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iPhone SE(第三世代)の損傷した背面ガラスはどこで修理する?価格の相場も解説
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はじめに

iPhone SEはコンパクトなサイズと、手頃な性能と価格のバランスが優れたシリーズですね。しかし、いくらiPhoneの中では安い方といっても、最新の第三世代の本体価格は2025年2月現在でも6万円を超えています。おいそれと買い換えることができる値段ではないので、故障したら修理して大切に使うことが重要ですね。
特に「背面ガラス割れ」はiPhone SE(第三世代)にもよく起きますが、注意が必要な故障です。
今回は「iPhone SE(第三世代)の背面ガラス割れとその修理」について解説します。
iPhone SE(第三世代)の背面ガラス割れは放置すると危険!

第三世代のiPhone SE(以下、iPhone SE3)の背面にはガラスパネルが採用されているため、落下などの衝撃で割れてしまうことがあります。
背面ガラス割れの影響がある機能
- NFC機能(タッチ決済など)
- ワイヤレス充電
たとえ使用感に影響がなくても放置してはいけません。iPhoneの背面ガラスは気密性に大きく関わっている部品なので、ヒビが入っているだけでも耐久性が非常に大きく低下してしまうのです。耐水性に関してはほぼゼロになるため、浴室の湿気などの水分でも故障してしまうことがあります。本体まるごと使えなくなってしまう前に、速やかに修理に出すようにしましょう。
iPhone SE(第三世代)の背面ガラス損傷を自分で直す方法

中には「ガラスの修理ぐらいなら自分でも出来るのでは..?」と考える方もいるかもしれませんが、全く推奨できません。インターネットで調べれば修理方法が分かるかもしれませんが、iPhoneのセルフ修理は簡単な作業でも他の故障に繋がるリスクがあります。
特に背面ガラスの修理は、バックパネルに詰められた精密な部品を全て外す必要があるため、非常に精密で根気のいる作業になります。僅かなガラス片でも内部に混入したら部品を傷つけて操作不能に、バッテリーに異常が出れば発火や爆発に繋がる危険性もあります。
セルフ修理にも専用工具や交換部品を用意する手間とコストがかかり、作業時間もかかるため、コスパ的にも優れているわけではありません。ほとんどの方にとってはプロに修理を依頼した方が賢明と言えるでしょう。
損傷したiPhone SE(第三世代)の背面ガラスを修理できる場所

iPhone SE3の背面ガラスを修理できる場所は、次の2箇所に大別されます。
Apple Store(正規サービスプロバイダ)
以下のApple正規店では、iPhoneの修理を行ってくれます。
- Apple Store:
- Apple直営のサービス拠点の大本営
- 正規サービスプロバイダ:
- Appleから委託を受けて公式修理を展開する外部の業者
- キャリアショップ:
- 大手キャリアはAppleの公式修理を受け付けている
これらの店頭にiPhoneを持ち込むと、iPhoneの即時修理を開始してくれます。もちろん公式修理なので質は高く、混雑状況にもよりますが修理は「即日1〜3時間ほど」で完了させてくれます。
一方で、以下のような注意点があります。
- 店頭での即時修理に対応している店舗は110店舗ほどしかない
- iPhone SE3は背面ガラス修理は「本体交換」となる
Apple正規店は店頭修理に対応している店舗数が少なく、Apple Storeは10店ほど、正規サービスプロバイダ90店ほど、大手キャリアショップ10店ほどしかありません。都市部以外では気軽にアクセスするのが難しいと言えるでしょう。
またApple正規修理は修理メニューが少ないのが特徴で、iPhone SE3は「背面のみ」の修理ができません。本体丸ごと交換となり、当然費用も本体交換費がかかるため注意しましょう。
背面ガラス修理を承っている非正規修理店
Appleとは関係のない非正規店でもiPhoneを修理することはできます。
ただし背面ガラスの修理に対応している店舗は多くはありません。それでも非正規店は全国各地に数えきれないほど存在しているため、アクセスできる店舗を見つけやすいでしょう。背面ガラスの修理は時間がかかる修理のため「3〜4時間」はかかりますが、夕方ごろまでの持ち込みであれば当日中に完了してもらえることも多いです。
また非正規店は「故障箇所のみ修理」する形式なので、背面ガラスのみを修理することが可能です。本体交換となるApple正規店と比べて、費用をグッと抑えることができます。
次のようなデメリットがあります
デメリット
- 背面パネルが互換品なので「リンゴマーク」が消える
- ワイヤレス充電やタッチ決済が使えなくなる可能性もある
- 本体の耐水性はあまり回復しない
非正規店は、一部Appleから認可を受けた業者を除くと純正品を使った修理ができず、互換品での修理となります。互換品にはもちろんAppleのロゴが入っていないため、互換品で背面パネルを修理するとリンゴマークがなくなってしまいます。
また、iPhoneは高性能な部品が精緻に組み合わさって成り立っている機械なので、互換品に交換すると使えなくなる機能が一部あります。背面パネルの場合は「ワイヤレス充電」や「タッチ決済」が使えなくなる可能性があるため注意しましょう。
非正規店でも出来るだけしっかりと圧着を行いますが、それでもやはり工場出荷時と比べると耐久性は下がったままです。特に耐水性能はあまり回復しないので過信は禁物です。
iPhone SE(第三世代)の背面ガラス修理料金相場

最後にiPhone SE3の背面ガラスを修理する際の料金面を比較します。
Apple Store(正規サービスプロバイダ)の修理料金相場
▼Apple正規店でiPhone SE3の背面ガラスを修理する場合の費用相場(税込)
保証あり(Apple Care+、キャリア保証) | 12,900円 ※ |
保証なし(定価) | 44,000円 ※ |
Apple正規の修理は背面ガラスの修理は「本体交換」となるため、ディスプレイの修理などと比べると修理費はかなり高めです。
Apple正規週判断軸は「保証の有無」で費用が非常に大きく変わります。保証を使えればかなり格安で修理・交換を行うことができます。キャリアの保証に加入していれば「ポイントでのキャッシュバック」など独自の割引を受けられることもあります。
ただし、保証に加入していない場合は修理費は割高です。特に本体交換となるケースでは数万円以上の料金がかかることを覚えておきましょう。
非正規修理店の修理料金相場
▼非正規店でiPhone SE3の背面ガラスを修理する場合の費用相場(税込)
非正規の修理費用 | 15,000〜20,000円 |
非正規店の場合はAppleやキャリアの保証を使うことは当然できません。ただし保証が使えない方にとっては、正規店よりもグッと値段を抑えられるケースが多いです。背面パネルの場合は半額以上も安く修理できる可能性が高いでしょう。
ただし、互換品ならではの「リンゴマークが消える」「一部機能が使えなくなる可能性がある」などの懸念点はあります。そういった点と価格面を天秤にかけて利用を検討してください。
iPhone SE(第三世代)の背面ガラス修理まとめ
この記事で解説したこと
- iPhone SE3の背面割れはヒビだけでも更なる故障に繋がりやすいので放置はNG
- 背面割れは「Apple正規店」と「非正規店」で修理が可能
└正規店は修理の質は安心だが保証なしだと割高。即日修理できる店舗も非常に少ない
└非正規店は店舗数は多く保証がなくても安価。互換品ならではのデメリットあり
iPhone SE3の背面割れは、本体の耐久性が大きく下がってしまっているため放置してはいけません。別の故障に繋がる前に修理に出すようにしてくださいね。
修理先を決める際には、まず「保証の有無の確認」と、お近くのアクセスのよい正規店と非正規店を両方調べてみることから始めることをおすすめします。
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