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iPhoneの歪みは自分で修理できる?歪みのトラブルも詳しく解説

iPhone
iPhoneの歪みは自分で修理できる?歪みのトラブルも詳しく解説

はじめに

iPhoneを長年使っていると出てくる「フレームの歪み」。落下などの目立ったキッカケがなくても、iPhoneが知らずのうちに歪んでいる可能性もあります。本体の使用感に影響のないケースもありますが、実はさらなる故障につながりやすい”怖い状態”です。

今回はiPhoneの歪みについて、その症状や修理の解説を行います。

iPhoneフレームの歪みはなぜ発生する?

iPhoneの歪みは自分で修理できる?歪みのトラブルも詳しく解説2

iPhoneのフレームは歴代、アルミニウムとステンレススチールが主流でしたが、iPhone15 Proシリーズではチタンが採用されました。また、前背面のガラスも年々強化され、iPhoneの外装の耐久性は徐々に向上している傾向にあります。
しかし、それでもiPhoneのフレーム歪みは完全に防ぐことはできません。

主に次の2つが原因となって発生します。

  • 1.落下などの衝撃
  • 2.踏みつけなどの圧力

原因1:落下などの衝撃

落下などによってIPhone本体に強い衝撃が加われば、当然フレームが歪む可能性があります。この際は局所的に衝撃が加えられるため、どちらかといえば「凹み」という表現がしっくりくるかもしれません。画面が割れるほどの衝撃が加わった場合には、フレームも同時に凹んでしまうケースがあるのです。

原因2:踏みつけのなどの圧力

強い圧力もiPhoneのフレームが歪む主要な原因です。強い圧力がかかる行動としては次のようなものがあります。

  • 床に置いていたiPhoneを踏んでしまった
  • ポケットにiPhoneを入れたまま屈伸した

「踏みつける」のようなケースはとてもイメージしやすいでしょう。と同時に「ポケットにiPhoneを入れて過ごす」のようなありふれたケースでも、実はiPhoneに圧力がかかっているのです。タイトなズボンのポケットに、サイズの大きいiPhoneを入れたまま身をかがめると、iPhoneに強い圧力がかかります。
即座にiPhoneのフレームが歪まなくとも、繰り返し同様の使い方をすることで徐々にダメージが蓄積していきます。気がついたらiPhoneのフレームが反っていたということもあるので、注意しましょう。

iPhoneの歪みが引き起こすトラブル3選

iPhoneの歪みは自分で修理できる?歪みのトラブルも詳しく解説3

iPhoneの歪みは、ただちに使用感に影響がなくても、重大な故障につながりうる怖い状態です。iPhoneの歪みが引き起こす主なトラブルとしては以下のようなものが挙げられます。

  • 基板の接触が悪くなる
  • 歪みで隙間が生じる
  • イヤホンやLightningケーブルがさせなくなる

基板の接触が悪くなる

iPhoneが歪むと、iPhone内部の各部品の配置ズレや部品の歪みに繋がります。特に問題なのが、基板のズレや歪みです。基板はiPhoneの全ての動きを司る、いわば心臓や脳のような役割を持つ部品です。基板に負担がかかることで、iPhoneの各機能やiPhone本体が使えなくなる可能性があります。

歪みで隙間が生じる

iPhoneの歪みの見過ごせないリスクが「隙間が生じること」です。iPhone 7以降の機種は防水・防塵性能を備えていますが、それはあくまでiPhoneが万全の状態の話です。フレームの歪みによって本体に隙間が生じれば、防水・防塵性能は大きく低下し、水分やゴミが入りやすくなります。お風呂の蒸気でiPhoneがショートしてしまったという事例もあるくらいなので、iPhoneの歪みは放置しないようにしましょう。

イヤホンやLightningケーブルが挿しにくくなる

歪みによってイヤホンやLightningケーブルが挿しにくくなることもあります。歪みがひどい場合はコネクタが破損してしまい、イヤホンや充電ケーブルに全く反応しなくなる可能性も否定できません。iPhoneが動くうちに本体データのバックアップをとって、修理に出すようにしましょう。

iPhoneの歪みは自分で直せる?

中には「歪みぐらい自分で直せないかな?」と思う方もいるかもしれませんが、やめておくべきです。前述の通り、フレームを変形させることで、iPhone内部の各部品に大きな影響があります。特に基板に影響があると、即座にiPhoneが故障してしまう可能性もあります。基板故障は修理費も高く、修理自体が不可能なケースも少なくありません。フレームの修理のみで済むうちに、プロに修理を依頼するようにしましょう。

iPhoneの歪みは重大な故障につながる!すぐに修理に出そう

iPhoneの歪みは自分で修理できる?歪みのトラブルも詳しく解説4

iPhoneのフレーム歪みを修理する選択肢は次の2つです。

  • Apple正規修理
  • スマホ修理専門店

Apple正規修理とは、Apple Storeを含む次の修理先のことです。

  • Apple Storeへの持ち込み
  • Appleの配送修理
  • 3大キャリアの一部店舗への持ち込み(au、SoftBank、docomo)
  • カメラのキタムラ、ビックカメラ、クイックガレージの一部店舗への持ち込み

Apple正規修理は修理メニューが少ないため、フレーム歪みの修理は「本体まるごと交換」となります。

一方でスマホ修理専門店は、独自の部品と手順で修理サービスを提供する、いわゆる「街の修理屋」です。修理の品質は業者に依存しますが、故障箇所のみ修理する形式のため、フレームのみの修理も可能です。

【修理場所別】iPhoneフレーム修理の料金の相場

最後にiPhoneのフレームの歪みを修理する際の費用の相場について紹介します。実際の修理費は故障箇所や度合い、iPhoneの機種によっても変動します。あくまで目安として参考にしてください。今回は例として、iPhone 13のフレーム歪み修理の料金相場をまとめます。

Apple正規修理(保証適用あり) 本体交換:12,900
Apple正規修理(保証適用なし) 本体交換:68,800円
スマホ修理専門店 フレーム修理:1,000〜5,000円

費用面で大きなポイントは「Appleや契約キャリアの保証が適用できるか」です。保証が適用できれば、Apple正規修理では修理費を大きく抑えることができます。ただし、Apple正規店の場合は前述の通りフレームのみの修理はできず、本体交換になることは覚えておきましょう。

一方で保証が適用できない場合は、スマホ修理専門店の方が費用は安く済むケースが大半です。スマホ修理専門店の方が安価になる理由は以下の通りです。

  • 故障箇所のみ修理する形式だから
  • 修理に使用する部品の価格が安い(純正でない)から

スマホ修理専門店では故障箇所のみ修理するため、本体交換が多いApple正規修理と比較して、修理箇所が少ない分費用も抑えることができるのです。iPhoneのフレームの歪みを直すだけなら、1,000円〜3,000円程度で修理できるケースも少なくありません。

iPhoneの歪み修理まとめ

iPhoneのフレームは一定の強度を備えていますが、落下などの衝撃や踏みつけなどの圧力によって歪む場合があります。

iPhoneのフレーム歪みは、次のような重大な故障につながる可能性があるため、放置してはいけません。

  • 基板の接触が悪くなる
  • 歪みで隙間が生じる
  • イヤホンやLightningケーブルがさせなくなる

iPhone本体が全く使えなくなってしまう可能性もあるため、早めに修理に出すようにしましょう。iPhoneの修理先には以下の2種類があります。

  • Apple正規店
  • スマホ修理専門店

それぞれサービスの概要や特徴が異なるため、自分の状況に合った修理店に依頼してみてくださいね。

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