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iPhone6s Plusはどこで修理できる?修理の料金相場も解説
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はじめに

「iPhone 6s Plus」は2015年の9月に発売された機種で、同時発売されたiPhone 6sの大画面モデルです。当時はまだiPhoneが4インチ台だった中で「Plusモデル」は5.5インチと、当時としてはかなり大きめで、大画面のiPhoneが欲しかった人に人気の機種でした。今でも大事に使い続けている人もいるでしょうが、やはり古い機種なだけに「ちゃんと修理してもらえるか」は心配です。そこで今回は「iPhone 6s Plusの修理」について解説します。
iPhone 6s PlusとiPhone 6sの違いとは?

まずはiPhone 6s Plusの基本情報についておさらいします。同時に発売されたiPhone6sとは以下のような違いがあります。
▼iPhone 6s PlusとiPhone 6sの主な違い
iPhone 6s Plus | iPhone 6s | |
---|---|---|
サイズ(高さ×幅×厚さ) | 158.2×77.9×7.3mm | 138.3×67.1×7.1mm |
ディスプレイサイズ | 5.5inch | 4.7inch |
重さ | 192g | 143g |
バッテリー容量 | 2,750mAh | 1,715mAh |
背面カメラ | 電子式手ブレ補正 光学式手ブレ補正 |
電子式手ブレ補正のみ |
発売価格(64GB) | 121,880円(税込) | 108,680円(税込) |
サイズ面とそれに伴う重量、バッテリーの容量が主な違いです。特にバッテリーの容量は、基本的に本体サイズと比例するため、連続通話・待受時間いずれも6s Plusの方が1.5倍以上長くなっています。また、前作の6 Plusには初めて背面カメラの写真に光学式手ブレ補正が搭載されましたが、6s Plusでは動画の撮影にも光学式手ブレ補正機能が適用されるようになりました。
iPhone 6s Plusは修理するのはおすすめ?

結論から言うとiPhone 6s Plusを修理してまで使い続けることは、おすすめできません。理由としては主に以下の2点が挙げられます。
iPhone 6s Plusの修理がおすすめできない理由:OSが更新できない
iPhone 6s Plusは「OS」が更新できない点が致命的です。iPhoneは販売終了から3、4年程度で新しいiOSへの更新が打ち切られるようになっています。iPhone 6s Plusは2018年9月にApple Storeでの販売が終了したため、2022年のiOS16以降へは更新できません。
iOSが更新できなくなると、いずれ色々なアプリが使えなくなっていきます。例えばiOS15はまだLINEを使うことができますが、「動作推奨環境」からはすでに外れています。You Tubeはまだギリギリ動作推奨環境内ですが、こうしたアプリは常に新しいバージョンが開発されています。時間の経過によってiPhone 6s Plusで使えないアプリが徐々に増えていくことでしょう。
またiOSが更新できない懸念点のひとつに「セキュリティ」があります。iOSはセキュリティも司っているため、iOSが更新できなくなるとその分セキュリティが”置いてけぼり”になるのです。ウイルスなどのインターネットのセキュリティリスクは日々凄まじいスピードで進化するため、セキュリティ対策もそれに負けずに進歩する必要があります。
iOS15は2024年現在もセキュリティ観点のアップデートだけ数ヶ月に一度配信されていますが、このサポートがいつまで継続するかは不明です。同様のサポートが継続していたiOS12も2023年1月のセキュリティアップデートを最後に更新が途切れているため、iOS15もいずれサポートが途切れる可能性は大いにあるでしょう。
iPhone 6s Plusの修理がおすすめできない理由:Apple公式のサポートが切れている
iPhone 6s Plusは既にAppleの「修理サポート」の対象外となっています。Appleは販売終了から一定期間経った商品を、以下のように順次サポートから対象外とするシステムを採用しています。
- ビンテージ製品(販売終了から5〜7年):部品在庫がある場合は修理の受け付け可能
- オブソリート製品(販売終了から7年〜):修理の受け付け不可
iPhone 6s PlusはApple Storeで販売終了したのが2018年9月ですが、既に32GBモデルはオブソリート製品扱いです。他のGBモデルについては特にリスト入りしていませんが、公式の「iPhone修理サービス」では、修理の受け付けは「iPhone7から」となっています。32GBモデルだけでなく、他の6s Plusに関しても修理の受付が基本的に終了していると見てよいでしょう。
「メーカー公式の修理を受けられない=メーカーが想定した通りの動きが保証されない」です。数年は継続して使いたい方にとっては、このような不確実さもiPhone 6s Plusの重大な懸念点になるでしょう。
iPhone 6s Plusが修理できる場所とは?

iPhoneを修理する際、選択肢となる場所は複数あります。しかしiPhone 6s Plusの場合は、その中でも修理の可否があるため、しっかり把握しておきましょう。
正規の修理店:修理不可
前述の通り、iPhone 6s Plusは既に修理受付が終了しているため、Apple正規の修理方法では修理できません。Apple正規の修理には以下のような方法が含まれます。
- Apple Storeへの持ち込み
- Appleの配送修理
- Apple正規サービスプロバイダへの持ち込み
- 大手キャリアショップへの持ち込み
- 大手キャリアの配送修理
なおキャリアによっては、Appleとは関係のない独自の修理・交換サービスを提供しているところもあります。そういったところであれば、iPhone 6s plusを修理または交換できる可能性もありますが、基本的に「Apple公式では無理」と覚えておきましょう。
非正規の修理店:修理可能
一方でAppleとは関係のない、非正規の修理店であればiPhone 6s Plusの修理が可能です。非正規の修理店とは、独自の工法と交換部品で修理を行う、いわゆる「街の修理店」です。街の修理店で扱うパーツは、大半が純正ではない「互換品」のため、部品数が潤沢で古い機種でも修理することができます。
非正規の修理店でできるiPhone 6s Plusの修理一覧

非正規の修理店では以下のような、iPhone 6s Plusの修理に対応しています。
非正規の修理店での修理内容 |
---|
・画面割れ修理 ・バッテリー交換 ・ホームボタン交換 ・カメラ修理 ・スピーカー修理 ・充電コネクタ修理 など |
各種ボタンやセンサーなど内部の部品も、在庫さえあれば修理可能です。また基板修理などの高度な修理を除けば、大半は「即日数十分」で修理できます。そのため当日予約や飛び込みでも利用しやすいですが、修理メニューや部品の在庫状況は業者や店舗によっても異なります。気になる店舗がある場合は、訪店前に電話で簡単にでも確認しておくと安心でしょう。
iPhone 6s Plusの修理料金相場

非正規の修理店でiPhone 6s Plusを修理する際の費用相場を紹介します。
▼非正規の修理店でiPhone 6s Plusを修理する際の費用相場(税込)
画面交換 | 5,000〜7,000円 |
バッテリー交換 | 3,000〜6,000円 |
ホームボタン交換 | 5,000〜7,000円 |
一部の複雑な修理を除けば、iPhone 6s Plusのほとんどの修理は数千円で完結します。特に適用できるAppleやキャリアの保証がなければ、Apple公式の修理方法よりも安く修理できるのが街の修理店です。
修理店によっては、純正品の取り揃えがあったり、綺麗で高性能なディスプレイを選べたりするところもあります。そういった部品は、だいたい上記価格の2倍程度をイメージしておくとよいでしょう。
iPhone 6s Plus修理まとめ
この記事で解説したこと
- iPhone 6s Plusは修理はおすすめしない
- iPhone 6s Plusを修理したい場合は「街の修理店」を利用しよう
iPhone 6s Plusは2015年に発売された古い機種です。デジタル機器、特にスマートデバイスの進化の速度は目覚ましいものがあるので「10年近く前の機種はあまり一般的な利用に適していない」のが現状です。
ただし性能的には全く使い物にならないわけではないため、修理して使い続けるのもナシではありません。iPhone 6s PlusはApple公式の方法では修理が不可能なので、お近くの街の修理店に相談してみてくださいね。
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