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ドックコネクタを自分で修理することはできる?故障例や準備物を解説

iPhone
ドックコネクタを自分で修理することはできる?故障例や準備物を解説0

はじめに

  • 「iPhoneの充電ができなくなった!」
  • 「古いiPhoneのドックコネクタが詰まってスムーズに充電ができない」

iPhoneのコネクタ、充電口の部分といえば現在はライトニング(Lightning)が一般的ですが、10年以上前のiPhoneは「ドックコネクタ」でしたよね!

そんな古いiPhoneのドックコネクタがついに壊れてしまった、といった場合に”手軽に自分で”修理をすることはできるのでしょうか?

すぐに充電してiPhoneを使いたく自分で修理をすることを考えている方に、今回はiPhoneのドックコネクタの自己修理について解説します。

iPhoneのドックコネクタとは?

ドックコネクタを自分で修理することはできる?故障例や準備物を解説02

そもそも、iPhoneの「ドックコネクタ(Dock)」は、iPhone4s以前のシリーズに採用されていた充電口のことです。 ドックコネクタは横幅がライトニングコネクタよりもずっと広く、構造から「30ピンコネクタ」とも呼ばれます。

iPhoneのコネクタの種類と採用されているシリーズについては以下の通りです。

ドックコネクタの種類 採用シリーズ
ドックコネクタ iPhone3g〜iPhone4s
ライトニングコネクタ
(Lightning)
iPhone5〜iPhone14
USB Type-Cコネクタ iPhone15以降

ドックコネクタが採用されているiPhoneは、2011年発売のiPhone4sまでのモデルです。

4sの次に発売されたiPhone5からiPhone14までのモデルでは、ライトニングという、ケーブル側の端子が剥き出しのコネクタが使われています。

iPhone15以降のシリーズでは、EUで採択された法案によりUSB-Cの規格が採用されるようになりました。

それぞれコネクタの形は全く異なるので、たとえばドックコネクタケーブルはiPhone14には使えません。

iPhoneのドックコネクタの故障例

ドックコネクタを自分で修理することはできる?故障例や準備物を解説03

10年以上前の機種のiPhoneに使われていたドックコネクタですが、どんな故障を起こすのでしょうか?

  • 正常に充電ができなくなる
  • ドックコネクタ部分が緩くなる
  • 「このアクセサリーは使用できません」と表示される

多くの場合、上記のような故障を起こします。

それぞれについて詳しく解説します。

正常に充電ができなくなる

iPhoneのドックコネクタの故障、1つ目は「正常に充電ができなくなる」です。

ドックコネクタは小さな部品を大量に使用しており、何度も抜き差しを繰り返すうちにパーツが摩耗を起こしケーブルとの接触が悪くなり、充電ができなくなります。

またパーツの摩耗だけでなく、ドックコネクタ自体が幅広構造なのでゴミやホコリ、水分が入り込むことで異常を起こすこともあります。

ドックコネクタ部分が緩い

iPhoneのドックコネクタの故障、2つ目は「ドックコネクタ部分が緩い」です。

ドックコネクタは固定するために、ケーブル側のコネクタの爪がiPhone側のコネクタに引っかかるような構造になっています。

この爪が引っかかる部分が、

  • 経年劣化により摩耗して引っかかりにくくなった
  • ゴミやホコリが詰まっていて、爪がうまく動かない

といった状態になった場合は、ドックコネクタが緩いと感じるでしょう。

ドックコネクタが緩いと、

  • 充電がうまくできない
  • 外部のデバイスとの接続がうまくできない

といったトラブルにつながります。

「このアクセサリーは使用できません」と表示される

iPhoneのドックコネクタの故障、3つ目は「アクセサリーの使用不可」です。

アクセサリーとは充電器を含む、ドックコネクタに使用して使う外部機器、まさに下記のようなものです。

  • ドックを別のコネクタに変換する機器
  • ドックコネクタ対応の外部スピーカー

ドックコネクタが故障していると、上記のようなアクセサリーが使えなくなります。

また、ケーブルでパソコンと接続した際に、iPhone側のドックコネクタに異常があるとパソコンがiPhoneを認識しません。

外部機器、パソコンいずれかの接続に失敗した場合は、iPhoneの画面に「このアクセサリーは使用できない可能性があります」といった表示が出て、アクセサリーとの連携が進みません。

iPhoneのドックコネクタは自分で修理できる?

ドックコネクタを自分で修理することはできる?故障例や準備物を解説04

壊れてしまうと不便ばかりが起こるドックコネクタですが、自分で修理はできるのでしょうか?

調べてみると、iPhone4s以前のモデルのドックコネクタを、自分で分解し修理や交換するといった動画は数多く見つかります。

また、Amazonなどの通販サイトで検索すると、ドックコネクタの交換用のパーツや交換に必要な道具も見つかります。

しかし、iPhoneの内部は脆く、少しのミスで完全に故障してしまう場合があります。

手順も複雑で細かいので、機械修理に慣れていないとパーツを無くしてしまうといった致命的なミスも起こしてしまうかもしれません。

また、iPhoneを修理するには画面を取り外す必要がありますが、プロの修理業者でも画面を割ってしまうほど難しい工程なので、やはり自分で修理するというのは止めた方が良いでしょう。

iPhoneのドックコネクタの修理は修理店に依頼しよう

ドックコネクタを自分で修理することはできる?故障例や準備物を解説05

ドックコネクタが採用されている古いiPhoneの修理は、Apple Storeといった正規店ではサポートが終了し、受け付けていません。

そのため、修理をする場合は街のiPhone修理専門店に持ち込む必要があります。

iPhone4sのドックコネクタの修理にかかる費用の相場、修理時間は以下の通りです。

修理費用相場 5,000円〜7,000円
修理時間の目安 最短15分〜当日中
※2024年4月時点の情報を掲載

故障の状態や修理に使うパーツのグレードによって値段や修理時間は変わりますが、おおむね上記の通りです。

ドックコネクタ自体が貴重なパーツとなっており、対応できる店舗が限られているようですので、持っていく前に一度問い合わせると良いでしょう。

自分でiPhoneのドックコネクタを修理する際のまとめ

今回はiPhoneのドックコネクタの修理について解説しました!

ドックコネクタは2011年発売のiPhone4sまでに採用されていた古い充電口なので、

  • 経年劣化がひどく充電ができない、緩くなる
  • 修理できる業者が限られる

といった問題が起こります。

ドックコネクタが採用されているiPhoneは今となっては希少な機種なので、大切に扱ってくださいね。

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