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iPhone6の画面割れはまだ修理できる?修理場所も徹底解説
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はじめに
iPhone 6は日本では2014年の9月に発売され、iPhone5sから画面が大きく、さらに薄くなったことが話題の機種でした。さらに画面の大きい「Plusモデル」が初めて発売された機種でもあります。2025年現在ではさすがに改めてiPhone 6を中古で選ぶ人は少ないですが、古くから継続して使用している方も多少はいらっしゃるでしょう。
しかし、古い機種はその「修理対応」が気になる点でもありますね。そこで今回は「iPhone 6の故障と修理」について解説します。
iPhone 6は今でも修理すれば使えるの?
出典:iPhone 6 – 技術仕様 – Apple サポート (日本)結論から言うと「iPhone 6を修理しても普段使いにはおすすめしない」です。
iPhone6は発売から10年も経過している古い機種です。デジタル機器、特にインターネットにまつわる機器は進歩のスピードが速いため、10年前の機器では一般的な使用に適していません。具体的には、iPhone 6は以下のような欠点を持っています。
- OSのアップデートができない
- 利用できない機能が多い
iPhone 6が使いにくい理由:OSのアップデートができない
「iOSがアップデートできない」のはiPhone 6の最大の欠点のひとつです。新しいiOSの対応は、その機種が販売終了してから3、4年ほどで打ち切られます。日本でiPhone 6が終売したのは2016年9月で、2019年のiOS13からiPhone 6は対応不可になりました。
iOSが更新できない最大の問題のひとつが「セキュリティ上のリスク」です。iOSはセキュリティも司るシステムなので、「iOSが古い=セキュリティが古い」となります。
iOS12は例外的にセキュリティアップデートのみ不定期に追加されていますが、それでも2023年1月が最後のアップデートとなっています。iOSのセキュリティアップデートは2、3ヶ月に一度更新されるのが普通なので、iOS12の現状のセキュリティが万全とは言えない可能性が高いでしょう。また今後年月が経過すればするほど、さらにそのリスクは高まるとも言えます。
iPhone 6が使いにくい理由:利用できない機能が多い
iPhone 6は現行の機種と比べると、使える機能があまりにも制限されている問題点もあります。各アプリは新しいOSで動くように開発されるため、古いOSは徐々にサポートから外され、動作しなくなっていくのです。例えば「LINE」のiOSへの対応は以下のようになっています。
動作”推奨”環境:iOS16以上
動作環境:iOS12以上 ※LINEバージョン11.17.0まで利用可能
iPhone 6が対応しているiOS12でもギリギリ使用できますが、それもかなり古いバージョンのLINEのみです。LINEでiPhone5(iOS11)の対応が打ち切られたのは2022年のことなので、iPhone 6もいずれLINEが完全に使えなくなることが予測されます。
またアプリだけでなく、eSIMやApple Payなどの本体機能もiPhone 6では利用できません。iPhone 6はアプリも本体機能もかなり限定されているため、一般的な使用には適していないのです。
iPhone 6の修理ができる場所/できない場所
iPhone 6は発売から10年以上経過しているレトロな機種のため、場所によっては修理できないこともあります。以降ではiPhone 6の修理について解説するため、参考にしてください。
正規の修理店ではiPhone 6の修理ができない
Apple正規の修理方法はいくつか選択肢がありますが、どの方法でもiPhone 6を修理することができません。以下にそれぞれの方法の詳細を解説します。
正規の修理店:Apple Store
通常、Apple Storeに故障したApple製品を持ち込むと店頭で修理してもらえますが、iPhone 6は修理できません。Appleでは古い機体は順々に「ビンテージ製品」「オブソリート製品」となり、修理サポートが段階的に打ち切られます。
- ビンテージ品(販売終了から5〜7年)
- └ Apple社に部品が残っている場合のみ修理可能
- オブソリート製品(販売終了から7年〜)
- └ 修理受付不可能
iPhone 6も2022年の9月でビンテージ品のリストに入り、修理サポートが「在庫品限り」となりました。交換部品の在庫があれば修理できますが、10年も前の機種なので基本的には修理は難しいと捉えておいてよいでしょう。
正規の修理店:正規サービスプロバイダ
Apple正規サービスプロバイダとは、Appleから委託を受けてApple正規の修理サービスを展開する業者のことです。具体的には以下の業者が当てはまります。
- ビックカメラ(一部店舗)
- カメラのキタムラ(一部店舗)
- クイックガレージ
Apple Storeが国内に計10店舗しかないのに対し、正規サービスプロバイダは100店以上あるため、より多くの人が店頭でApple正規の修理サービスを受けられるということです。しかし修理対応もAppleに準ずるため、Apple Storeと同様にiPhone6の修理は基本的にできません。
非正規の修理店ではiPhone 6の修理ができる!
いわゆる「非正規の街の修理店」であればiPhone 6の修理もできます。街の修理店はAppleとは関係がなく、部品も純正ではなく「互換品」で修理を行うケースが大半のため、Appleの対応が終了している機種でも修理可能なのです。
街の修理店はApple非公認なので、「非公認の方法で分解・修理した端末は、今後はApple公式のサポートを受けられなくなる」というデメリットがあります。しかし、iPhone 6は元々Appleのサポートを打ち切られているため、街の修理店で修理するデメリットがないと言って差し支えありません。基本的には街の修理店以外にiPhone 6を修理できる選択肢はないので、iPhone 6を修理したい人は街の修理店に依頼しましょう。
非正規修理店でできるiPhone 6の修理一覧
非正規の修理店では、次のようなiPhone 6の修理に対応しています。
iPhone6修理対応症状 |
---|
・画面 ・バッテリー ・ホームボタン ・カメラ ・スピーカー ・充電コネクタ など各パーツ |
非正規の修理店では、各種ボタンやセンサーなど内部の細かい部品まで「故障箇所のみの修理」が可能です。ただし業者や店舗によって対応の範囲は異なり、部品の在庫状況次第では「部品の取り寄せ」の手間が発生することもあります。気になる店舗があれば、店舗へ足を運ぶ前に、修理の可否について電話で確認しておくと安心でしょう。
iPhone 6の修理料金相場は?
街の修理店(非正規店)でiPhone 6を修理した場合の費用の相場を紹介します。
修理メニュー | 非正規店相場 | iPhone修理のジェンダス |
---|---|---|
画面交換 | 3,000〜5,000円 | 1,780円(税込) |
バッテリー交換 | 2,000〜5,000円 | 1,630円(税込) |
ホームボタン交換 | 5,000〜7,000円 | 4,280円(税込) |
高度なシステム復旧や基板修理などを除けば、iPhone 6は数千円で修理が可能です。ただし、実際の修理費については故障品を点検した上で「見積価格」の提示を受けることになります。無料で見積もりだけでも対応してくれる店舗もあるので、気になる方は訪店前に「そもそもの修理可否・部品の在庫確認」も踏まえて、電話してみましょう。
iPhone 6の修理まとめ
この記事で解説したこと
- iPhone 6は一般的な使用には向いていない
- Apple公式や大手キャリアではiPhone 6は修理できない
- iPhone 6を修理できるのは「街の修理店」のみ
iPhone 6は2014年発売と、発売から10年以上経過している機種です。デジタル機器、特にインターネットに関係する機器の進化スピードは速いため、現行の機種と比べると、iPhone 6の性能や機能はかなり限定的となっています。
もし趣味目的などで今後も継続して使用したい方は、「街の修理店」であれば修理が可能です。修理可否や修理費、部品の在庫状況などは店舗によって異なるので、気になる店舗があれば利用前に電話して確認してみましょう。
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