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iPhoneの画面浮きを放置すると発火爆発する!すぐに修理すべき理由
iPhone
はじめに
iPhoneの画面が浮いたまま使用している方。そのiPhone、爆発するかもしれません。
iPhoneを含むスマホは精密機器であり、様々な故障がありますが、気をつけるべき故障のひとつが「画面浮き」です。
今回は実は危険な「iPhoneの画面浮き」について解説します。
iPhoneの画面浮きを放置すると発火・爆発するって本当?
「iPhone画面浮きを放置すると発火・爆発の可能性が…」と聞いたことがある人もいるかもしれませんが、それは本当です。
画面浮きは最悪の場合、発火や爆発といった危険な事故につながりかねません。
iPhoneの画面浮きによって発火・爆発する原因とは?
なぜ画面が浮いているだけで、iPhoneが発火・爆発する原因となりうるのでしょうか。iPhoneの画面浮きはいくつかの原因によって起こりますが、「バッテリーの膨張」によって引き起こされるケースもあるためです。以下でこのバッテリーの膨張について解説を進めます。
iPhoneのバッテリー膨張が原因
「バッテリーの膨張」は危険な状態です。iPhoneに使用されている「リチウムイオンバッテリー」は、iPhoneだけでなくその他スマホやモバイルバッテリー、掃除機など実に多くの電化製品に採用されています。しかし近年、リチウムイオンバッテリーが発火・爆発する事故が相次いで報告されているのです。
東京消防庁によると、携帯電話のバッテリーが原因で起きた火災は、東京都内だけでも令和元年〜3年の間に49件も発生しています。また火災の原因を携帯電話だけでなく、リチウムイオンバッテリー全体に広げると、その数は313件にも上ります。
リチウムイオンバッテリーが発火・爆発する原因は様々ありますが、中でも前兆の1つとして多い原因が「バッテリーの膨張」なのです。この「バッテリーの膨張」しているとき、バッテリー内で何らかの原因によってガスが発生している可能性が高いです。可燃性のガスによってバッテリーがパンパンになっているため、膨張しているバッテリーは発火・爆発の危険性が非常に高く危険であると言えるのです。
では次にそのバッテリー膨張の主な原因を見ていきましょう。普段の何気ない習慣がバッテリーに負担をかけているケースもあるため、次の4つのケースには気をつけてください。
- 落下によるiPhone本体の変形
- iPhoneの水没
- 充電とアプリ使用を同時に長時間行う
- 高温環境での放置
バッテリーが膨張する原因:落下によるiPhone本体の変形
バッテリーが膨張する原因の1つに、iPhoneの落下があります。リチウムイオンバッテリーはデリケートなので、衝撃や圧力によって異常を生じる可能性があります。落下の衝撃そのものや、落下で変形したiPhoneの圧力でリチウムイオンバッテリー内にガスが発生し、膨張へと繋がる危険性があるのです。
バッテリーが膨張する原因:iPhoneの水没
水没もバッテリー膨張の原因となることがあります。リチウムイオンバッテリーの発火・爆発の原因を簡単に表現すると「充電しすぎ・放電しすぎ」です。水没は過剰な放電の原因となるため、水没したバッテリーも膨張の危険性があります。
バッテリーが膨張する原因:充電とアプリ使用を同時に長時間行う
何気ない使い方ですが、「充電とアプリ使用を同時に長時間行う」といった行動も、間接的にバッテリー膨張の原因となります。充電しながら電力消費量の多いアプリを使用することで、バッテリーは充電と放電を同時に行っている状態になります。この状態はバッテリーに負担が大きいため、バッテリーの劣化を早めてしまうのです。バッテリーが劣化すると内部で異常が起きるリスクが高まってしまうため、膨張の危険性も上がるということです。普段からバッテリーに負荷の大きい使い方をしてしまっていないか、気をつけるとよいでしょう。
バッテリーが膨張する原因:高温環境での放置
よくニュースにもなりますが、バッテリーを高温環境下に長時間放置すると、バッテリーが膨張し発火・爆発の原因となります。バッテリーは熱に強くないため、高温環境に長時間放置すると大きく劣化してしまうのです。スマホではありませんが、真夏の車内にモバイルバッテリーを2時間放置しただけで火災が起きたという事例もあります。リチウムイオンバッテリーの最高許容温度は45度とされています。45度を超えるとすぐに異常が発生するわけではありませんが、バッテリー周囲の温度や、バッテリーそのものの温度が45度に近づかないように注意しましょう。
iPhoneの画面浮きの発火爆発を防ぐためにはすぐ修理を依頼する
もしお使いのiPhoneの画面が浮いてしまっている場合は、すぐに修理に出しましょう。画面浮きの原因が「バッテリーの膨張」とは限りませんが、素人に診断は困難です。発火や爆発といった危険な事態が発生する確率は決して高くはありませんが、逆に言えばゼロとは言えません。バッテリーの爆発は決して他人事ではないので、画面浮きは放置せずすぐに修理を依頼する方がよいでしょう。
iPhoneの画面浮きの修理費用は?
iPhoneの画面浮きの修理費用の相場について、参考としてiPhone 14を例に解説します。画面浮きで修理が必要な箇所は、ざっくり以下のパターンに大別されるので、それぞれの料金を解説します。
- バッテリー交換のみ
- バッテリー交換+前面の画面
- 本体交換
Apple正規店(Apple Care+加入あり) | Apple正規店(Apple Care+加入なし) | 街の修理屋 | |
---|---|---|---|
バッテリー交換のみ | 0円 | 15,880円 | 7,000〜12,000円 |
バッテリー交換+前面の画面 | 3,700円 | 42,800円 | 25,000〜35,000円 |
本体交換 | 12,900円 | 87,800円 | – |
Apple正規店の修理費は、公式保証サービスである「Apple Care+」の加入有無で大きく費用が異なります。加入していれば街の修理屋よりも安く済むケースが多く、加入していなければ街の修理屋の方が安く済むケースが多い、という感じです。
また、Apple正規店は修正箇所が多い場合は本体交換になりがちなのに対し、街の修理屋は故障箇所のみの修正です。
上記の表はあくまで目安ですが、こういった違いを踏まえて都合のよい修理先を探してみてください。
iPhoneの画面浮きによる発火爆発の危機のまとめ
iPhoneの画面浮きは「バッテリーの膨張」が原因となっている可能性があり、発火・爆発の危険があります。バッテリーの膨張を引き起こす原因としては、次のような行動があります。
- 落下によるiPhone本体の変形
- iPhoneの水没
- 充電とアプリ使用を同時に長時間行う
- 高温環境での放置
バッテリーに衝撃や圧力をかけたり、継続的に負荷の強い使い方をしたりすると、バッテリーに異常が発生する原因となります。画面が浮いている場合は、バッテリーが膨張している可能性があるため、早めに修理を依頼し、安心な状態でiPhoneを使えるようにしましょう。
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