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iPhone5はまだ修理できるの?修理の料金相場も解説
iPhone
はじめに

「iPhone 5」は、日本では2012年9月21日に発売されました。iPhone4sから画面サイズも本体サイズも大きくなったにもかかわらず、20gも軽量化されたスタイリッシュなデザインが人気の機種でした。充電コネクタに「Lightning」が初めて採用された機種でもあります。さすがに中古市場で人気の機種ではありませんが、いまだに使用している方も少数いらっしゃるでしょう。
しかし、それだけ古いと「修理対応の可否」が気になるところでもありますね。そこで今回は「iPhone 5の故障と修理」について解説します。
iPhone 5は修理すれば今でも使えるの?

結論から言うと「iPhone 5を修理してもほぼ使えない」です。電話やメール、カメラなどの基本的な使い方は可能ではありますが、それらの動作も安定しない可能性が高いです。 本体の消耗度合いによって多少異なりますが、快適に使う目的で所持するものではないと言えるでしょう。
具体的なiPhone5が現在使えない理由としては、以下が挙げられます。
iPhone 5が使えない理由:通信がサポートされていない
iPhone 5が使えない理由のひとつに「電話通信がサポートされていないこと」があります。iPhone 5はインターネットなどにはLTE通信が使用できますが、電話で使用できるのは「3G通信」までです。
au、Softbankの3Gサービスはすでに終了しており、Docomoでも2026年3月をもって終了する予定だと発表されています。Wi-Fiを繋いでの使用はともかく、キャリアの通信サービスを利用するのは現実的ではありません。
iPhone 5が使えない理由:OSのアップデートができない
通信だけでなく本体の性能も厳しいと言わざるをえません。特にiOS更新への対応が2017年に打ち切られているのが致命的で、iOSを更新できないことで使用できるアプリが非常に限られています。使えるのは「電話・メール・カメラ」などの基本的なアプリのみで、LINEも使えません。
またiOSはセキュリティ性能も司っているため、新しく更新しなければしないほど、セキュリティは脆弱になります。インターネットのセキュリティは日々進化しなければついて行けないものです。7年も進化していないiPhone 5は、セキュリティに非常に大きな問題を抱えていると言えます。
iPhone 5の修理が必要な人の特徴

iPhone5が現在ほぼ使用不可である中で、iPhone 5を修理すべき人は「嗜好品としてiPhone 5を楽しみたい人」です。
iPhone 5は本体が4インチと小さく、サイズも重さも現行の6インチを超える機種と比べると3/2ほどです。通話などのみに使用するサブ機としては手頃なサイズと言えますが、さすがに3G回線を2025年の現在に主回線として使用するのは、中々厳しいものがあります。移動を伴うと通信は不安定になるため、屋外に携帯する通話専用端末としても使いづらいです。
セキュリティにも大きな不安があるため、インターネットに接続してメールを確認することにもリスクがあります。機能としてはせいぜいカメラで写真を撮る程度で、あくまで「デザインを楽しむ嗜好品」としての扱いがおすすめです。
iPhone 5の修理はまだできる?

iPhone 5はあまりに古い機体なので、その修理についても気になるところです。まず「修理の可否」について確認してみましょう。
正規の修理店:不可
Apple公式の修理方法はいくつかの選択肢がありますが、いずれの方法でもiPhone 5は修理できません。それぞれの修理方法の概要を以下に簡単に解説します。
Apple Store
Apple Storeや正規サービスプロバイダなどのApple公式の修理窓口にiPhoneを持ち込む方法でもiPhone 5は修理できません。Apple社は販売終了から一定期間が経過した商品の修理サポートを一定期間で打ち切っています。iPhone 5は2013年の9月に日本での販売取扱が終了したため、5年後の2018年の10月には修理サポートが打ち切られました。
キャリアの携帯ショップ
キャリアのショップでもiPhone 5は修理できないことが大半です。大手の携帯キャリアで展開されているiPhone修理はApple公式の修理サービスなので、Apple公式で修理が打ち切られた端末の修理は不可能です。
独自の保証・修理サービスを展開している一部のMVNOなどであれば、iPhone 5の修理や交換に対応している可能性もあります。
非正規の修理店:可能
一方でAppleとは関係のない非正規の修理店、いわゆる「街の修理店」ではiPhone 5の修理を受けられます。ただし街の修理店ではたいていの修理は「即日数十分」ですが、それは店舗に部品の在庫があった場合の話です。iPhone 5などのレアな端末の部品は店舗に在庫がないこともあるため、気になる店舗には事前に「今日中に修理できるか」を確認してみるとよいでしょう。
非正規の修理店ではiPhone 5の「どんな修理」ができる?

非正規の修理店では、以下のようなiPhone 5の修理に対応しています。
- 画面
- バッテリー
- ホームボタン
- カメラ
- スピーカー
非正規の修理店は、パーツの在庫がある限り「故障箇所のみの修理」が可能です。パーツさえあれば、各種ボタンやセンサーなど細かい内部の部品の修理にも対応しています。ただし業者や店舗によって在庫状況は異なるため、目当ての修理店がある場合は訪店前に問い合わせておくことをオススメします。
iPhone 5を非正規修理店で修理する「料金相場」

最後にiPhone 5を非正規の修理店で修理する際の費用の相場を紹介します。
▼iPhone 5を非正規の修理店で修理する際の費用の相場(税込)
画面交換 | 3,000〜5,000円 |
バッテリー交換 | 2,000〜5,000円 |
ホームボタン交換 | 5,000〜7,000円 |
カメラ交換 | 5,000〜7,000円 |
基板修理や複雑なシステム復旧などの高度な修理以外であれば、iPhone 5の修理は数千円程度で済むケースが大半です。街の修理店は飛び込みでの修理にも対応している店舗がほとんどですが、店舗へ行く前には電話で修理部品の在庫を確認しておきましょう。
iPhone 5の修理まとめ
この記事で解説したこと
- iPhone 5は修理できるが「修理しても機能的にはほとんど使えない」
- iPhone 5の修理をオススメするのは「デザインを楽しむ」などの嗜好目的のみ
- Apple公式や大手キャリアではiPhone 5は修理できない
- iPhone 5を修理したい場合は在庫を確認した上で「街の修理店」に依頼しよう
iPhone 5は日本では2012年に発売され、2013年内には販売が終了しました。販売終了から10年以上経過している機種のため、性能的にもセキュリティ的にも問題があり、修理しても一般的な用途で使用するのは厳しいです。用途としてはインターネットに繋がず「カメラで写真を撮る」ぐらいにとどめ、あとは「デザインなどを楽しむ「嗜好品」として扱うことをオススメします。
その上でiPhone 5を修理したい方はお近くの街の修理店に相談してみてください。Apple公式や大手キャリアではiPhone 5の修理サポートは打ち切られています。
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