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iPhoneの修理は何回でもできる?キャリアの保証サービスも解説
iPhone
はじめに
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iPhoneの本体価格が高騰している今、Appleやキャリアの保証に入っていると安心ですよね。
しかし複数回故障を繰り返すと、ふと「保証内の修理って何回までOKなんだろ…」と不安になる方も多いです。
そこで今回は、Appleとキャリアの各保証の最大修理回数について解説します。
iPhoneの修理保証サービスは何回まで使える?
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iPhoneユーザーの中には、以下の保証サービスに加入している方もいます。
Apple公式保証 | Apple 製品 1 年限定保証 AppleCare+ for iPhone |
docomo | smartあんしん補償 |
au | 故障紛失サポート with AppleCare Services |
SoftBank | あんしん保証パックwith AppleCare Services |
各保証内の修理回数について解説します。
Appleの保証(Apple 製品 1 年限定保証/Apple Care+ for iPhone)
回数制限 | |
---|---|
Apple 製品 1 年限定保証 | 無制限 |
AppleCare+ for iPhone | 無制限 |
Apple 製品 1 年限定保証は、正規の方法で購入したApple製品が自動で加入する、いわゆるメーカー1年保証です。購入から1年以内の自然故障について、回数制限なく交換できます。ただし、落下や水没などの過失故障は対象外ではないため、1年以内にそう何度も利用するものではないでしょう。
一方でAppleCare+ for iPhoneは、Apple製品購入後に任意で加入する有料保証です。自然故障に加えて、落下や水没などの過失事故についても保証対象内となっています。
もともと修理保証は年に2回の回数制限つきでしたが、2022年9月に「回数無制限」に変更されました。また、1年に2回まで紛失・盗難時に安価で新品を購入できるオプションが追加された「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」もあります。
docomoのsmartあんしん補償
回数制限 | |
---|---|
smartあんしん補償 | 1年に計2回 |
smartあんしん補償は、docomoが独自で提供する補償です。iPhoneの修理や交換に関するサービスは「ご利用機種補償」という名前でまとめられており、次のサービスを年に計2回受けることができます。
▼ご利用機種保証 |
---|
・交換電話機の提供:新品を自宅に届けてもらえる ・修理代金サポート:修理費を最大5,500円に抑えられる ・ケータイデータ復旧サービス:動かなくなった端末からデータを抽出してくれる |
ちなみに年末年始や年度が切り替わるタイミングではなく、1回目を利用した日が1年の起算日となります。
auの故障紛失サポート with AppleCare Services
回数制限 | |
---|---|
自然故障 | 無制限 |
過失故障 | 1年に計2回 |
紛失事故 | 1年に計2回 |
auの故障紛失サポート with AppleCare Servicesは、その名の通りauとAppleが提携している保証サービスです。こちらは「保証会員資格を取得した当日」が1年の起算日となります。
SoftBankのあんしん保証パックwith AppleCare Services
回数制限 | |
---|---|
自然故障 | 無制限 |
過失故障 | 無制限 |
紛失事故 | 1年に計2回 |
SoftBankのあんしん保証パックwith AppleCare Servicesも、AppleのAppleCare+ for iPhoneを元にした保証サービスです。各機種の月額料金は、「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」と同額です。さらに修理の実質負担額をPayPayポイントで還元するサービスも付いています。なお、盗難・紛失時の保証期間の起算日は「保証の契約日」です。
iPhoneは何回まで修理できる?
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続いては保証関係なく、「一般的に同じiPhoneを何回修理できるか」について解説します。
バッテリーの交換
まずはバッテリーの交換です。バッテリーの現実的な交換回数は次のように考えられます。
- 同じ端末の使用年数が1〜3年:1回
- 同じ端末の使用年数が4年以上:2回
実はバッテリーは、iPhoneの部品の中でも寿命が短い部品のひとつです。一般的にはバッテリーは2年ほどで劣化し、交換目安となると言われています。バッテリーに負担のかかる使い方を続けている場合は、交換時期は早まるでしょう。
なお、AppleはiPhoneのライフサイクルを3年で計算するモデルを採用しています。実際の耐用年数はこれよりも長いとされているので、使用年数に応じて適度なバッテリーの交換回数は変わってきます。
画面割れの修理
同じiPhoneの端末を何度も落下させて、画面割ってしまうこともあるでしょう。同じ端末で可能な画面割れの修理回数は、現実的には2,3回でしょう。もし損傷部分が画面だけであれば、画面を交換すればダメージはゼロになるので、理論上は何度でも修理が可能かもしれません。しかし実際には、画面の他にも次のような損傷を伴うケースが大半です。
- フレームの歪み
- 基板やセンサーなどの部品へのダメージの蓄積
目立つ損傷は画面だけでも、少しずつiPhoneの本体にもダメージが蓄積されていくということです。iPhoneは精密機器ですから、わずかな部品の破損でも使えなくなることがあります。また、フレームの歪みは軽度であれば街の修理店で修復可能ですが、いちど受けたダメージが完全に回復するわけではありません。画面割れの修理回数はiPhone全体の損傷度合いに応じて決めるようにしましょう
iPhoneの修理はどこでするのがおすすめ?
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最後にiPhoneのおすすめの修理先について、次の場合に分けて紹介します。
- 保証が使える場合
- 保証が使えない場合
保証が使える場合:正規の修理店
保証が使える場合は当然Appleの正規修理がおすすめです。保証適用時のApple正規修理には次のようなメリットがあります。
- 保証が適用できれば費用を大きく抑えられる
- Apple純正の部品・手順で均質なサービスを受けられる
- 新品に交換してもらえるケースが多い
- 優先的にサポートが受けられる
保証適用時のApple正規店のメリットを一言で言えば「安価で公式の修理サービスを受けられる」ことでしょう。保証適用時の修理費は非正規の修理店よりも安いケースもあるほどです。またApple正規修理は修理メニュー数が少ない分、本体交換で対応となるケースも多いです。非常に高価な新品の本体を安値でゲットできるので、お得に感じる人も少なくありません。また不安や分からないことがあったときに、電話やチャットで優先的にサポートしてもらえる「優先アクセス」も見逃せません。
保証が使えない場合:非正規の修理専門店
一方で保証が使えない場合は、非正規のスマホ修理専門店で修理するのがおすすめです。スマホ修理専門店には次のようなメリットがあります。
- 保証がなければ、こちらの方が費用が安い
- 故障箇所のみ修理する形式
- 店舗数が多い
- ほとんどの修理が15〜90分とスピーディ
- データ復旧などの要望も受け付けている
保証がなければ、スマホ修理専門店には「費用面」と「時間/アクセスしやすさ面」で大きなメリットがあります。Apple正規修理は本体交換になるケースでも、スマホ修理専門店では故障箇所のみ修理してくれます。保証がない場合はその価格差はかなり大きいです。またApple正規の修理はデータ消去が前提ですが、スマホ修理専門店はデータを消さずに済むケースが大半です。
iPhone修理は何回までまとめ
保証が適用できるiPhoneの修理回数は、保証によって異なります。今回は次の保証について、保証内の修理回数をまとめました。落下などの一般的な過失事故の修理に適用できる保証回数はそれぞれ次の通りです。
- ・Apple 製品 1 年限定保証(Apple)
- └ 無制限
- ・AppleCare+ for iPhone(Apple)
- └ 無制限
- ・smartあんしん補償(docomo)
- └ 1年に2回まで
- ・故障紛失サポート with AppleCare Services(au)
- └ 1年に2回まで
- ・あんしん保証パックwith AppleCare Services(SoftBank)
- └ 無制限
また同じ端末で可能なバッテリーや画面割れの修理回数は、一概には言えませんがそれぞれ「2回前後」が現実的なところでしょう。経年や落下によってバッテリーや画面以外の部品も劣化していくため、当該部品だけ交換すれば永遠に使用できるわけではありません。修理か買い替えを検討するときは、あくまでiPhone全体の劣化度合いやパフォーマンスで判断するようにしましょう。
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