは自分で修理できる?おすすめの修理場所も解説
iPhone
はじめに

iPhone SEは本体も価格もコンパクトで非常に人気のシリーズですね。ただし価格相応に性能が抑えられているため、他のナンバリング機種よりも耐久性が劣ります。落とし方によっては背面がバキバキに割れてしまうこともありますね。
しかし背面の修理は費用が高いことが多いため
- 「何とか自分で修理できないかな…」
と考えている方もいるでしょう。
そこで今回は「iPhone SEの背面ガラスを自分で修理できるか」について解説します。
iPhone SEの背面ガラスは割れたままでも大丈夫?

iPhoneの背面ガラスを自分で修理するか考える前に、「背面ガラスが割れたままでも使えるの?」と考える方が多くいます。
結論、iPhoneを長く使いたいなら背面ガラスを割れたままにしておくのはNGです。iPhoneの背面が割れている状態は以下のようなリスクがあります。
- 耐久性が低下しており内部に水が侵入しやすくなっている
- ガラスが剥がれ落ちて手や足を怪我する可能性がある
背面パネルは気密性に重要なパーツなので、ヒビが入っているだけでも耐水性能がほぼゼロになってしまいます。本来なら防げていた水気や水蒸気でも内部が水濡れして故障に繋がることもあるので、ガラスの修理で済むうちに修理するのがおすすめです。
またガラスは接着されているため割れてすぐにボロボロ落ちることはありませんが、接着力が弱まると徐々に剥がれ落ちてきます。気付かずにiPhoneごと握りしめて手を怪我したり、床に落ちたガラスを足で踏んだりする危険性があります。小さい子やペットがいるご家庭では特に注意しましょう。
iPhone SEの背面ガラスを自分で修理する方法

iPhone SEの背面ガラスを交換する方法はいくつかありますが、「部品を全て取り外して新しい背面パネルに詰め替える方法」が一般的です。背面パネルはiPhoneのフレームに強固に吸着されているので、無理に外さずにフレームごと交換してしまう方法です。大まかに流れをまとめると以下となります。
背面ガラスを交換する方法 |
---|
1.iPhoneを温めてディスプレイパネルを開けて取り外す 2.バッテリー、センサー、ケーブルなどを全部品取り外す 3.新しいフレームと背面パネルに各種部品を移植する 4.ディスプレイパネルを取り付ける |
全部品を外して移植するため非常に手間がかかります。かつ「背面パネルとフレームの一体部品」を用意する必要があるため、一定のコストもかかるのが現実です。
フレームから背面ガラスを剥がして、新しい背面パネルに付け替える方法もありますが、
- ガラス片が細かく落ちて部品に紛れやすい
- フレームの歪みなどで新しい背面パネルが浮くことがある
- 背面パネルを手作業で吸着させるため耐水性がほぼ皆無
などのリスクがあります。また、iPhoneを開けずに背面だけ交換することも無理ではありませんが、iPhone内部にガラス片が残る危険性を考えるともってのほかです。
iPhoneSEの背面ガラス修理を自分でするのはリスク大!

上記で紹介した方法を見て察した方もいるかと思いますが、背面ガラスの修理は非常に面倒で難易度の高い修理です。リスクを回避して修理するためには全ての部品を外す必要があり、大量の部品をなくさずに適切に管理することが求められます。
また背面ガラスを剥がす場合は、iPhone内部にガラス片が残存する可能性を最大限回避しなければなりません。内部にガラス片が残ると
- 基板が傷ついて動作不能に陥る
- バッテリーが損傷して発火や爆発の原因になる
など重大な事態に繋がることもあります。セルフ修理はかかる手間とコスト、リスクを考えると全くおすすめできません。iPhone SEの背面ガラスを修理したい場合は「いかに安くプロに修理してもらうか」に思考を切り替えることをおすすめします。
iPhone SEの背面ガラスを修理できる場所は?
iPhone SEの背面ガラスを修理できる場所は、大きく分けて次の3つになります。
- Apple正規店
- キャリアショップ
- 非正規の修理店
iPhone SEの背面ガラスを修理できる場所:Apple正規店

Apple StoreやApple正規サービスプロバイダにiPhoneを持ち込むと、即日数時間でiPhoneを修理してくれます。公式のサービスなので安心感も強く、かつ純正品での修理なので背面のリンゴマークは消えません。
ただし、そもそもApple公式修理では「iPhone SEの背面のみ」の修理はできません。Apple公式では「背面のみ」の修理に対応してる機種が限られており、iPhone SEシリーズは含まれていないのです。そのためApple公式修理で背面ガラスを直す場合は、本体丸ごと交換することになります。
iPhone SEの背面ガラスを修理できる場所:キャリアの携帯ショップ

キャリアで購入したiPhoneは、各キャリアに修理を依頼することもできます。3大キャリアで受けられる修理はApple公式のものなので、安心感も抜群です。しかしApple公式と同様なので、iPhone SEの背面修理は不可能で「本体交換」となります。
またキャリアショップは店舗数こそ多いですが、店頭での即日修理に対応している店舗は各キャリア数店ずつしかありません。その他の店舗にiPhoneを持ち込むと、10日前後の郵送修理の取次になる点に注意しましょう。
iPhone SEの背面ガラスを修理できる場所:非正規の修理店

非正規店とはAppleとは関係なく、独自の工法で修理を行う街の修理店です。互換品での修理となり、背面のリンゴマークもなくなりますが、それだけに修理費を抑えやすいメリットがあります。店舗数も非常に多いため、全国各地で飛び込みで即日修理しやすいです。
また修理店は故障箇所のみを修理する形式なので、iPhone SEでも背面のみを修理可能です。ただし背面修理は手間や一定のリスクがあるため、対応している店舗は意外と限られています。
【場所別】iPhone SEの背面ガラス修理の値段の相場

最後に各業種ごとのiPhone SEの背面ガラス修理費用について解説します。
Apple正規店 | キャリアショップ | 非正規店 | |
---|---|---|---|
保証なし | iPhone SE 3:44,000円 iPhone SE 2:37,400円 |
iPhone SE 3:44,000円 iPhone SE 2:37,400円 |
iPhone SE 3:12,900円 iPhone SE 2:12,900円 |
保証あり | iPhone SE 3:12,900円 iPhone SE 2:12,900円 |
iPhone SE 3:0〜12,900円 iPhone SE 2:0〜12,900円 |
Appleやキャリアでは、iPhone SEシリーズは背面のみの修理はできないため、本体まるごと交換することになります。Apple Care+やキャリアの保証が適用できれば非常にお得ですが、保証なしの場合は4万円ほどの費用がかかります。
一方で非正規店の場合はAppleやキャリアの保証は使えませんが、iPhone SEシリーズも背面のみを修理することができます。費用は修理店によってバラツキがありますが、1〜2万円ほどのところが多いです。
iPhone SEの背面ガラス修理をするなら「街の修理店」がおすすめ!

iPhone SEの背面ガラスのセルフ修理を検討する方は「保証に入っていないけど修理費を安く済ませたい」という狙いがあるでしょう。そんな方には「非正規店での修理」がおすすめです。Apple正規やキャリアで修理する場合と比べると「2〜3万円ほど」安く修理できます。
また非正規店には以下の魅力があります。
メリット
- 店舗数が多くアクセスの良い店舗を見つけやすい
- 修理対応が早く即日で修理しやすい
- 極力データを消さずに修理してくれる
郵送修理には1〜2週間ほどの期間を要するため、店頭ですぐに修理してくれるメリットは絶大です。純正部品や背面のリンゴマークにこだわりが無い方は、ぜひお近くの非正規店を探してみてください。
iPhone SEの背面ガラス修理まとめ
この記事で解説したこと
- iPhone SEの背面ガラス修理作業は非常に手間がかかり難易度が高い
- 一定の手間やコストもかかる上に大きなリスクがあるためセルフ修理はやめておくべき
- セルフ修理を検討していた方には保証なしでも安く修理できる「非正規店」がおすすめ
iPhoneが壊れた際に修理費を少しでも安く抑えたいという気持ちは非常によく分かります。しかし準備や作業に一定の手間やコストがかかり、かつ大きなリスクを伴うので、あまりお得な選択肢とは言えません。
特に背面ガラスの修理は、数ある修理の中でも大変かつリスクも大きいため、よほど自信がなければやめておくべきです。ぜひ「いかに安く修理するか」に思考を切り替えて、修理店を探してみてください。
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