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iPhoneのタッチパネルが反応しないのは何が原因?詳しい対処法を紹介
iPhone
はじめに
- 「iPhoneの画面がいくら触っても反応しない…」
- 「急に画面操作が効かなくなった」
そういった、iPhoneの画面が反応しない時の対処方法を調査し、まとめました!
この記事では、
- 画面が反応しない時の原因とそれぞれの対処方法
- 対処しても反応しない場合にできること
といったことを紹介しています。
ぜひ最後まで読んでiPhoneを復旧させてくださいね!
【iPhone本体】画面が反応しない原因と対処法
iPhoneの画面に触れても反応がない、操作ができない時は様々な原因が考えられます。
- 画面に汚れや破損がある
- iPhone本体が変形してしまっている
- バッテリーが劣化している
- iPhoneが水没してしまっている
- iPhoneのソフトウェアに不具合が起きている
- iPhoneの設定に問題がある
それぞれの状態と対処方法について解説していきます。
画面に汚れや破損がある
iPhoneの画面に触れても反応がない原因の1つに、画面に汚れや破損があることが考えられます。
iPhoneの画面の構造は1枚板のように見えますが、以下のように3〜4層からできています。
- ガラス面
- タッチセンサー
- 液晶 / 有機EL
- バックライト(液晶ディスプレイのみ)
画面の一番上の層であるガラス面に汚れが溜まっている場合、センサーが指の接触を感知しにくくなってしまいます。
画面の汚れを柔らかい布で綺麗に拭き取りましょう。
ガラス面を綺麗にしても反応がない場合は、下層のタッチセンサーが破損している可能性があります。
画面が破損している場合の対処法
画面が汚れている場合には拭き取るだけで十分ですが、センサーが破損している場合は画面交換の修理が必要です。
この場合の修理はどうしても一個人ではできないことなので、iPhoneの修理業者に依頼しましょう。
iPhone本体が変形してしまっている
iPhone本体が変形してしまっていることから、タッチしても反応しないということも起こりえます。
- 画面中央を踏んでしまった
- ズボンの後ろポケットに入れたまま座ってしまった
- 高いところから落としてしまった
上記のようなことが原因でiPhone本体が変形した場合、タッチセンサーの根幹であるICチップが基板から浮いてしまい、画面に触れても反応しなくなります。
特に旧機種のiPhone6シリーズの本体は柔らかく、湾曲しやすい構造をしているので注意が必要です。
iPhoneが変形してしまった場合の対処法
iPhoneが変形してしまい画面が反応しなくなった場合は、やはり修理に出すしかありません。
本体を無理やり真っ直ぐに戻しても、
- タッチセンサーやICチップの位置は元通りにならない
- 画面が割れ液晶漏れにつながる可能性がある
といったことから自力で直すことは無理なので、修理に出す方が賢明です。
バッテリーが劣化している
バッテリーが劣化している場合にも、iPhoneのタッチパネルが反応しないことがあります。
バッテリーは長年使っていると膨張を起こし、タッチパネルを本体の内側から圧迫することから、反応が悪くなっているかもしれません。
また、バッテリーそのものの容量が減っていると、電力が足りないことで触っても反応しないといったことも起こりえます。
バッテリー劣化の確認と対処法
タッチパネルが反応しなくなるほどバッテリーが劣化している場合には、iPhoneが変形しているはずです。
本体を横から見て、湾曲していないか確認してみましょう。
まだ膨張はしておらず電力不足の疑いがある場合は、iPhoneのバッテリーが劣化しているかは以下の方法で確認しましょう。
【iPhoneのバッテリー劣化状況の確認方法】 |
---|
・「設定」アプリを開く ・「バッテリー」を選択する ・「バッテリーの状態と充電」を選択する |
画面の表示にあるバッテリーのパーセントで表示されている最大容量を確認してください。
80%以下の場合はバッテリーの交換時期ですので、修理業者に持ち込みバッテリーを交換しましょう。
iPhoneが水没してしまっている
iPhoneは「完全防水」ではないため、水が画面の中に侵入するとタッチパネルが反応しなくなってしまいます。
この場合は画面の交換が必要になります。
またiPhoneの内部、基板まで水が入る「水没」の状態になった場合もタッチパネルが反応しなくなります。
- 電源が入らなくなった
- 画面表示や音声がいつもと違う
- 動作不良を起こしている
- 普段よりも早く、何もしなくても発熱する
上記のような場合には、水没した可能性があります。
以下の手順にそって確認すると、水没しているかを断定できます。
【iPhoneの水没有無の確認方法】 |
---|
・電源を切り、iPhoneを十分に乾かす ・SIMカードを抜き取る ・SIMカードが入っていた箇所の「液体侵入インジケータ(LCI)」の色を確認 |
この時、LCIが赤くなっていた場合は水没したと断定できます。
iPhoneが水没した場合の対処法
iPhoneの画面の中に水が入っている場合には、画面の交換が必要です。
本体が水没の状態である場合は、基板が水で故障している場合が高いので、本体ごと交換になります。
もし水に落とした場合には、以下の手順でiPhoneを乾かせば、水没による故障を避けられる可能性があります。
- すぐに電源を落とす
- タオルで丁寧に拭く
- 十分乾くまで触れない
水を中から出そうとして振るのはNGです。
かえって中に水が入ってしまい故障になるので、絶対に振らないようにしましょう。
iPhoneのソフトウェアに不具合が起きている
iPhoneなどのスマートフォンやパソコンといった機械は「OS」というソフトで動作しています。
このOSはセキュリティ面や使いやすさ向上のために定期的なアップデートを行うのですが、「稀にアップデートした結果、動かなくなる」といったことも起こります。
逆に、「アップデートをしなかったから動かなくなった」といったこともあります。
iPhoneのソフトウェア不具合の対処法
OSが原因でiPhoneのタッチパネルが反応しなくなった場合、利用者ができることは待つほかありません。
通常、このようなイレギュラーはApple公式が修正アップデートを配布し、電源を入れた時に更新されるような対応をするはずです。
AppleのNewsroomなど公式からのお知らせが見れるサイト等で、アップデートに関する発表があるまで待ちましょう。
特に公式からの動きがなく自分でも解決できない場合、近所のApple StoreやApple正規サービスプロバイダに持ち込みましょう。
iPhoneの設定に問題がある
タッチパネルの反応が悪い時は、なんらかの原因でiPhoneのタッチ感度に関する設定に失敗している可能性もあります。
故障や水没などはしていないはずなのに、タッチしてからiPhone側が認識するまでに時間がかかっている場合には、設定に問題ないかを確認しましょう。
iPhoneのタッチ感度の設定方法
iPhoneのタッチ感度の設定は、以下の方法で確認できます。
【iPhoneのタッチ感度の設定方法】 |
---|
・「設定」アプリを開く ・「アクセシビリティ」を選択する ・「タッチ」を選択する |
この時、「タッチ調整」がオンになっている場合は細かな設定がされており、タッチの感度が鈍くなっている可能性があります。
タッチ調整をオフにして確認してみましょう。
【iPhone本体以外】画面が反応しない原因と対処法
画面が反応しない原因は、iPhoneの本体に問題がある場合だけではありません。
- 操作する手、指に問題がある
- 画面保護フィルムに問題がある
それぞれの原因と対処について解説します。
操作する手に問題がある
iPhoneの画面は常に非常に弱い静電気をまとっています。
その画面を指やタッチペンで触れ、静電気が吸い取られた部分をセンサーが読み取って動作する、というのが画面操作の仕組みです。
手袋をはめた状態で操作できないのは、この仕組みが要因です。
この時、手が乾燥していると静電気を指が吸い取れず、画面が反応しないということがあります。
手に問題がある場合の対処法
iPhoneの画面が反応しない原因が手の乾燥の場合は、十分に保湿してから操作するようにしましょう。
- ハンドクリームを塗る
- 化粧水などで保湿する
- 手を水で洗いタオルドライしてから触ってみる
上記のように手を保湿することで、iPhoneの画面が反応するようになるはずです。
保護フィルムに問題がある
iPhoneの画面に保護フィルムを貼っている場合には、そのフィルムが邪魔して反応しづらくなっている可能性があります。
たとえば、
- 画面とフィルムの間に気泡が入っている
- そもそもiPhone用のフィルムではない
といったことがあると、画面が反応しなくなる場合があるので気をつけましょう。
保護フィルムに問題がある場合の対処法
保護フィルムが原因でiPhoneの画面に触れても反応しない場合は、
- 保護フィルムと画面の間に気泡が入らないように貼り直す
- iPhone専用の保護フィルムに貼り替える
といった対応をしましょう。
自分で貼るのは苦手といった場合には、保護フィルムの販売店が代理で貼るサービスを提供している場合もありますので、相談してみましょう。
それでもiPhoneの画面が反応しない場合は?
色々と対処してみたものの、それでもiPhoneの画面が反応しない場合は、以下のことを試してみましょう。
- 強制的に再起動する
- 「リカバリーモード」でアップデートする
- iPhoneを初期化する
それぞれのやり方と注意点を詳しく解説します。
強制的に再起動をする
スマートフォンやパソコンなどOSで動作する機械は、定期的に電源を切る、再起動するといったことをしないと動作不良を起こすことがあります。
iPhoneも同様なので、操作しても動かない場合には強制的に再起動することで解決する場合があります。
強制再起動の手順 |
---|
・音量を上げるボタンを押して放す ・音量を下げるボタンを押して放す ・サイドボタンを押したままにする ・Appleロゴが表示されたサイドボタンを放す |
上記の手順で操作すると強制的に再起動がかかります。
リカバリーモードでアップデートをする
「リカバリーモード」とは、パソコンを使ってiPhoneを強制的に初期化するモードのことです。
OSに何か不具合が起こり、画面の操作ができなくなった場合に有効です。
【Macの場合】 |
---|
・MacとiPhoneを接続する ・MacでFinderを開く ・iPhoneの音量を上げるボタン、下げるボタンの順に押し、サイドボタンを押し続ける ・「コンピュータに接続」画面が表示されたらサイドボタンを離す ・Mac側で「アップデート」を選択する |
【Windowsのパソコンの場合】 |
---|
・iTunesをインストールする ・iPhoneをパソコンと接続する ・以降、Macの場合と同様の操作を行う |
iPhoneを初期化する
強制再起動でもリカバリーモードでの復旧も効果がなかった場合の最終手段として、iPhoneの初期化があります。
これはiPhone内部のデータをすべて削除し、工場から出荷した当時の状態に戻すという対応です。
写真などの内部のデータがすべて消えてしまうため、バックアップは必ず取っておきましょう。
通常の初期化方法は画面を操作するのですが、画面が反応しない場合には以下の手順で行います。
iPhoneを初期化する手順 |
---|
・不具合のあるiPhoneとは別の端末でiCloudにアクセスし、iPhoneを探す→初期化したいiPhoneを選び「iPhoneの消去」を選択する ・リカバリーモードで「復元」を選択する |
iPhoneの画面が動かない場合は修理店にお願いしよう
iPhoneの画面が本体の故障やバッテリーの劣化などが原因の場合は、修理店に依頼して修理した方が確実です。
修理を受け持っている業者はAppleの正規店と非正規の修理専門店に分かれ、値段や修理にかかる時間はそれぞれ異なります。
iPhone14の画面の修理を例に、費用相場と時間をまとめました。
修理業者 | 修理費用の相場 | 修理にかかる時間 |
---|---|---|
正規店 | AppleCare+あり:3,700円 AppleCare+なし:42,800円 |
即日〜1週間程度 |
非正規店 | 19,380円〜42,800円 | 30分〜 |
正規店で修理を依頼する場合、AppleCare+に加入しているかで値段が大きく変わります。
Apple Storeで修理を依頼する場合には、前日に予約が必要なので注意しましょう。
非正規店の場合、修理に使用するパーツが純正か非純正かといったことで値段が変わります。
また修理にかかる時間は混雑状況によって異なってきます。
iPhoneの画面が動かない時のまとめ
今回はiPhoneの画面が動かない時の原因や対処について解説しました。
【iPhone本体由来の原因】 |
---|
・画面の破損 ・本体の変形 ・バッテリーの劣化 ・水没 ・ソフトウェアの不具合 |
【すぐに実践できる解決方法】 |
---|
・画面が汚れている場合は、汚れを拭き取る ・タッチ感度に問題がないか設定を見てみる ・手が乾燥している場合には保湿する ・保護フィルムに気泡が入っている、iPhone用ではない場合は貼り替える ・再起動してみる ・バックアップを取って初期化してみる |
もしiPhone本体に問題がある場合には、修理業者に持ち込みましょう。
当日持ち込みでは対応できない場合もあるので、近所の修理業者は予約が必要かをチェックしておくと安心です!
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