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iPhoneのバックライトの故障原因や対処法は?修理の値段も解説
iPhone
はじめに
iPhoneの画面が暗い・壊れたかもしれないとお困りですか?
液晶が割れるなどの表面的な破損がないのにiPhoneの画面が暗い場合は、バックライトが故障している可能性があります。
この記事では、iPhoneのバックライトが故障してお困りの方に向けて以下のことを解説します。
この記事でわかること
- iPhoneのバックライトが点灯しないときに考えられる原因
- バックライトが点灯しない場合の対処方法
- iPhoneのバックライト修理にかかる費用相場
iPhoneのバックライトの故障に関する疑問について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
iPhoneのバックライトとは?
「バックライト」とは、iPhoneの画面を液晶パネルの後ろから明るく照らしている部品のことを指します。
バックライトは、液晶ディスプレイタイプのiPhoneで、映像を移したり画面の明るさを調整したりするための装置です。言い換えると液晶ディスプレイが搭載されている機種には必ず備わっている部品で、液晶ディスプレイ機種では、このバックライトの光がなければ画面に映像を表示することができません。
液晶ディスプレイは、主にiPhone 6以前の全ての機種、iPhone6シリーズ、iPhone7シリーズ、iPhone8シリーズ、iPhone SE(第1世代/第2世代/第3世代)のモデルで採用されていて、近年発売されたモデルではiPhone XR、iPhone 11が液晶ディスプレイ機種です。
近年発売されたiPhoneにはバックライトは搭載されておらず、代わりに有機ELという画面自体が発光するディスプレイが採用されています。iPhone Xシリーズから一部モデルに有機ELが搭載され始め、iPhone12のリリース以降はほとんどの機種で有機ELが採用されています。
iPhoneのバックライトの故障とは?
バックライトが故障すると、「画面がぼやける」、「画面が暗くて文字や映像が見えない」という症状がおこります。
画面が暗くなる症状が起きた場合、強い光を当てたり画面に近づいてよく見てみたりすると、うっすらといつもの画面が起動していることが確認できます。
iPhoneの電源がついているのに画面が暗い場合はバックライトの異常・故障の可能性があります。画面が暗すぎて電源がついているかわからない場合は、自分のiPhoneに電話をかけてみて通知音が鳴るか(振動するか)確認してみましょう。
iPhoneのバックライトがつかない原因
iPhoneのバックライトがつかない原因としては、次の2つの原因が考えられます。
- iPhoneを落下させた
- iPhoneを水没させた
地面にiPhoneを落としたときに、画面に傷や割れがなくても内部のバックライトや、基板からバックライトにつながる配線、ICチップなどを傷つけてしまい、バックライトが機能しなくなることがあります。またiPhoneを水没させた場合にもバックライトが故障することがあります。
いずれのケースも、落下・水没させてすぐに画面が写らなくなる場合もあれば、数日後に症状が現れる場合もあります。
またバックライトの寿命は10万時間と言われているので、2~3年の使用で使えなくなるとは考えられませんが、使い方によって寿命を縮めてしまう可能性はあります。
自分でできる!iPhoneのバックライトがつかない時の対処法
ここからは、iPhoneのバックライトに異常が発生したときに、自分でできる対処法について解説します。
【iPhoneのバックライトがつかない時の対処法】画面の明るさ設定を変更
iPhoneのバックライトに異常が発生したときは、まずは「画面の明るさ設定」を確認・変更しましょう。
iPhone X以降の機種は画面を右上から下にスワイプ、iPhone 8以前の機種では、画面を下から上にスワイプすると、コントロールセンターを表示できます。このコントロールセンターの明るさの調節バーで画面が明るくなるかを確認しましょう。
画面が暗すぎてコントロールセンターが見えない場合は、わずかな光でも画面が見えるくらいの暗い場所に移動して試してみてください。
また明るさを自動変更できる設定にすると、強い日光の下でもiPhoneが外の明るさを認識して画面の明るさを自動調節してくれます。
明るさを自動調節するには、「設定」画面から「アクセスビリティ」を開き、「画面表示とテキストサイズ」の項目で、「明るさの自動調節」をオンにします。
【iPhoneのバックライトがつかない時の対処法】iPhoneを再起動
明るさを最高にしても画面が暗い場合、一度iPhoneを再起動して症状が改善されるか確認します。
iPhoneを強制的に再起動する方法は、機種によって異なります。
iPhone8、iPhone SE(第二世代)と、iPhone X/iPhone XS/iPhone XR、iPhone 11シリーズ、iPhone 12シリーズ、iPhone 13シリーズの再起動方法は次の通りです。
iPhone8~iPhone 13シリーズの再起動方法 |
---|
(1)音量を上げるボタンを1回押して素早く放す (2)音量を下げるボタンを1回押して素早く放す (3)電源ボタンを、Appleのロゴが出るまで長押しする (4)Appleのロゴが表示されたらボタンを放す |
iPhone7/iPhone7 Plusの再起動方法は次の通りです。
iPhone7/iPhone7 Plusの 再起動方法 |
---|
(1)音量を下げるボタンと電源ボタンを同時に押し、 電源が切れてAppleのロゴが出るまで長押し (2)Appleのロゴが出たら放す |
iPhone6s以前の再起動方法は次の通りです。
iPhone6s以前の再起動方法 |
---|
(1)ホームボタンと電源ボタンを同時に押し、電源が切れてAppleのロゴが出るまで長押し (2)Appleのロゴが出たら放す |
【iPhoneのバックライトがつかない時の対処法】iOSのアップデート
設定を確認したり、再起動しても症状が改善されない場合は、iOSのソフトウェアアップデートを試してみましょう。
うっすら画面が見える状態であれば、「設定」画面の 「一般」という項目から「ソフトウェア・アップデート」を開き、最新バージョンになっているか確認・最新バージョンにアップデートすることが可能です。
画面が完全に暗くなってしまっている場合は、MacもしくはiTunesがインストールされたWindowsのPCに接続し、リカバリモードを使用することでiOSアップデートを行うことが可能です。リカバリーモードはPCにiPhoneを接続した状態で再起動と同じ手順を行うことで起動できます。
【iPhoneのバックライトがつかない時の対処法】iPhoneの初期化
これまでのどの方法を試してもバックライトの異常が改善されない場合はiPhoneを初期化するのも方法の一つです。
ただし、初期化をすると工場からの出荷時の状態に戻ってしまうため、あまりおすすめはできません。初期化を行う前にAppleの正規店やスマホ修理ショップでの修理を検討してみましょう。
何をしてもiPhoneのバックライトが点灯しなければ修理に出そう
これまで紹介した対処方法を試してもバックライトが点灯しない場合は、修理に出すことをおすすめします。
使用しているiPhoneの機種によってはAppleでの保証・サポート期間が終了していたり、修理に対応する部品の在庫がなかったりする場合があります。そのため、まずはAppleの公式ページで自分のiPhoneが保証・サポート期間内か、また修理に対応している機種かを確認してみましょう。
Appleストアでの修理が難しい場合は、スマホ修理業者に依頼するのも方法の一つです。
iPhoneのバックライト修理にかかる費用相場
では、iPhoneのバックライトを修理することになった場合いくらくらいかかるのでしょうか。iPhoneのバックライト修理の相場は、修理方法と、使用している機種によって異なります。
iPhoneのバックライト修理には方法が2つあります。
1つは液晶の交換です。液晶が破損している場合は、交換することで画面の明るさが戻る場合があります。2つ目は基板修理です。液晶交換では元に戻らなかった場合、基板が損傷している可能性があるため、基板を修理します。
いずれの場合もiPhoneを分解して行う修理方法です。Appleの正規店以外に修理を依頼するときは、事故責任のもと依頼するようにしましょう。
次の表は、それぞれの機種を液晶交換/基板修理した時の平均的な料金相場です。
液晶交換 | 基板修理 | |
---|---|---|
iPhone 6,6 Plus, 6s,6s Plus |
6,000~ 7,000円 |
10,000~ 30,000円 |
iPhone 7, 7 Plus |
6,000~ 9,000円 |
10,000~ 30,000円 |
iPhone 8, 8 Plus |
7,000~ 9,000円 |
10,000~ 30,000円 |
iPhone SE(第1世代、 第2世代、第3世代) |
7,000円~ 8,000円 |
15,000~ 30,000円 |
iPhone XR | 8,000~ 10,000円 |
15,000~ 35,000円 |
iPhone 11 | 10,000~ 20,000円 |
17,000~ 35,000円 |
Appleの保証期間内の機種やApple Careを契約している場合は、料金を抑えられる場合があります。一方で、Appleでのサポートが終了している機種はスマホ修理店での修理がお得なケースもあるので、修理前に一度iPhoneの購入時の契約内容を確認することをおすすめします。
iPhoneのバックライトの故障原因と対処法まとめ
この記事では、iPhoneの画面が暗くなってお困りの方に向けて、バックライトが故障する原因や対処方法について詳しく解説しました。
iPhoneの設定変更や再起動でもバックライトの異常が改善されない場合は、液晶や基板の損傷によりバックライトが故障している可能性があります。iPhoneを落とした・濡らしたといった心当たりがある場合は、早めに修理を検討することをおすすめします。
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