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iPhoneサイレントスイッチ故障の対処と修理方法料金を解説!

iPhone
iPhoneサイレントスイッチ故障の対処と修理方法料金を解説!1

はじめに

iPhoneのマナーモードを切り替える「サイレントスイッチ」は、Apple公式では「着信/消音スイッチ」など様々な呼び方があるスイッチです。スマホ使用に関するマナーも徹底されてきた昨今においては、使用機会の多いスイッチとなっています。しかし使用機会が多いということは「故障につながりやすい」ことの裏返しでもあります。サイレントスイッチも、ふとしたきっかけで故障してしまうことがあります。

今回はiPhoneのサイレントスイッチの故障について、その原因や対処法を解説します。

iPhoneの「サイレントスイッチ」ってどこ?

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iPhoneのサイレントスイッチは、ボタンの位置は初代iPhoneからずっと変わらず「本体左側面の上部」です。現在のスライドさせる「トグルスイッチ」の形式は、iPhone4のときに実装されました。

iPhoneの「サイレントスイッチ」の機能とは?

iPhoneのサイレントスイッチは「マナーモード」と「着信モード」を切り替える役割を持っています。マナーモードにすると、着信音や通知音は鳴らなくなりますが、アプリや動画などのサウンドは引き続き鳴ります。

ちなみに現行の最新機種である「iPhone 15 Pro」と「iPhone 15 Pro Max」では、このサイレントスイッチは「アクションボタン」へと変更されています。従来通り、マナー/着信モードの切り替えも可能ですが、カスタマイズすることにより次のような機能を持たせることができます。

  • カメラの起動
  • ボイスメモの起動
  • 懐中電灯の起動
  • よく使うアプリを開く

iPhone 16 以降ではどうなるのかは不明ですが、初代iPhoneから続いてきた「サイレントスイッチの伝統」に変化があったのは事実です。そういう意味ではiPhoneファンにとっては注目のパーツと言えますね。

よくあるiPhoneのサイレントスイッチが壊れたと感じる不具合

iPhoneサイレントスイッチ故障の対処と修理方法料金を解説!3

iPhoneのサイレントスイッチが壊れるとどのような症状が現れるのでしょうか。具体的な不具合としては次のようなものが挙げられます。

  • サイレントスイッチが動かない
  • サイレントスイッチがゆるい
  • マナー/着信モードが勝手に切り替わる
  • サイレントスイッチの切り替え時にバイブレーションが起きない

不具合としてはスイッチそのものの破損や、スイッチを止めているネジの故障といったハードウェアの(物理的な)故障が多いです。中には、iOSなどのソフトウェアの故障でスイッチの反応に異常が出ることもあります。

(1) サイレントスイッチが動かない

サイレントスイッチが動かなくなると、当然サイレントスイッチの異常に気がつきます。スイッチが物理的に損傷したため、スイッチが動かなくなってしまっている状態です。

(2) サイレントスイッチがゆるい

スイッチが変形したり、内部のネジが緩んだりすることによって、サイレントスイッチの切り替えがゆるゆるになることがあります。ふとした拍子に意図せずサイレントスイッチが切り替わってしまい、iPhoneの使用が非常に不便になります。

(3) マナー/着信モードが勝手に切り替わる

サイレントスイッチ自体に故障がなくても、スイッチの機能に異常がでることがあります。スイッチを切り替えていないのに、マナー/着信モードが勝手に切り替わってしまう不具合があるのです。中にはその切り替えが頻繁に自動で行われて、消費電力が増えてしまうケースもあります。こうした不具合は、スイッチの配線や基板の故障もしくは、iOSなどのソフトウェア異常で発生します。

(4) サイレントスイッチの切り替え時にバイブレーションが起きない

モード切り替え時に起こるバイブレーションに異常が起こることもあります。バイブレーションに関する異常には次のようなものが挙げられます。

  • モードが切り替わっているのにバイブレーションが起きない
  • モードが切り替わっていないのにバイブレーションが起き続ける

こちらも、スイッチの配線や基板の故障もしくは、iOSなどのソフトウェア異常で発生しやすい不具合です。

iPhoneのサイレントスイッチが故障する原因とは?

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上記に挙げたような不具合は主に次のような原因で起こります。

  • 落下などによる強い衝撃や圧力
  • スイッチの汚れや異物の固着
  • 経年劣化
  • 水没

基本的には、衝撃や圧力といった物理的なキッカケによって部品が損傷することで、サイレントスイッチの故障が発生します。しかし、中には目立ったキッカケがなくても、長年使い続けたことによる経年劣化や、スイッチ周りの汚れといった原因でサイレントスイッチが故障することもあります。
また当然、水没も故障のサイレントスイッチの原因になりえます。水濡れによって基板や配線に異常が発生し、スイッチ周りの反応に不具合が出るのです。

自分ですぐにできる!iPhoneのサイレントスイッチが故障した際の対処法

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次にiPhoneのサイレントスイッチが故障した際の対処法を紹介します。iPhoneを修理に出すまでは、次の方法でサイレントスイッチの機能を補いましょう。

サイレントスイッチの機能を補い方
1. マナーモードのオンオフを「設定」から行う
2.「おやすみモード」か「機内モード」にする

(1) マナーモードのオンオフを「設定」から行う

マナーモードのオンオフは「設定」から行うことができます。次の手順でモードを切り替えましょう。

マナーモードのオンオフを「設定」から行う手順
1.「設定」アプリを開く
2.「サウンドと触覚」メニューを開く
3.「着信音と通知音」の項目のボリュームを調節する
4.「ボタンで変更」にチェックを入れる

ボタンに変更にチェックを入れることで、音量ボタンで着信音と通知音を変更できるようになります。

またAssistive Touchを利用しても便利です。「Assistive Touch」は画面上にボタンを表示させて、画面タップで様々な機能を使用できる機能です。Assistive Touchの設定は次の手順で行います。

▼Assistive Touchを起動する方法
1.「設定」アプリを開く
2.「アクセシビリティ」メニューを開く
3.「タッチ」の項目を選択
4.「Assistive Touch」をオンにする

画面に表示された黒丸をタップすると「マナーモードのオン/オフ」や「再起動」など様々な動作を行うことができます。また音声でSiriを起動して「Assistive Touchをオンにして」と言うだけでも、使用を開始することが可能です。

(2) 「おやすみモード」か「機内モード」にする

「おやすみモード」や「機内モード」にするのもひとつの手です。どちらも「設定」アプリやコントロールセンターから設定できます。コントロールセンターの呼び出し方法は次の通りです。
「おやすみモード」か「機内モード」にする手順
・iPhone X以降の機種:画面右上隅から下方向にスワイプ
・iPhone SE(第2世代)とiPhone 8以前の機種:画面下部から中央にかけてスワイプ

ただし、おやすみモードも機内モードもマナーモードとは厳密には異なるものです。おやすみモードは、デフォルトだと通知やバイブレーションの挙動がマナーモードとは異なります。使いこなせばマナーモードよりも詳細に設定できますので、試してみてもよいでしょう。しかし、機内モードだと当然モバイル通信もWi-Fi通信もオフになります。急いで音を切らないといけない場合以外は、マナーモードを設定した方がよいでしょう。

iPhoneのサイレントスイッチの故障は修理するべき?

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ここまでサイレントスイッチの対処法を紹介してきましたが、中には「対処できるなら、修理するほどではないか…」と思う方もいるかもしれません。しかし、iPhoneのサイレントスイッチが故障した場合は、修理に出すべきです。

iPhoneのサイレントスイッチの故障を修理しないとどうなるの?

iPhoneのサイレントスイッチの故障を放置しておくと、「さらなる故障につながる危険性」があります。具体的に言うと「防水防塵性能が低下して内部が故障する」危険性があるのです。

サイレントスイッチが破損していた場合は、防水・防塵性能が低下している可能性があります。iPhone 7以降は防水・防塵性能を備えていますが、それはあくまでiPhoneの外装が万全だった場合の話です。画面やボタンといった部品が破損しているだけでも、本体に隙間が生まれて防水・防塵性能が低下してしまうのです。場合によってはお風呂の湿気などで故障が発生してしまうこともあるため、ボタンの故障は放置しない方がよいでしょう。

iPhoneのサイレントスイッチの修理にかかる料金相場

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最後にiPhoneのサイレントスイッチの修理に必要な費用相場を紹介します。修理費用は次のような要素によって変動します。

  • 実際の修理メニュー
  • 修理を依頼する先
  • 保証の有無
  • iPhoneの機種

サイレントスイッチの修理メニューは主に次の3つです。

  • スイッチの交換
  • スイッチのメンテナンス(クリーニング・付け直し)
  • 基板の修復(本体交換)

この中でもっとも一般的なのが、サイレントスイッチが物理的に損傷している場合の「スイッチの交換」です。

そこで今回は例として、iPhone 13のサイレントスイッチを交換する際の修理費についてまとめます。

▼iPhone 13のサイレントスイッチ交換の修理相場

Apple正規店(保証あり) 本体交換:12,900円
Apple正規店(保証なし) 本体交換:68,800円
iPhone専門修理店 スイッチ交換:10,000〜20,000円

サイレントスイッチの依頼先を決める上で重要なポイントは次の2点です。

  • Apple正規店だと本体交換になる
  • 保証が適用できれば安い

Apple正規修理には「ボタン・スイッチのみ交換」という修理メニューがありません。スイッチの故障だけでもiPhone本体をまるごと交換する必要があるため、費用も割高です。しかしAppleや契約キャリアの保証が適用できれば、お得に本体交換できます。何らかの保証に入っている場合は、まずApple正規店に電話で相談してみましょう。

一方で保証が適用できなければ、iPhone専門修理店のほうが費用をかなり抑えられるでしょう。iPhone専門修理店の方が費用が安くなる主な理由は次の通りです。
  • 修理に使用する部品の価格が安い(純正でない)から
  • 故障箇所のみ修理する形式だから

iPhone専門修理店は、純正ではない部品を修理に使用することで、修理費を抑えています。また、本体交換ではなく故障箇所のみ修理してもらえるので、価格を大きく抑えることができます。現在保証に入っていない場合は、iPhone専門修理店に相談してみるとよいでしょう。

iPhoneサイレントスイッチの修理のまとめ

iPhoneのサイレントスイッチが故障すると、主に次のような症状がでます。

  • サイレントスイッチが動かない
  • サイレントスイッチがゆるい
  • マナー/着信モードが勝手に切り替わる
  • サイレントスイッチの切り替え時にバイブレーションが起きない
症状によって原因は様々ですが、故障が引き起こされる主な原因は次の通りです。
  • 落下などによる強い衝撃や圧力
  • スイッチの汚れや異物の固着
  • 経年劣化
  • 水没

iPhoneのサイレントスイッチ故障をそのままにしておくと、さらなる故障につながりかねません。放置せずに早めに修理に出すようにしましょう。
iPhoneの修理を依頼する先は次の2つです。主に「保証の有無」を判断軸として、依頼先を決めるとよいでしょう。

  • Appleやキャリアの保証が適用できる→Apple正規修理
  • 保証が適用できない→iPhone修理専門店

実際の修理費はケースによって様々なので、まずは電話で相談することから始めてみてくださいね。

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