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水没したiPhoneで起こりうる症状5選!修理方法や注意点も紹介
iPhone
はじめに
iPhoneの故障で最もよくある原因の一つが、水没です。
最近のiPhoneは耐水性能が上がっていますが、一度水没させてしまうと充電ができなくなったり、データが失われてしまったりとさまざまなトラブルが起こり得ます。
- 「iPhoneをうっかり水の中に落としてしまった..」
- 「水没の修理費用っていくらくらいかかるの?」
本記事をご覧になった方はこのような不安や疑問を持っているのではないでしょうか?
本記事では
- iPhoneが水没したときに起こる症状
- iPhoneが水没したときの確認方法
- iPhoneが水没したときの対処法
を解説します。
本記事を読んで、iPhoneが水没したときの正しい対処方法を覚えていってくださいね!
水没したiPhoneで起こりうる症状は?
iPhoneが水没してしまうと、一体どんな症状が起こるのでしょうか?
以下では、水没したiPhoneで起こりうる症状について詳しく解説していきます。
電源がつかない
水没したiPhoneの1つ目の症状は、電源がつかないことです。
iPhone本体とバッテリーをつなぐ回線が水に濡れると、回線がショートして正常に動かなくなるので、電源が入らなくなってしまうことがあります。この場合、電源を無理やり入れようとするとさらなる回線のショートにつながるので、電源はつけないようにしましょう。
電源がつかないと焦ってしまうかもしれませんが、iPhoneが水没したときは電源を切った状態で対処することが大切です。
ディスプレイの故障
水没したiPhoneの2つ目の症状は、ディスプレイの故障です。
具体的には、
- 画面が反応しない
- 画面が勝手に動いてしまう
- 画面にしま模様が入る
などの症状が出ます。
ディスプレイの故障は、水没後にiPhoneに侵入した水が内部の基盤やシステムに入りこみ、これらが正常に動かなくなることで引き起こされます。したがって、ディスプレイが故障したときはiPhone内部に異常が発生している可能性が高いので、なるべく早めに修理業者に修理を依頼することをおすすめします。
スピーカーの故障
水没したiPhoneの3つ目の症状は、スピーカーの故障です。
例えば、
- スピーカーの音がこもって聞こえる
- スピーカーの音量が小さい
- スピーカーが音割れを起こしている
これらの症状があるときはiPhoneが水没している可能性があります。
iPhoneのに水が入り込むと、スピーカーが不具合を起こしやすくなるので、音質が悪くなったり、音が出なくなったりしてしまうことがあります。この状態でiPhoneを使ってしまうとスピーカーが二度と使えなくなるリスクがありますよ。そのため、自分で水抜きをしたり、修理に出したりしてすぐに対処するようにしてくださいね。
カメラの故障
水没したiPhoneの4つ目の症状は、カメラの故障です。
例えば、
- カメラが白く曇る
- フラッシュが機能しない
これらの症状があるときはiPhoneが水没しているかもしれません。
iPhoneが水没するとカメラの内部に水滴がつくので、カメラが正常に動かなくなってしまいます。水没したiPhoneは一度直ったように見えても、時間が経つとカメラ周りの部品を腐らせてしまうことがあるので、カメラに異常が発生した時はすぐに修理に出すようにしてくださいね。
iPhoneの熱がこもる
水没したiPhoneの5つ目の症状は、iPhone本体に熱がこもることです。
水没したiPhoneは内部の電気が正常に流れなくなるので、本体が熱くなるケースがあります。このケースは中のバッテリーに水が入り、バッテリーの発火や爆発などの重大な事故につながる危険があるので、すぐに電源を切ってiPhoneを冷ましましょう。そして、なるべく早く近くの修理店に修理を依頼するようにしてください。水没したiPhoneを触って熱いと感じたらすぐに対処する必要があります。
iPhoneが水没したかを確認する方法は?
そもそも、自分のiPhoneの故障原因が水没によるか自然故障によるかが分からない方も多いのではないでしょうか?
ここからは、iPhoneが水没しているかどうかを確認する方法について解説していきます。
SIMトレーの水没シールを確認する
1つ目は、SIMトレーの水没シールを確認することです。
iPhoneのSIMトレーには水没シールがあり、水没したときは白いシールが赤色に反応します。そのため、水没が疑われる際はSIMトレーを取り出し、内部の水没シールを確認してみましょう。水没シールは見えにくい場所にあるので、光の当たりやすい場所に移動して、色が変化しているかを確認してみてくださいね。
iPhoneの画面を確認する
2つ目は、iPhoneの画面を確認する方法です。
iPhoneが水没したときは
- 液晶に水シミができる
- 画面が変色する
- 充電中に水滴マークが出る
などの症状が出ることがあります。
これらの症状はiPhone内部に水分があるときに出るので、iPhoneが水没している可能性が高いですよ。そのため、画面上でこれらの症状を確認したときはiPhoneの電源を切って、タオルなどにくるんでよく乾かすようにしましょう。
カメラレンズを確認する
3つ目は、iPhoneカメラレンズを確認する方法です。
レンズに水滴が入っていたり、カメラが曇ったりしているときはカメラの中に水が入り込んでいるので、水没している可能性が高いでしょう。ただし、むやみにカメラレンズを触ろうとするとレンズの破損や内部にゴミが入るなど、別のトラブルにつながってしまいますよ。カメラレンズは必ず目視で確認するようにしてくださいね。
水没したiPhoneは自分で修理できる?
水没したiPhoneは、自分でできる応急処置があります。
水没したiPhoneの応急処置の手順 |
---|
1.iPhoneの電源を切る 2.スマホケースを外し、周りの水気を拭き取る 3.iPhone本体を乾いたタオルなどにくるんで、日の当たる場所で数時間乾かす 4.SIMトレーからSIMを取り外す |
まず、水没したiPhoneの電源が入っていると、回線のショートやシステムの不具合につながるので、iPhoneの電源は切るようにしましょう。
次に、ケースを取り外して、中に水が入らないように、よく水気を拭き取ってください。そして、iPhone内部の水気を取るために乾いたタオルにくるんだり、乾燥剤と一緒にジップロックに入れたりして自然乾燥させましょう。
また、SIMに液体がついていると内部がサビてしまう恐れがあるため、乾いた後にSIMは取り外すようにしてくださいね。
この応急処置をするかしないかで今後水没したiPhoneが復旧できる確率が大きく異なるので、ぜひ試してみてください。
水没したiPhoneでやってはいけないこと
ここからは水没したiPhoneの対処法における注意点について解説します。
誤った方法で水没したiPhoneを乾かそうとすると、状態を悪化させてしまい、iPhoneが修理できなくなってしまう可能性があるので、気をつけてくださいね。
ドライヤーで乾かす
まず、焦ってやってしまいがちなのがドライヤーで乾かす方法です。
ドライヤーを使うと早く乾きそうなイメージですが、ドライヤーの熱風で乾かすと中の基板が傷んでしまい、故障するリスクが高まります。
また、風の勢いで中に水が入り込んでしまうこともあるので、ドライヤーで乾かすのは避けるようにしてくださいね。もし早く乾かしたい場合は扇風機などを使って、離れた場所から冷風を送るようにしましょう。
振って水を出そうとする
次に、iPhoneを振って中の水を出そうとすることもやってはいけない対処法の一つです。
無理やり中の水を出そうとするとかえって内部に水分が入り込んでしまい、症状を悪化させてしまいます。したがって、水没したiPhoneを振って水抜きすることは逆効果なので避けるようにしましょう。
充電をしようとする
水没したiPhoneを充電しようとすることも故障の原因になります。
iPhoneは水没すると電源が入らなくなり、充電切れと勘違いしてしまいますよね。
しかし、水没した状態で中に電気が通ってしまうと内部の回線がショートしてしまい、iPhoneが使えなくなってしまいますよ。そのため、水没したiPhoneは無理に充電しようとせず、電源を切った状態で対処するようにしましょう。
水没したiPhoneは修理に出そう
iPhoneの水没は中の基盤が故障したり、腐ってしまったりする原因になるので、水没した段階ですぐ修理に出すようにしましょう。
修理する際はApplestoreなどの正規店に依頼するか、街の非正規店に依頼するかで修理費用や修理にかかる時間が大きく変わります。そのため、それぞれの特徴を理解した上で、水没したiPhoneを修理に出すようにしてくださいね。
1.Apple Storeで修理をする
AppleStoreで修理する場合のメリット・デメリットは以下の通りです。
〇 メリット
- 修理中でも代わりの機種を利用できる
- 全ての故障に対応してくれる
- 修理後のトラブルが少ない
× デメリット
- Applestoreが近くにない場合は行くまでに時間がかかる
- 修理後のトラブルが少ない
- バックアップを取る必要がある
Applestoreで修理する場合のメリットはAppleのサポート体制が整っていることです。
iPhoneに起きた故障は全て対応してくれる上に修理後のトラブルも少ないので、公式ならではの安心感があるでしょう。一方で、AppleCare+に加入していない場合は修理費用が高額になりやすいです。また、データは事前にバックアップを取っておかないとデータを全て失ってしまうので気をつけてくださいね。
水没したiPhoneをApple Storeで修理した時の値段
水没したiPhoneをAppleStoreで修理する場合、AppleCare+に入っている場合と入っていない場合とで修理費用が大きく変わります。
AppleCare+に入っている場合、どの機種を使っていても12,900円(税込)で修理できます。しかし、入っていない場合は本体交換になるので、42,800〜114,800円(税込)とかなり高額になるので気をつけましょう。
Apple Storeでの水没したiPhoneの修理はどのくらいかかる?
Applestoreで水没したiPhoneを修理するのにかかる時間は、およそ1〜2時間程度です。
Applestoreの修理は本体交換がメインなので、修理にかかる時間はあまりかからないのはありがたいですね。
ただし、Applestoreを利用する場合は事前の予約が必要な点に気をつけてください。
2.キャリアで修理をする
次に、キャリアで修理する場合の特徴を解説します。キャリアショップも正規店なので、Applestoreと同様のサービスを受けられます。
キャリアで修理をするメリット・デメリットは以下の通りです。
〇 メリット
- AppleStoreが近くになくてもAppleの保証を受けられる
- 代わりの機種を利用できる
× デメリット
- Appleの保証に入っていない場合、修理費用が高額になりやすい
- データが初期化されてしまうことがある
近くにApplestoreがなく、Appleのサービスを受けたい方はキャリアショップに行くことをおすすめします。しかし、Applestoreと同じく、Applecare+に入っていない場合は費用が高くなりやすいです。また、水没の場合は本体交換になる可能性が高いので、事前にバックアップを取っておくと安心です。
水没したiPhoneをキャリアで修理した時の値段
水没したiPhoneの修理をキャリアに依頼した場合は基本的に本体交換となるのでAppleCare+に加入しているかどうかで大きく異なります。
AppleCare+に加入している場合は12,900円(税込)で修理できます。また、各キャリアの保証サービスに加入している場合は3,300円〜7,700円(税込)とAppleStoreよりも安く修理してもらえる可能性もあります。
一方で、AppleCare+に加入していない場合は本体交換となるので、37,400〜114,800円(税込)とかなり高額になる点に気をつけましょう。
キャリアでの水没したiPhoneの修理はどのくらいかかる?
キャリアに水没したiPhoneの修理を依頼した場合は本体交換となるので、修理にかかる時間は即日〜1週間です。修理を依頼した店舗が保有しているiPhoneの在庫数が少ない場合、取り寄せるまでに時間がかかるので、修理にかかる時間にはバラつきがあります。
また、キャリアに修理を依頼する場合は必ず事前に予約するようにしましょう。
3.街の非正規店で修理をする
また、街の非正規店に部品修理を依頼する方法もあります。街の非正規店を利用する場合のメリット・デメリットは以下の通りです。
〇 メリット
- データを残したまま修理してくれる
- 即日対応してくれるところが多い
- 正規店より費用が安い
× デメリット
- 今後メーカーの保証が受けられなくなることがある
- 店によって修理技術に差がある
- 修理に対応していない場合がある
非正規店と正規店の大きな違いは修理費用です。iPhoneが水没した場合、正規店は本体交換で対応するのに対して、非正規店は故障した部品のみの交換となるので、正規店より費用は安くなります。一方で、修理した部品が純正品でない場合、今後Appleやキャリアの修理サービスが受けられなくなる可能性がある点に注意しましょう。
水没したiPhoneを非正規店で修理した時の値段
非正規店に水没したiPhoneの修理を依頼した場合の修理費用は、使っている機種や依頼する店舗によって異なりますが、ざっと5,000〜13,000円程度と見積もっておきましょう。
最新の機種ほど修理費用は高くなる傾向があるので、Appleの保証期間が過ぎてしまった方やなるべく安く修理を完了させたい方は非正規店に修理を依頼することをおすすめします。
街の非正規店での水没したiPhoneの修理はどのくらいかかる?
非正規店に水没したiPhoneの修理を依頼した時、多くの店舗が即日対応してくれます。
修理にかかる時間も40分〜2時間ほどとそこまでかからないので、一刻も早く水没したiPhoneを復旧させたい方は予約不要の非正規店を利用しましょう。
水没したiPhoneのまとめ
本記事では、
- iPhoneが水没したときは電源がつかない、スピーカーの故障などの不具合が発生する
- iPhoneが水没したときはSIMトレーにある水没シールが赤く変色する
- iPhoneが水没したら自分で応急処置をしてから修理を依頼しよう
- ドライヤーで乾かしたり、充電しようとしたりするのはNG
- 水没したiPhoneは正規店で本体交換してもらうか、非正規店に修理を依頼しよう
を解説しました。
一度水没したiPhoneは問題がないように見えても、時間が経つにつれてさまざまな不具合が出ることがあります。もし自分のiPhoneが水没したかなと思ったら、SIMトレーにある水没シールが赤くなっているので確認してみてくださいね。
iPhoneの水没を確認した場合、まずは本記事で紹介した応急処置を試してみて、iPhone本体を乾かしましょう。そして、なるべく早い段階で信頼できる修理業者に修理を依頼することをおすすめします。
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