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iPhoneの画面浮きは自分で修理できる?おすすめの修理方法解説
iPhone
はじめに

iPhoneを使っていると、画面が浮いてくることがあります。操作はできるので
- 「今のうちに自分で修理を..」
と考える方もいるでしょう。しかし、画面浮きは非常に危険な状態なので、速やかにプロに修理を依頼すべきです。
今回は「iPhoneの画面浮きのセルフ修理」について、iPhone専門修理店のジェンダススタッフが解説します!
iPhoneの画面浮きは自分で修理ができるの?

iPhoneの画面浮きは自分で修理することが可能です。しかし、全くおすすめできません。
なぜなら画面浮きは、数あるiPhoneの故障の中でも非常に危険なもののひとつだからです。
画面浮きの多くは「バッテリーの膨張」によって起こります。iPhoneに使用されているリチウムイオンバッテリーは、異常によってバッテリー内部に可燃性のガスが発生することがあるのです。ガスが充満したことによりバッテリーが膨張し、iPhoneのディスプレイを押し上げてしまっているというわけです。
程度にもよりますが、膨張したバッテリーは発火や爆発などのリスクが高まっている状態です。自分で修理など考えずに、できるだけすぐにプロに修理を依頼するようにしましょう。
iPhoneの画面浮きで有効な応急処置
セルフ修理はNGでも、iPhoneを修理に持っていくまでの応急処置はあります。それは「ラップやジップロックでiPhoneを優しく包む」です。

iPhoneの画面が浮いている状態は、内部に水分やチリ・ホコリなどが入りやすい状態です。さらなる故障に繋がりかねないため、ゴミや水分の侵入はできる限り防ぎましょう。
ただし、テープなどで画面を貼り付けてはいけません。膨張しているバッテリーに圧力をかけることになります。
iPhoneの画面浮きを自分で修理すると失敗してしまうの?

iPhoneの画面浮きを自分で修理すると、必ず失敗するわけではありません。しかしセルフ修理には一定のリスクがあります。特に画面浮きは重大な事態に陥る危険性が高い故障です。
iPhoneを自分で修理するリスク:発火や爆発の可能性がある
前述の通り、iPhoneの画面浮きは多くの場合「バッテリーの膨張」によって引き起こされます。膨張したバッテリー内部には可燃性のガスが充満しており、静電気の火花などで引火・爆発する可能性も否定できません。
東京消防庁によると、2023年に東京都内で起きたリチウムイオンバッテリー関連の火災事故は167件と過去最高でした。そのうちの34件は「外部衝撃」と「分解・廃棄等」が出火原因とされています。
出典:東京消防庁<安全・安心><リチウムイオン電池搭載製品の出火危険>何もしなくても発火のリスクはありますが、力を加えることによってさらに危険性は高まります。自分では触らずにプロに修理を任せるべきでしょう。
iPhoneを自分で修理するリスク:失敗して完全に文鎮化する恐れがある
画面浮きに限らずですが、iPhoneを自分で修理すると些細なことでiPhoneが完全に使えなくなってしまう可能性もあります。画面浮きの修理はバッテリーの交換だろうと、ディスプレイの交換だろうと、iPhone本体を開けて作業することになります。iPhoneは非常にデリケートな機器ですから、目立ったミスがなくとも、静電気や水分などで簡単に故障する可能性があります。
iPhone全てが使えなくなってしまっては元も子もないので、画面浮きに限らず、些細な修理でもプロに依頼するのがおすすめです。
iPhoneを自分で修理するリスク:入手できるパーツが不良品の恐れがある
どれだけ修理作業に細心の注意を払っても、そもそも交換するパーツが不良品であるリスクもあります。iPhoneのセルフ修理は大体の場合、修理する部品の交換パーツを個人で購入することになります。画面浮きの場合は、バッテリーやフロントパネルを交換することが多いですね。
しかし個人で購入する場合は、インターネットの有象無象から購入することになるので、中には不良品を掴まされてしまうこともあるでしょう。その点、プロの修理店には信頼度の高い仕入れ先と、不良品をチェックする目があるので、パーツの観点でもプロ修理の方が安全性が高いですね。
iPhoneの画面浮きは自分で修理できない!修理店での修理がおすすめ

iPhoneの画面浮きは自分で修理すべきではないです。危険な状態である可能性が高いので、できるだけすぐに修理店にiPhoneを持っていきましょう。iPhoneの修理店は、大きく分けて次の3つの選択肢があります。それぞれ特徴が異なるので、自分に合った修理先を選んでください。
iPhoneの画面浮き修理ができる場所:AppleStore
Apple Storeでは、ストア内の「Genius Bar」という部門にいるApple製品を熟知したスペシャリストが修理対応を行ってくれます。メリットは「安心感」ですね。大本営の公式修理ですからサポートも含めて安心感は抜群です。
ただし全国に計10店舗しかなく、基本的に予約必須なので利用のハードルは高めです。価格も保証が適用できればお得ですが、保証適用外だと割高になります。
iPhoneの画面浮き修理ができる場所:正規サービスプロバイダ
Apple正規サービスプロバイダとは、Appleから認可を受けてAppleと同等の修理サービスを展開する業者のことです。主に以下の3つの業者の一部店舗が該当します。
- ビックカメラ
- カメラのキタムラ
- クイックガレージ
Appleと同等の修理サービスを展開しているので、特徴はApple Storeとほぼ同じです。異なる点としては、正規サービスプロバイダは全国に100店舗以上あるため、Apple Storeよりもアクセスもしやすい点ですね。利用者も分散されるため、多少は当日予約や飛び込みでも利用しやすいでしょう。
ただし、あくまで家電量販店の店舗内でAppleの修理サービスを行っているだけなので、Apple Storeと比較して包括的なサポート力は見劣りします。修理以外にもiPhoneに関して色々質問や相談を行いたい場合は、Apple Storeの方が適しているでしょう。
iPhoneの画面浮き修理ができる場所:非正規の修理店
非正規の修理店は、Appleとは関係なく独自の手順と部品で修理サービスを行う、いわゆる「街の修理屋」です。店舗数が全国に数多く存在するため、全国どこでも即日予約や飛び込みで利用しやすいのが特徴です。価格面でも保証適用外なら、公式修理よりも安く済むケースが大半です。
ただし、修理の部品や技術などのクオリティは「業者次第」になります。悪質な業者に当たってしまうと、質の低いパーツを使ったり、修理後すぐに動かなくなったり、というケースもあるでしょう。極端に価格の低い修理店や、修理実績の少ない修理店には注意してみるとよいでしょう。
iPhoneの画面浮き修理失敗まとめ
この記事でわかること
- iPhoneの画面浮きのセルフ修理の可否
- iPhoneの画面浮きの応急処置
- iPhoneの画面浮きを自分で修理するリスク
- iPhoneの画面浮きを修理できる場所
iPhoneの画面浮きは「バッテリーの膨張」が原因で起きている可能性が高いです。バッテリーの内部に可燃性のガスが充満しており危険な状態なので、自分で修理するのはやめておきましょう。修理に失敗すると、発火や爆発といった重大な事故に陥ることもあります。
またその状態で放置することも危険です。できるだけ早くプロに修理を依頼するようにしましょう。iPhoneを修理できる修理店は複数の選択肢があります。それぞれ異なった長所と短所があるので、よく検討した上で自分に合った修理先を選んでくださいね。
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