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iPhoneの液晶不良にかかる費用は?症状や修理方法も解説

iPhone
iPhoneの液晶不良にかかる費用は?症状や修理方法も解説アイキャッチ

はじめに

iPhoneの画面全体に変な線が入ったり、画面の一部に黒いシミができたりするのは、「液晶不良」という不具合です。

液晶不良は画面が割れていなくても起こる場合があります。

今回はそんな「iPhoneの液晶不良」に関する、

  • 原因
  • 液晶不良で起こる具体的な症状
  • 修理費用や修理時間

といったことを解説します!

iPhoneの液晶不良はどうして起きる?

iPhoneの液晶不良にかかる費用は?症状や修理方法も解説02

画面は割れていないのに、

  • 画面に白黒、または色付きの縦線、横線が入る
  • 一部分だけ発色が悪い
  • 真っ黒のシミになっている

といったiPhoneの液晶、有機ELの部分だけ壊れる現象はなぜ起こるのでしょうか?

液晶部分のみの故障が起こりうる原因として考えられることは、以下の通りです。

  • 本体に強い衝撃が加わった
  • バッテリーが膨張して中から圧が加わった
  • システムのエラー

床に落とした、手からすっぽ抜けて壁にぶつけたなど、本体に強い衝撃が加わると、内部の液晶部分だけ損傷することがあります。

また、バッテリーが経年劣化により膨張し、画面を内側から圧迫した時にも液晶部分だけが壊れることもあります。

OSなどのシステムエラーであれば再起動で直る場合がありますが、上記のような物理的な要因の場合はiPhoneの画面交換修理が必要ですよ!

iPhoneの液晶不良で起こりうる症状

iPhoneの液晶不良にかかる費用は?症状や修理方法も解説03

iPhoneの液晶不良が起こったときの具体的な症状は以下の通りです。

  • 症状1:画面に線が入る
  • 症状2:画面の色がおかしくなる(本来の色が出ない、画面を変えても色が付きっぱなしなど)
  • 症状3:液晶漏れ(黒いシミのような症状)
  • 症状4:タッチに不具合が起こる
  • 症状5:電源が入らなくなる

それぞれについて詳しく解説します。

症状1:画面に線が入る

表示しているものに関わらず、画面に白黒またはカラフルな線が入る、といったiPhoneの液晶不良があります。

線の形はさまざまで、

  • 横線
  • 縦線
  • 斜め線
  • 画面途中までの線

など、故障の原因や度合いによって異なってきます。

再起動しても直らない場合には、液晶や有機ELなど発色する部分が故障している可能性が非常に高いので、修理業者に持ち込んで相談しましょう。

症状2:画面の色がおかしくなる

画面の一部分だけ発色が悪い、色が変わらない、といった液晶不良の症状もあります。

以下のような場合には、設定が原因の場合もあるので注意が必要です。

  • 全体的に画面が黄色っぽい
  • 全体的に色が反転している、灰色になっている
  • 一部の色だけを強く感じる

この場合は何かしら画面の色を変える設定がONになっている可能性があるので、

画面の色を変える設定の確認方法
・「設定」アプリを開く
・「アクセシビリティ」を選ぶ
・「画面表示とテキストサイズ」を選ぶ

と操作し、各設定がONになっていないかを確認してみましょう。

設定に変更がなく画面の色がおかしい場合には、液晶部分が故障している可能性があります。

症状3:液晶漏れ

液晶漏れ」とは、強い衝撃や圧が加わることで液晶が入っている箇所が損傷し、中身が漏れ出した状態のことです。

  • 画面の一部が黒くなり何も表示されなくなる
  • カラフルな線が出る
  • (ガラス面が損傷した場合)液体が出てくる

といった症状です。

完全に画面が損傷した状態なので、修理が必要です。

症状4:タッチに不具合が起きる

液晶不良によって起こる不具合として、画面操作が上手くできないというものもあります。

具体的には、以下のような症状です。

  • 画面に触れても反応しない
  • 画面を触っていないのに勝手に動く(ゴーストタッチ)

液晶漏れなど表示に不具合が起こっていると、液晶近くのタッチセンサーも損傷している可能性が高く、上記のような不具合が同時に起こる場合があります。

特に、触れてないのに勝手に操作されてしまう「ゴーストタッチ」は、iPhoneが誤操作でロックされてしまったり、電話がかかってしまったりなど困ったことが起こりがちです。

操作不能な状態になる前に、早めに修理に出しましょう。

症状5:電源が入らなくなる

液晶部分に物理的な不具合が起こっている場合、iPhone内部にも何かしらのダメージが入っている可能性があります。

そのため、表示がおかしいだけだと放置していると、iPhoneそのものが急に壊れて電源すら入らなくなる場合もあるので注意です。

この場合は基板交換か、本体の買い替えが必要です。

iPhoneの液晶不良を修理する方法

iPhoneの液晶不良にかかる費用は?症状や修理方法も解説04

iPhoneの液晶不良の修理は素人では難しいので、専門の業者に持ち込む必要があります

修理を受け持っている業者は、大きく分けて以下の3つです。

  • Apple Store
  • Appleの正規サービスプロバイダ
  • 街のiPhone修理店

それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。

Apple Store

Apple StoreはApple直営の修理店です。

修理に出すには予約が必須ですが、直営店だからこそのサービスを受けられます

【メリット】
・修理に使用するパーツが純正品
・Apple Storeで修理したiPhoneなら、買い替え時の下取りに出すことが可能
・修理できない場合には、本体をその場で交換という素早い対応が可能
【デメリット】
・AppleCare+に加入していないと、修理費が高くなる場合がある
・修理は即日対応が基本だが、1週間程度かかる場合もある
・修理内容によっては、本体の初期化が必要になる

ほとんどの場合、正規店で修理をする際は初期化が必要になるようです。

そのため、修理に出す前に一度、大切なデータはバックアップを取っておきましょう。

Appleの正規サービスプロバイダ

Appleの正規サービスプロバイダとは、

  • ソフトバンク、au、ドコモの大手通信キャリア3社
  • ヨドバシカメラ、ビックカメラなどの大手家電量販店

など、Appleが認可した修理店のことを指します。

提供している修理サービスの内容や対応はApple Storeと全く同じですが、当日の持ち込みでも対応できる、といった点が異なります。

街のiPhone修理店

正規サービスプロバイダには属さないものの、iPhoneの修理を専門に受け持っている店があります。

分類としては「非正規店」「非正規修理業者」と呼ばれ、以下のようなメリット・デメリットがあります。

【メリット】
・店舗数が多いので自宅の近くで見つかる
・正規店よりも早く、安く対応してもらえる
・予約不要で、飛び込みで当日対応してもらえる
【デメリット】
・純正ではないパーツで修理する場合がある
・AppleCare+は適用されない
・Apple正規サービスが受けられなくなる

正規店ではないので、AppleCare+の適用外であることには注意が必要です。

また、非正規店で修理した場合はAppleの正規サービスからも対象外になるので、Apple Tradeなど正規の下取りには出せなくなることに注意しましょう。

iPhoneの液晶不良を修理するのにかかる費用は?

iPhoneの液晶不良にかかる費用は?症状や修理方法も解説05

iPhoneの液晶不良を修理するのにかかる費用を、以下の表にまとめました。

2024年4月時点では、最新機種であるiPhone 15シリーズの修理を受け持っている非正規の修理業者はほとんどないので、iPhone13、14、 SE(第3世代)の修理費用をまとめています。

モデル 正規店の修理費(税込) 非正規店の修理費(税込)
iPhone 14 Pro Max AppleCare+あり:3,700円
AppleCare+なし:56,800円
55,880円〜69,380円
iPhone 14 Pro AppleCare+あり:3,700円
AppleCare+なし:50,800円
59,800円〜67,380円
iPhone 14 Plus AppleCare+あり:3,700円
AppleCare+なし:50,800円
21,380円〜50,580円
iPhone 14 AppleCare+あり:3,700円
AppleCare+なし:42,800円
19,380円〜38,800円
iPhone 13 Pro Max AppleCare+あり:3,700円
AppleCare+なし:50,800円
50,680円〜67,380円
iPhone 13 Pro AppleCare+あり:3,700円
AppleCare+なし:42,800円
42,680円〜59,380円
iPhone 13 AppleCare+あり:3,700円
AppleCare+なし:42,800円
17,380円〜22,880円
iPhone 13 mini AppleCare+あり:3,700円
AppleCare+なし:34,800円
17,380円〜34,680円
iPhone SE(第3世代) AppleCare+あり:3,700円
AppleCare+なし:19,400円
4,880円〜12,380円
※2024年4月現在の料金

非正規店の場合、修理に使用するパーツのグレードで値段が変わります。

また同じ業者でも店舗によって値段が異なる場合があるので注意が必要です。

Pro、Pro Maxといった高価なモデルは正規店の方が安く済むようです。

ですが、それ以外のモデルは非正規店の方が安く済ませられます。

iPhoneの液晶不良の修理にかかる時間は?

iPhoneの液晶不良にかかる費用は?症状や修理方法も解説06

iPhoneを液晶不良として修理に出したときにかかる修理時間は、正規店・非正規店で以下のように異なります。

  • 正規店:1時間〜10日程度
  • 非正規店:20分〜1時間程度

正規店は即日修理が基本ではあるものの、故障の原因や状態によっては工場預かりとなるので、修理完了まで1週間以上かかる場合があります。

非正規店の場合はパーツの在庫次第で、最短で20分程度で修理が完了します。

いずれも持ち込んで専門家に見てもらわないと修理時間がどれほどかは判断できないので、画面表示がおかしいと感じたらまずは相談に行きましょう!

iPhoneの液晶不良の修理まとめ

今回はiPhoneの液晶不良の修理について解説しました。

画面の表面が割れていなくても、内部に異常があると液晶不良が起こることはあります。

【iPhoneの液晶不良の原因】
・本体に強い衝撃が加わって液晶部分が壊れた
・バッテリーが膨張し液晶を圧迫、損傷した
・システム的なエラーで表示がおかしくなった
【iPhoneの液晶不良の具体的な症状】
・画面に白黒、カラフルな線が入る
・画面全体の色がおかしくなる
・液晶漏れで画面の一部が真っ黒になる
・タッチしても反応しない
・電源が入らない
【iPhoneの液晶不良を修理する方法】
・正規店に持ち込む
・街のiPhone修理専門店など非正規店に持ち込む

AppleCare+に加入している場合には、正規店で修理した方が安く済みます。

加入していない場合には、非正規店の方が修理費用が安く、修理時間も早く済むのでお得です。

液晶不良を起こしてるけどとりあえず操作はできるから、と放置していると本体が故障するといったトラブルにつながることもあるので、なるべく早めに修理しましょう!

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