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iPhone画面焼けの原因と直し方を機種別に解説!買取対象になる?
iPhone
はじめに
長い時間使っているiPhoneの画面に、うっすらと違う画像が表示され続けているといったことはありませんか?
それは「画面焼け」といって、長く使っているからこそ起こる故障のひとつです。
今回は画面焼けしたiPhoneに関して、
- 画面焼けが起こる原因
- ディスプレイの種類別対処方法
- 画面焼けが起きたiPhoneは買い取ってもらえるか
といったことを解説します!
ぜひ最後まで読んで、画面焼けに関する疑問を解決してくださいね。
iPhoneに起きる「画面焼け」とは?
そもそも「画面焼け」とは長時間同じものをディスプレイに写していたことが原因で、表示していた跡が画面についてしまうことを指します。
画面焼けした場合は、
- 別のものを写しているのに、うっすらと焼きついた画像が見える
- 画面の一部が変色する
といったことが起こります。
iPhoneの画面焼けも同様の原因、症状が起こりますが、iPhoneX以降のモデルに採用されている「有機EL」は特に画面焼けが起こりやすいです。
以下ではiPhoneXを境に、
- 【iPhone5〜iPhoneSE】で使用される液晶ディスプレイ
- 【iPhoneX〜iPhone13,14,15】で使用される有機ELディスプレイ
のそれぞれのiPhoneの画面焼けに関して解説します。
【iPhone5〜iPhoneSE】液晶ディスプレイのiPhoneの画面焼け
古いiPhoneのモデルには「液晶ディスプレイ」が採用されていました。
仕様表の「ディスプレイ」の欄に「LCDディスプレイ」と記載があるiPhoneには、液晶が採用されています。
2019年発売のiPhone11を最後に、液晶ではなく有機ELが使われるようになりました。
- iPhone5〜iPhoneSEシリーズ
- iPhoneXR
- iPhone11
上記のモデルは液晶ディスプレイです。
液晶ディスプレイは液晶の後ろからバックライトを照らすことで色を出す、という構造になっています。
発光しているので画面焼けは起こりますが、最新モデルの有機ELディスプレイよりは画面焼けしにくいという特徴があります。
しかし、モデルの発売が数年前のため使用時間も長く、経年劣化により画面焼けしやすい状態なので注意して扱いましょう。
【iPhoneX〜iPhone13,14,15】有機ELディスプレイのiPhoneの画面焼け
iPhoneX以降のモデルでは、有機ELディスプレイが採用されています。
仕様表の「ディスプレイ」の欄に「OLEDディスプレイ」と記載があれば、有機ELが使われています。
- iPhone X, XS, XS Max
- iPhone11 Pro, Pro Max
- iPhone12〜15シリーズ
以上のモデルではディスプレイに有機ELが使われています。
有機ELはバックライトが不要なため画面が薄くなりました。
しかし、自身が発光するという特徴から画面焼けが液晶よりも起こりやすくなっています。
iPhoneの画面焼けの原因
iPhoneの画面焼けが起こる主な原因は以下の二つです。
- 1. ディスプレイの経年劣化
- 2. 同じ画面の長時間の表示
それぞれについて詳しく解説します。
iPhoneが画面焼けする原因1:ディスプレイが経年劣化したから
iPhoneの画面焼けが起こる原因、1つ目は「ディスプレイが経年劣化したから」です。
液晶と有機ELの寿命は、
- 液晶は60,000時間(1日8時間つけっぱなしで約20年)
- 有機ELは30,000時間(1日8時間つけっぱなしで約10年)
と言われています。
日光など強い光の下で使うと劣化が早まるので、実際はもっと早く劣化します。
ディスプレイの経年劣化が起こると、
- 液晶や有機ELなどの光学材料が劣化し色味が変化する
- バックライトや有機ELの輝度が低下し暗くなる
といったことが起こり、画面が見づらくなってきます。
iPhoneの画面を交換する以外の方法では直らないので、色味や明るさがおかしいと感じたら修理業者に持ち込みましょう。
iPhoneが画面焼けする原因2:同じ画面を長時間表示させておいたから
iPhoneの画面焼けが起こる原因、2つ目は「同じ画面を長時間表示させておいたから」です。
液晶のバックライト、有機EL自身の発光など、強い光をガラス面に当て続けると色が焼きついてしまいます。
有機ELの場合は特に発光の仕組みから一部の色が出にくくなり、原因1つ目の経年劣化も同時に起こってしまいます。
iPhoneの画面焼けを放置しておくとどうなるの?
iPhoneの画面焼けは放置しておいても本体が故障することはありません。
また、画面焼けしたiPhoneでカメラを使った場合、表示される画像はおかしく見えるものの、画像そのものは問題ないです。
しかし、二重に表示されているように見えてしまうため、操作しにくく不快に思う場面が増えてくるでしょう。
また、放置していても画面焼けは直らず、より濃く焼けてしまう可能性があるため、早めに修理に出すことをおすすめします。
自分で直せる?シリーズ別iPhoneは画面焼けの直し方
ここからは、iPhoneの画面焼けの直し方について、
- 有機ELディスプレイのiPhone
- 液晶ディスプレイのiPhone
それぞれに分けて紹介します。
自分で直せる場合とそうでない場合がありますよ。
自分のiPhoneがどちらかが分からない場合は、この記事の始めの見出し「iPhoneに起きる「画面焼け」とは?」でモデル別にディスプレイの種類を紹介しているので、見直してくださいね!
有機ELディスプレイのiPhoneの画面焼けの直し方
有機ELディスプレイが使われているiPhoneの画面焼けは、自分では直せません。
というのも、有機ELの画面焼けは色と光を出す部分が劣化しており、画面自体を交換しないと直らないからです。
修理業者に持ち込んで、画面の交換を依頼しましょう。
液晶ディスプレイのiPhoneの画面焼けの直し方
液晶ディスプレイが使われているiPhoneの場合、自分で直せる場合があります。
以下のことを試して、それでも改善されない場合は修理に出しましょう。
- ディスプレイの明るさを下げる
- 白い画像を一定時間表示する
それぞれの直る理由とやり方を解説します。
ディスプレイの明るさを下げる設定をする
iPhoneの画面焼けが起こる理由として、ディスプレイの明るさ設定が強すぎることが挙げられます。
- 画面表示を切ると改善される程度の画面焼けの解消
- 画面焼けの予防
ディスプレイの明るさ設定を見直すことで、上記のような効果が期待できます。
ディスプレイの明るさを下げる設定方法
iPhoneのディスプレイの明るさ設定は、画面上部をタップしたまま下にスライドすると出てきます。
iPhoneのディスプレイの明るさを下げる方法 |
---|
・画面上部をタップしたまま下にスライド ・表示された画面の太陽のマークがあるスライドバーをタップしたまま下にスライド |
これで明るさを落とせます。
強い光は画面だけでなく目にも良くないので、日頃から適切な明るさにするよう調整しましょう。
白い画像を表示する
真っ白の画像を一定時間表示することで、iPhoneの画面焼けを解消させるという方法もあります。
これは画面に残った色を白で塗り替える、という方法なので、軽度の画面焼けに対して効果が見られます。
真っ白な画像を表示し続ける必要があるので、まずは画面のスリープ設定をオフにしましょう。
画面のスリープ設定をオフにする方法 |
---|
・iPhoneの「設定」アプリを開く ・「画面表示と明るさ」を選択する ・「自動ロック」を選択しオフにする |
白い画像の表示方法
スリープ設定をオフにしたら、真っ白な画像を用意しましょう。
真っ白な画像は以下の方法で用意できます。
- Googleで検索する
- 画像作成アプリで作成する
- YouTubeで「画面焼け 白い画像」と検索すると出てくる
特にYouTubeは動画の時間が決まっており、iPhoneの画面に白い画像を表示させて放置する時間を決めやすいのでおすすめです。
iPhoneの画面焼けの修理方法
自分でiPhoneの画面焼けの解消にチャレンジしたものの直らなかった場合や、有機ELなど自力では画面焼けが直せないモデルの場合には、修理に出すしかありません。
修理に出す方法として、以下の2つが挙げられます。
- Apple Storeなどの「正規店」に修理を依頼する
- 街にある修理専門業者など「非正規店」に修理を依頼する
正規店は「正規サービスプロバイダ」と呼び、Appleが認可した修理店のことを指します。
AppleCare+に入っている場合はどのモデルでも3,700円で修理できます。
非正規店はAppleの認可は下りていないものの、iPhoneの修理を専門的に受け持っている修理店のことを指します。
AppleCare+に入っていない場合には、非正規店の方が画面交換修理が安く早く済む場合があります。
また、正規店よりも店舗数が多いので自宅の近くで修理できる、というのも特徴です。
iPhoneの画面焼けの修理の値段はいくらかかるの?
iPhoneの画面焼け修理は、どれくらいかかるのでしょうか。
有機ELが使われている場合や、自力では直らないほど重度の液晶ディスプレイの画面焼けの場合は、画面の交換が必要です。
正規店、非正規店それぞれの画面焼けの修理費用は以下の通りです。
修理業者の種類 | 修理費用相場 |
---|---|
正規店 | AppleCare+あり:3,700円 AppleCare+なし:19,400円〜56,800円 |
非正規店 | 2,980円〜64,980円 |
正規店に画面交換修理を出す場合は、AppleCare+に加入しているかどうかで値段が変わります。
加入していない場合には、iPhoneのモデルで値段が変わるので気をつけましょう。
非正規店に画面交換修理を出す場合は、iPhoneのモデルで値段が変わります。
また使用するパーツが純正品かどうかでも値段は変わってきます。
非正規店に画面交換修理を出す際の注意点として、以下が挙げられます。
- 最新機種の修理は受け持っていない場合が多い
- パーツが不足している場合は対応に時間がかかる
2024年4月現在では、iPhone15シリーズの修理を受け持っている非正規の修理業者はありませんでした。
また、iPhone13, 14のPro, Pro Maxといった高価なモデルは、正規店よりも修理費が高くなる傾向があります。
非正規店業者のパーツ在庫状況は聞いてみないことには分かりませんので、まずは持ち込んで相談しましょう。
画面焼けしたiPhoneでも買取は可能?
結論、画面焼けしたiPhoneでも買取は可能です!
- Apple公式の下取りサービス
- 買取専門業者
上記どちらも画面焼けしたiPhoneであっても買取対応となっています。
ただし、画面焼けの濃さによって買取額が変わるので気をつけましょう。
画面焼けしたiPhoneの買取価格の料金相場は?
画面焼けしていた場合のiPhoneの買取額を表示している業者はありませんでした。
これは、画面焼けの進行具合などによって買取の値段が変化するからです。
画面焼けがひどく濃い場合には買取不可となる可能性もあるので注意してください。
画面焼けを起こしている可能性が高い5年以上前のモデルを例に、買取価格を調査した結果、液晶ディスプレイのiPhone 11、有機ELディスプレイのiPhone XSの買取価格は以下の通りとなりました。
モデル | Apple公式の下取りサービス | 買取業者の買取価格 |
---|---|---|
iPhone 11 | 最大36,000円 | 11,200円〜31,000円 |
iPhone XS | 最大24,000円 | 5,600円〜33,000円 |
上記は通常の中古品の買取価格で、ここから本体の状態や画面焼けの具合などを見て減額されます。
iPhoneの画面焼けの修理のまとめ
今回はiPhoneの画面焼けの修理について解説しました!
【画面焼けの原因】 |
---|
・長時間同じものを表示していた ・経年劣化により発色、発光部分が故障した |
【(液晶ディスプレイのみ)軽度の画面焼けの対処方法】 |
---|
・画面の明るさを下げる ・真っ白な画面を長時間表示し続ける |
有機ELが使われているiPhoneは画面の交換修理になるので、残念ながら自力で直すことはできません。
液晶ディスプレイのiPhoneは明るさを下げる、真っ白な画面を表示させるといった方法で改善される場合があります。
ただ、対処しても直らないほどの画面焼けを起こしたiPhoneは、修理に出すか買い取ってもらうしかありません。
放置していても画面焼けは直らないので、早めに対処しましょう!
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