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iPhone11Proはどこで修理するのがおすすめ?FaceIDについても解説
iPhone
はじめに

iPhone11Proは2019年に発売された初の「Proモデル」です。iPhone史上初めてトリプルカメラが採用された機種でもあり、その独特なデザインが非常に話題になりましたね。
もちろんカメラ性能は非常に高く、2025年の現在でも並のスマホよりも断然キレイな写真を撮ることができます。
5G通信にこそ対応していませんが、その他のスペック的には今なお通用するので、今後も長く使い続けたい方も多いでしょう。
そこで今回は「iPhone11Proの故障と修理」について、まだできるのか、どこで修理できるのかなど詳しく解説します。
iPhone11Proでよく起きるスマホのトラブルとは?

iPhone11Proは次のような故障がよく起こります。
1.カメラレンズの破損
iPhone 11ではそれまでのモデルから、背面カメラ部分のデザインが大きく変わりました。
従来の縦型だった背面カメラ部分が正方形となり面積が大きくなったため、落下した際に割れやすくなったのです。
カメラ部分で割れる箇所は次の2つに分けることができます
- レンズカバー
- └レンズをカバーする正方形のガラスでカバーガラスなど色々な呼称がある
- レンズ
- └カメラのレンズ本体
レンズにはカバーするガラスがついているため、よほどの衝撃でなければレンズ本体までバキバキになることはありません。
ただしレンズカバーが割れただけでも、写真写りに影響があるケースが多いです。また影響がなくても、レンズカバーが割れている状態はレンズが非常に故障しやすいため、放置せずに修理に出すことをオススメします。
2.画面割れ・背面ガラス割れ
iPhone 11は当時「スマホで最も丈夫なガラスを搭載」とApple公式が謳うほどでしたが、ガラス割れを完全に防ぐことはできません。
前面、つまりディスプレイの画面割れは次の2段階に分けることができます。
- ガラスのみの損傷
- └視認性が悪くなる程度でたまにタップ操作に影響が出ることがある
- ディスプレイ内部の損傷
- └液晶漏れや液晶割れで全く見えない&操作できない部分がある
また背面パネルも落下でガラスが割れることがあります。背面もガラスのヒビだけであれば使用感に大きな影響はありませんが、前面・背面ともにガラスの損傷だけでも本体の耐水性能が大きく低下した状態です。
通常なら防げた水気でも、簡単に水濡れしてしまうリスクがあります。また剥がれ落ちたガラス片で怪我をするリスクもゼロではありません。
ガラスの損傷のみなら我慢してそのまま使い続けてしまう人もいますが、放置すると色々な危険性があるので、早めに修理に出すようにしましょう。
3.バッテリー劣化
iPhoneのバッテリーは通常の使用方法で2〜3年で寿命を迎えるように設計されていますが、バッテリーの劣化が進行すると次のような症状が出ることがあります。
- バッテリーの持ちが悪くなる(減る速度が大きくなる、急激に減るようになる)
- 電源が急に落ちるようになる
- バッテリーが膨張する
たいていは充電や電源に関して露骨な症状が出ることが多いです。ただし、そういった症状がなくても、iPhone本体が膨らむことがあります。
その場合はバッテリーが膨張して危険な状態なので、できるだけすぐに修理に出してください。
iPhone11Proの修理時に知っておきたいこと:Face IDは正規店でないと復活しない!

iPhone11Proを修理する前に「正規店で修理しないと使えなくなる機能があること」は覚えておきましょう。
iPhoneには純正の部品、もしくは正規の方法で交換修理を行わないと、使えなくなる機能が複数あるのです。
▼純正品または正規店修理でないと使えなくなる主な機能 |
---|
|
同様にiPhone11Pro以外に搭載されている「Touch ID」や「LiDAR スキャナ」といった機能も、正規店で交換しないと使えなくなります。
「この機能がないと絶対にないと困る」という方は、正規店で修理しましょう。
iPhone11Proのトラブルはプロに修理を任せるのがおすすめ!

iPhoneが故障した場合はプロに修理を依頼するのが一番です。
自分で修理すると、そもそも失敗するリスクが非常に高い他、上手くいっても「使えない機能がある」「厳密には法律違反」など様々なデメリットがあります。
以下に紹介する修理先から、自分にあった場所を選んでみてください。
iPhone11Proを修理できるプロ:Apple Storeなどの正規店
Apple正規店にiPhone11Proを持ち込むと、店頭で即時修理を開始してくれます。
修理内容や依頼時間にもよりますが、当日中に完了できるケースも多いです。ただしApple正規店は都市部にしかないため、気軽にアクセスできる人が限られています。
- アップルストア
- └全国に計10店舗
- 正規サービスプロバイダ
- └全国に約90店舗ほど
ちなみに正規サービスプロバイダとは、Appleから委託を受けた外部の公式修理業者のことです。主に「カメラのキタムラ」や「ビックカメラ」の一部店舗で展開されています。
Apple公式の修理が利用したくても、これらApple正規店が近隣にない場合は、Appleの配送修理や、契約しているキャリアの修理を利用する手段があります。
なおApple正規店は利用者が集中するため、基本的に事前予約が必須です。スケジュールに余裕をもって、Apple公式サイトもしくは電話で予約しておきましょう。
iPhone11Proを修理できるプロ:キャリアの携帯ショップ
契約しているキャリアによっては、iPhone11Proを修理することができます。
特に大手のキャリアのiPhone修理はApple公式のものです。近くにApple正規店がない場合も、キャリアショップでApple公式修理を受けれる可能性もあります。
ただし店頭で即時修理を行なってくれる店舗は、以下のように各キャリアともわずか数店ずつしかありません。
- docomo
- └2店(丸の内、栄)
- au
- └7店(仙台、新宿、渋谷、横浜、栄、梅田、天神)
- SoftBank
- └5店(仙台、銀座、表参道、栄、梅田)
上記以外の店舗にiPhoneを持ち込んでも「1〜2週間の預かり修理」になるため覚えておきましょう。ただし、大手キャリアでは「修理間の代替機」を貸してくれるケースも多いです。
代替機の在庫は店舗によって異なるので、予約も兼ねて訪店前に必ず電話で「代替機を借りたい旨」を伝えておきましょう。
iPhone11Proを修理できるプロ:非正規の修理店
非正規の修理店でもiPhone11Proを修理することはできます。非正規店とは、Appleとは関係のなく、独自の修理サービスを展開する修理業者のことです。
修理の質は業者によってバラつきがあり、部品も互換品での修理が多いですが、それだけ修理費を抑えられるメリットがあります。
また、たいていの修理は「即日数十分」で修理可能なので、急いで修理したい場合にもオススメです。店舗数も全国各地に非常に多くの数があるため、誰でも当日予約や飛び込みでも修理を依頼しやすいです。
ただし前述のとおり「Face ID(インカメラ)」など、非正規店で修理すると基本的には使えなくなる機能がある点には注意しましょう。
【場所別&故障修理別】iPhone11Proの修理料金相場は?

iPhone11Proを各修理先で修理した場合の費用相場について解説します。
実際の修理費は店頭で検査を行なって見積もりを受けて初めて判明します。「画面割れだけだと思ったらボボタンも壊れていた」など色々なケースがあるため、あくまで目安として参考にしてください。
Apple Storeなどの正規店
保証あり | 保証なし | |
---|---|---|
背面カメラ交換 | 12,900円 ※ | 87,800円 ※ |
ディスプレイ交換 | 3,700円 | 42,800円 |
背面パネル交換 | 12,900円 ※ | 87,800円 ※ |
バッテリー交換 | 0円 | 14,500円 |
※本体交換費用
Apple正規店の修理費で重要なポイントは以下の2点です。
- 修理メニューが少なく「本体交換」で対応されるケースが多い
- 保証の有無で修理費が大きく変わる
Apple正規の店舗は「ディスプレイ」や「バッテリー」などよくある故障箇所以外は「本体交換」となるケースが多いです。
「背面カメラ」と「背面パネル」はiPhone 12以降の機種では個別に修理可能となりましたが、iPhone11Proでは「本体交換」です。もちろん費用も本体交換費用がかかります。
またApple正規店においては「保証の有無」が極めて重要です。保証を適用できれば、修理でも本体交換でも非常にお得になります。
しかし保証が使えない場合は、数万円前後の費用がかかってしまいます。
キャリアの携帯ショップ
保証あり | 保証なし | |
---|---|---|
背面カメラ交換 | 0〜12,900円 ※ | 87,800円 ※ |
ディスプレイ交換 | 0〜3,700円 | 42,800円 |
背面パネル交換 | 0〜12,900円 ※ | 87,800円 ※ |
バッテリー交換 | 0円 | 14,500円 |
※本体交換費用
大手キャリアのiPhone修理はApple公式のものなので、費用体系もApple正規店と同様です。
ただし、キャリアの保証に加入している場合は、独自の割引内容が適用されることもあります。逆にキャリアによっては「修理受付金」や「代替機の貸出料」などの料金が別途かかることもあります。
またMVNOなどの一部キャリアでは、Appleとは関係のない修理サービスを展開しているところもあります。実際の修理はキャリアやケースによって様々なので、気になる方はまずお近くの店舗に問い合わせてみましょう。
非正規の修理店
背面カメラ交換 | カバーガラスのみ破損:7,000〜10,000円 カメラ本体:13,000〜20,000円 |
ディスプレイ交換 | ガラスのみ破損:7,000〜12,000円 ディスプレイ内部も破損:12,000〜18,000円 |
背面パネル交換 | 17,000〜25,000円 |
バッテリー交換 | 6,000〜9,000円 |
非正規店ではAppleやキャリアの保証は使えません。しかし保証なしの場合は、非正規店の方が修理費を抑えられるケースがほとんどです。
非正規店では「故障箇所のみ」の修理が可能なので、Apple正規店だと「本体交換」になるケースだと、特に修理費の差が大きくなります。
非正規店の費用体系は業者によって様々ですが、背面カメラは損傷箇所が「カバーのみ」か「レンズ本体」かで変わることがほとんどです。またディスプレイも損傷箇所が「ガラスのみ」か「ディスプレイ内部も破損」かで費用が変わることがあります。
さらに店舗によっては高品質な互換品や、中には純正品での修理を選べるところもあります。ただしそういったパーツは上記価格の2倍ほどの費用がかかるため、非正規店の費用面のメリットを感じづらくなります。
iPhone11Proの修理まとめ
この記事で解説したこと
- iPhone11Proには様々な故障が起こるが特に物理的な損傷は放置すべきではない
- Face IDなど一部機能は「Apple正規の修理」でないと使えなくなるため注意が必要
- iPhone11Proの修理先は自分の状況に合った選択肢を見極めることが重要
iPhone11Proは2019年に発売された機種です。5G通信には対応していないものの、高性能なカメラを初めとする他スペックは2025年現在でも十分に通用します。
大事に長く使いたい場合は、ささいな故障も放置せずにプロに修理を依頼しましょう。
修理店は主に「故障箇所」や「保証の有無」、「純正品へのこだわり」、「アクセス」などで判断してください。気になる修理先が見つかったら、簡単な費用の確認も含めてまずは一度問い合わせてみましょう。
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