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iPhoneの配送修理の流れや配送料金はいくら？代替機はある？

はじめに

iPhoneの修理は実店舗に持ち込む以外にも、修理業者に配送して修理を依頼するという方法もあります。

この配送修理サービスは、家、もしくは家の近所の配送業者からiPhoneを送って受け取ることができるので、とても便利ですよ！

今回はそんな便利な配送修理サービスについて、

• どういったサービスなのか
• 配送から修理完了までどういう流れなのか
• 配送修理を受け持っている業者とは

といったことを解説します。

iPhone修理が宅配でできる「配送修理サービス」とは？

「配送修理サービス」とは、iPhoneを業者に送って修理を行ってもらい、自宅もしくは近くの配送業者の店舗まで送り返してもらう修理のサービス形態のことです。

配送は、

• 配送業者がiPhoneを直接取りにくる
• 指定された住所に自分で発送する

といった方法で行います。

修理専門店に直接行く必要がないので、以下の人におすすめです。

• 修理店に行く、修理をその場で待つ時間が確保できない人
• 自宅から通える範囲に修理店がない人

iPhoneを配送修理する場合の一般的な流れ

iPhoneを配送修理する場合の流れは、以下の通りです。

• 修理業者のウェブサイトから配送修理サービスを申し込む
• 修理店の指示に従って、iPhoneと配送用の箱等を用意する
• 配送業者が自宅に来るので預ける、または自身で配送の手配を行う
• 修理を行ってもらい、送り返してもらう

配送方法は修理を受け持つ業者によって異なるので、指示に従うようにしましょう。

また、修理時に代替機を貸し出している業者はほとんどないので、連絡が取りにくくなる旨も周知しておくとより安心です。

iPhoneの配送修理に何日くらいかかるの？

iPhoneの配送修理にかかる日数は、2日〜10日程度です。

修理内容や天候といった配送状況によって異なりますが、

• 修理完了後の発送通知
• 配送完了日に遅延がある場合の通知

といった連絡が送られてきます。

12月末〜1月初旬など長期休暇が修理期間と被る場合、発送から修理完了まで1ヶ月以上遅れる傾向があります。 送る前に長期休暇と修理期間が被らないかはチェックしておくと良いでしょう。

iPhoneの配送修理を利用する前にやっておくべきこと

iPhoneの配送修理を行う前に、以下のことを行っておきましょう。

• バックアップを取っておく
• SIMカードを抜いておく
• 「iPhoneを探す」をオフにしておく
• パスコードロックを解除しておく

バックアップは必須ではありません。しかし、修理で初期化が必要になることを考慮して、写真のデータなど本体に保存されているものをパソコンやクラウドサービス内に移しておきましょう。

SIMカードを挿したままだと修理ができない場合があるので、抜いておくと良いです。 修理の際に万が一SIMカードを損傷してしまった場合は通信が行えなくなるのですが、修理店側ではSIMカードの損傷には対応できません。 お互いのトラブルを避けるために抜く必要があります。

また、「iPhoneを探す」がオンになっていると、修理時に初期化をかけた際にiPhoneのロックがかかってしまい操作不能になってしまいます。 このロックはAppleであっても解除できません。

修理が進まなくなってしまうので、必ず「iPhoneを探す」をオフにしてから、修理に出しましょう。

オフにする方法は下記の通りです。

「iPhoneを探す」をオフにする方法
・「設定」アプリを起動する ・ユーザー名→「探す」を選択する ・「iPhoneを探す」をオフにする

パスコードロックの解除を行っておかないと、業者側で動作チェックができなくなってしまいます。

パスコードをオフにする方法
・「設定」アプリを起動する ・「Face IDとパスコード」を選択する ・画面をスクロールして「パスコードをオフにする」を選択する

上記の操作を行って、修理に出す前にパスコードをオフにしておきましょう。

iPhoneの修理を配送で依頼できる修理業者

iPhoneの配送修理を受け付けている修理業者は、以下4つに分けられます。

• Apple
• iPhoneを購入したキャリア
• iPhone専門修理店
• 配送専門修理店

それぞれの業者の特徴や料金といったことを詳しく解説します。

Apple

iPhoneの配送修理を受け付けている修理業者、1つ目は「Apple」です。

AppleCare+という保険を用意しており、加入している場合はどの修理業者よりも安く修理できます。

iPhoneの工場で故障状況のチェックから修理までを行うので日数は掛かりますが、正規の修理なので状態が元通りになります。

注意点として、

• 修理に初期化が必要になることが多い
• SIMカードは忘れずに抜き取っておく必要がある
  （eSIMの場合は利用停止を申し込む）

といった、配送修理前に事前準備が必要になることが挙げられます。 修理に出す前に、上記のことは必ず行いましょう。

Appleの配送修理サービスにかかる料金

AppleでiPhoneの配送修理を申し込んだ場合、配送自体には料金がかかりません。

iPhone 13のバッテリー交換を申し込んだ場合は、以下の料金で対応してもらえます。

• AppleCare+に加入済み：0円
• AppleCare+なし：14,500円

※2024年4月時点の料金を表示
※故障の状態によって料金は変わります

Appleの配送修理サービスにかかる日数

AppleでiPhoneの配送修理にかかる日数は5〜7営業日程度です。

ただし、長期休暇が修理期間と被る場合には1ヶ月かかることもあります。 12月中旬に発送して、1月中旬までかかったという例もあったようなので、配送修理をする期間に長期休暇が重ならないように気をつけましょう。

Appleの配送修理サービスは代替機を借りられるの？

AppleのiPhone配送修理サービスでは、代替機は借りられません。

その代わり、「エクスプレス交換サービス」という交換機を受け取れるサービスがあります。

エクスプレス交換サービスとは、

• AppleCare+に加入している
• 修理時に追加料金を支払う

上記のどちらかを満たすことで、修理するiPhoneを新品同等のiPhoneと交換できるサービスです。

申し込み方法は電話のみで、修理するiPhoneの配送後、2〜3日程度で別のiPhoneを受け取れます。

iPhoneを購入したキャリア

iPhoneの配送修理を受け付けている修理業者、2つ目は「iPhoneを購入したキャリア」です。

すべての通信キャリアでiPhoneを受け持っているわけでなく、

• au
• ドコモ
• ソフトバンク

の大手3社が修理を受け持っています。

上記以外の通信キャリアではiPhoneの修理を受け持っていません。

iPhoneを販売している通信キャリアは修理を受け付けているだけでなく、購入時にiPhone専用の保険を用意している場合があります。 その保険を利用した修理も可能なので、Apple正規店よりもお得に修理できる場合もあります。

キャリア別配送修理サービスにかかる料金

通信キャリアでの修理サービスは正規の修理と同じなので、料金も同じです。

iPhone 13のバッテリー交換を申し込んだ場合の料金は、下記の通りです。

• AppleCare+に加入済み：0円
• AppleCare+なし：14,500円

※2024年4月時点の料金を表示
※故障の状態によって料金は変わります

上記に加えて、通信キャリアの用意している保険に加入している場合は割引、または修理代金分のポイント付与があるようです。

詳しくは通信キャリアのサイトにあるiPhoneの保険案内ページをご参照下さい。

キャリア別配送修理サービスにかかる日数

通信キャリアでiPhoneの配送修理にかかる日数は5〜7営業日程度です。

• 故障の受付状況が混雑している
• 修理期間が長期休暇と被る

上記の場合には、修理日数が増える場合があるので注意しましょう。

キャリア別配送修理サービスは代替機を借りられるの？

大手3社の通信キャリアで配送修理サービスを申し込んだ際の代替機は、以下の通りです。

• au：代替機なし　※Apple公式の「エクスプレス交換サービス」を案内している
• ドコモ：代替機なし　※Apple公式の「エクスプレス交換サービス」を案内している
• ソフトバンク：「あんしん保証パック with Apple Care Services」加入者のみ、交換機の貸し出しを行っている

au、ドコモの2社では代替機はありませんが、Apple公式の「エクスプレス交換サービス」を案内しています。 ソフトバンクでは特定の保険サービス加入者のみ、修理に出すiPhoneと全く同じ機種の交換機の貸し出しサービスを提供しています。

専門修理店

iPhoneの配送修理を受け付けている修理業者、3つ目は「iPhoneの専門修理店」です。

Appleが認可していない非正規の専門修理店でも、配送修理サービスを受け付けています。

• Apple公式の修理サービスよりも安く早く仕上がる
• 店舗数が多く家の近所で見つかる
• 非正規の修理のため、公式の下取りサービスなどは受けられなくなる

といったことが特徴です。

専門修理店の配送修理サービスにかかる料金

非正規のiPhone専門修理店の配送修理サービスでは、送料と代引き手数料が修理費に加算されます。 iPhone 13のバッテリー交換は、

• 修理費
• 送料
• 代引き手数料

上記3点の合計で12,000円程度かかります。

また故障の状態によっては、別途調査費が加算される場合もあります。

専門修理店の配送修理サービスにかかる日数

非正規のiPhone専門修理店の配送修理サービスの故障品発送から修理完了、返送までかかる日数は以下の通りです。

• 最短で当日中の返送
• 3日〜1週間程度

修理内容や交通状況によって日数は変動しますが、おおむね上記の通りです。

専門修理店の配送修理サービスは代替機を借りられるの？

調査したところ、ほとんどの非正規のiPhone専門修理店で代替機の貸し出しは行っていないようです。

そのため、iPhoneを修理に出す前にSIMカードを抜き、別のiPhone等に差し込んで代替機として使いましょう。

配送専門修理店

iPhoneの配送修理を受け付けている修理業者、4つ目は「配送専門修理店」です。

修理業者の中には、配送でのみ修理を受け付けている業者もあります。 実店舗を持たないことで運用費を抑えているため比較的安く修理できる、という特徴があります。

配送専門修理店の配送修理サービスにかかる料金

iPhone 13のバッテリー交換を配送専門修理店に依頼した場合の相場は、14,080円程度です。

ここに、500円程度の配送料が加算されます。

配送専門修理店の配送修理サービスにかかる日数

配送専門修理店でiPhoneの配送修理を依頼した場合、発送から返送までの日数は3日程度が目安のようです。 故障の度合いや交通状況程度によって、日数が増えることはあります。

配送専門修理店の配送修理サービスは代替機を借りられるの？

配送専門修理店では、iPhoneの配送修理を依頼した場合の代替機を用意していないようです。

そのため代替機が必要な場合は、修理に出す前にSIMカードを抜き取り別のiPhoneに差し込んで代替機として使うようにしましょう。

結局iPhone修理は「持ち込み」と「配送」どちらが良いの？

iPhoneの修理が店舗持ち込みと配送のどちらが良いかは、状況によって異なります。

修理業者への持ち込み方	こんな時におすすめ
実店舗に直接持ち込み	・すぐに修理を済ませたいとき ・家の近くにiPhoneを修理できる店舗がある場合
配送	・家から出られない用事、事情があるとき ・家の近くにiPhoneを修理できる店舗がない場合 ・離島や地方などに住んでいる場合

家や会社のすぐ近くにiPhoneの修理を受け持っている修理店がある場合には、持ち込んだ方が早く修理が終えられます。

しかし、実店舗での修理は受け取りも店舗に行く必要があるので、どうしても行けない事情がある場合には、配送修理の方が手軽でしょう。

自分の状況に合わせて、iPhoneの修理を店舗に持ち込むか配送するかを選びましょう。

iPhoneの配送修理のまとめ

今回は、iPhoneの配送修理について解説しました！

家の近所にiPhoneの修理店がなくても、配送するだけで済ませられるので、とても手軽なサービスです。

【iPhoneの配送修理の流れ】
・バックアップを取る、「iPhoneを探す」をオフにするなどの事前準備をおこなう ・ウェブサイトから配送修理を依頼する ・配送業者の受け取りを待つか、自分で配送業者に持ち込んで配送する ・修理完了後、自宅または近くの郵便局などで受け取る

【iPhoneの配送修理を受け持っている業者と特徴】
Apple：正規の修理を受けられる。AppleCare+に加入している場合にオススメ。 通信キャリア：Appleと同じ修理サービスを受けられる。 iPhone修理専門店：AppleCare+に加入していない場合にオススメ。比較的安く修理ができる。 配送修理専門店：AppleCare+に加入していない場合にオススメ。比較的安く、3日程度で修理ができる。

上記の中では、急ぎで修理する場合は「配送修理専門店」が一番早いのでおすすめです。

ただ、Appleと大手通信キャリア以外で修理に出した場合には、Appleの正規サービスを受けられなくなるので注意が必要です。

配送修理は家の近くに修理店がないときにとても便利なので、ぜひ利用してみてくださいね！

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