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iPhone8の修理はどこでできる?故障の種類別の料金相場も解説
iPhone
はじめに

iPhone 8は日本では2017年の9月に発売されました。古い機種ですがiPhone Xでの大きなモデルチェンジの前の機種で、歴代最高傑作として挙げる方もいるほど、いまだに一定の人気のある機種ですね。機種変更時にわざわざiPhone 8のSIMフリー端末を選んだり、サブ機として使ったり、中には古くから現役で使い続けている方もいます。
「故障しても修理して使い続けたい」と思う方も少なくないと思いますが、どんな機械でも古い機種の修理取り扱いに関しては注意が必要です。今回は「iPhone 8の故障と修理」について解説します。
iPhone 8はまだ修理できる?

iPhone 8のiOS新バージョンへの対応は2023年9月のiOS17で外れてしまいましたが、修理に関しては2025年2月現在ではまだ受け付けています。
修理サポート終了の目安となる「ビンテージ品」扱いになるのは「販売終了時から5年以降」です。iPhone 8がApple Storeで販売終了したのは2020年4月のことなので、少なくとも2025年4月までは修理サポートが継続される見込みとなっています。
iPhone 8でよく起きる故障のパターン3選

当店でもよくお問い合わせいただく、iPhone 8で起こりがちな故障パターンは次の3つです。
1.画面割れ
画面割れは、どの機種においても最も発生するメジャーな故障のひとつです。iPhone 8ではガラスの強度が大幅にアップしましたが、それでも落下などによって画面が割れてしまうことは少なくありません。またホームボタン部分のガラスが同時に割れてしまうこともあります。画面が割れた状態は以下の様なリスクがあるため、放置してはいけません。
- 視認性の低下
- タップ精度の低下
- 防水&防塵性能の大幅な低下
- 剥がれ落ちたガラスによる怪我
- ホームボタンの反応や指紋認証の精度低下
使いづらくなるだけならまだしも、さらなる故障や怪我につながる可能性もあります。画面の割れた湿気などでも水濡れしやすくなっているため気をつけましょう。
2.背面ガラスの損傷
iPhone 8は、iPhone4s以来の背面ガラスパネルが搭載された機種でした。そのため落下などによって割れるのは前面だけではなく、背面もバキバキになることがあります。背面ガラスが割れると次のような症状・危険性があります。
- 防水&防塵性能の大幅な低下
- 剥がれ落ちたガラスによる怪我
- ワイヤレス充電ができなくなる
- タッチ決済が利用できなくなる
背面ガラスが割れているとiPhoneの防水&防塵性能は大きく下がります。湿気や些細なホコリなどでも内部に侵入して、重大な故障につながる可能性があるため注意しましょう。また前面よりも背面の方が手で触れる機会が多いため、ガラス片による怪我のリスクもやや高いです。
またiPhone 8はQiなどによるワイヤレス充電に初めて対応した機種でもあります。さらにiPhone7以降はNFCによるタッチ決済機能も搭載されています。こうした背面を利用する機能も、背面ガラスの損傷によって使用できなくなる可能性があるのです。
3.水没による故障
iPhone7以降の機種には防水・防塵性能が備わっていますが、やはり水没を完全に防ぐことはできません。以下の様なケースでは一定の水圧を超えて内部に水が侵入する可能性が高いです。
- トイレやお風呂にiPhoneを落とす
- シャワーや蛇口などの流水にiPhoneを当てる
- ポケットにiPhoneを入れたまま川や海で泳ぐ
他にもサウナや浴室の湿気、急激な温度の変化による結露などによって、内部が水濡れすることもあります。また水に塩などの物質が含まれているほど故障のリスクが高まります。
加えて防水・防塵性能はあくまで本体が万全な状態に備わっているものです。画面や背面ガラスなどの外装に傷やヒビが入っているだけでも、水濡れのリスクは大きく跳ね上がります。
iPhone 8が修理できる場所とは?

iPhone 8が故障したら修理に出すべきですが、修理に出す先によって特徴や強みが異なります。以下に代表的な修理店の種類を紹介するので、参考にしてください。
iPhone 8が修理できる場所:AppleStore
Apple StoreにiPhoneを持ち込むと、ほとんどのケースで店頭で即日修理してくれます。Appleの保証が適用できれば修理費もかなりお得になりますが、Apple Storeは全国の主要都市に計10店舗しかありません。
▼Apple Storeで修理する際の所要時間とデータの取り扱い
所要時間 | 即日数時間 |
データの取り扱い | 必ず消える |
ストアの混み具合にもよりますが、修理時間は数時間程度、早ければ1時間ほどで終わることもあります。ただしストアは非常に混むので基本的にはWEBや電話での事前予約が必須です。
またApple公式に修理は、セキュリティの観点上必ず「データを消す」という特徴もあります。修理の受付時に確認されますが、事前に本体データをバックアップしておきましょう。
iPhone 8が修理できる場所:キャリアの携帯ショップ
契約している携帯キャリアによっては、ショップにiPhoneを持ち込むと修理を受け付けてくれます。ただし対応してくれるのは「キャリアで購入した端末のみ」の場合も多く、Apple Storeやインターネットで購入したSIMフリー端末は対応していないケースもあるので気をつけましょう。
▼携帯キャリアのショップで修理する際の所要時間とデータの取り扱い
所要時間 | 店頭修理の場合:即日数時間 預かり修理の場合:1〜2週間 |
データの取り扱い | 必ず消える |
店頭で即日修理してくれる店舗は、大手3キャリアでも都心部に数店舗ずつしかありません。ほとんどの場合は店頭にiPhoneを持ち込んでも、1〜2週間の預かり修理になることを覚えておきましょう。また実際の修理受付フローはキャリアによっても細かく異なります。キャリアで修理したい方は、必ず事前にキャリアのショップやサポート窓口に問い合わせて対応を確認してください。
ちなみに契約キャリアのショップで修理すると、セキュリティの観点からデータが必ず消去されます。修理の受付時に確認するステップはありますが、前もって本体データはバックアップをとっておきましょう。
iPhone 8が修理できる場所:非正規の修理店
非正規、つまり「街の修理店」でもiPhone 8の修理が可能です。Apple正規ではないため、修理の手順や部品は業者によってまちまちですが、全国に非常に多くの店舗が存在するので、当日でもすぐに修理に持ち込みやすいのが特徴です。
▼街の修理店で修理する際の所要時間とデータの取り扱い
所要時間 | 即日数十分 |
データの取り扱い | 消さずに済むケースが大半 |
修理にかかる時間自体も短く、即日数十分で終わることがほとんどです。利用者も集中しづらいため、思い立ったら当日でもすぐ修理できます。
Appleやキャリアの修理だと消えてしまう本体データも、消さずに修理できるケースが大半です。ただし何かの拍子にデータが消えてしまう可能性もゼロではないため、その旨に同意して修理を依頼する必要があります。事前にバックアップを取っておくと安心です。
iPhone 8を修理した時の料金相場を「故障種類別」に解説

また修理先によって修理にかかる費用も変わってきます。修理費は修理メニューによっても変動するため、以下のiPhone 8の3つメジャーな故障の修理費を紹介します。
- 画面割れ
- 背面ガラス割れ
- 水没
iPhone 8の「画面割れ」の修理料金相場
各修理先で「iPhone 8の画面割れ」を修理する際の相場は以下の通りです。
▼iPhone 8の画面割れを修理する際の相場(税込)
Apple Store(定価) | 21,800円 |
契約キャリアのショップ(保証適用) | 3,700〜12,900円 |
非正規の修理店 | 3,000〜6,000円 |
iPhone修理のジェンダス | 2,780~5,780円 |
携帯キャリアもApple公式の修理サービスを提供しているため、基本的に修理費は同じです。定価(保証ナシ)の場合は割高で、保証が適用できればかなりお得になります。
保証が適用できない場合は、非正規店の方が大きく費用を抑えることができます。画面割れの修理は「軽度(ガラスのみ割れている)」「重度(ディスプレイも割れている)」の2種類があり、修理費が異なります。iPhone 8なら軽度で3〜4千円、重度で4〜6千円ほどです。
また交換に使用する部品の質によっても料金は左右されるため、有機ELなどの高品質なパネルに交換すると1万円以上かかることもあります。
iPhone 8の「背面ガラス」の修理料金相場
各修理先で「iPhone 8の背面ガラス割れ」を修理する際の相場は以下の通りです。
▼iPhone 8の背面ガラス割れを修理する際の相場(税込)
Apple Store(定価) | 48,200円 |
契約キャリアのショップ(保証適用) | 8,000〜13,000円 |
非正規の修理店 | 10,000〜15,000円 |
iPhone修理のジェンダス | 2,780~5,780円 |
携帯キャリアの修理サービスはApple公式のものなので、Apple Storeとキャリアショップの修理費は同じです。保証が適用できれば費用を大きく抑えられますが、保証ナシの定価の場合はかなり割高になってしまいます。特にApple公式の修理には「iPhone 8の背面ガラスだけ」の修理メニューがないため、本体交換での対応となります。もちろん費用も本体交換分がかかってしまうので注意しましょう。
一方で保証が適用できない場合は、街の修理店の方がお得に修理できます。非正規店ではiPhone 8の背面ガラスのみの修理も可能なので、本体交換費用がかかることもありません。ただし街の修理店では純正品を扱っている店舗の方が少なく、背面ガラスを交換すると「リンゴマーク」が無くなります。またワイヤレス充電やNFCなど背面を利用した機能も使えなくなる可能性があります。気になる方は必ず事前に確認した上で修理を依頼しましょう。
iPhone 8の「水没修理」の料金相場
各修理先で「iPhone 8の水没」を修理する際の相場は以下の通りです。
▼iPhone 8の水没を修理する際の相場(税込)
Apple Store(定価) | 48,200円 |
契約キャリアのショップ(保証適用) | 8,000〜13,000円 |
非正規の修理店 | 修理成功:10,000円 修理不可:5,000円 |
iPhone修理のジェンダス | 4,800円 |
携帯キャリアで行われるiPhone修理はApple公式のものなので、Apple Storeとキャリアショップの修理費は同じです。保証ナシの定価であれば割高で、Appleやキャリアの保証が使えるとかなりお得になります。Apple公式には「水没修理」という修理メニューはないため、本体丸ごと交換での対応です。ただし、水没したiPhoneのデータに関しては、一部キャリアの保証が適用できればかなりお得に復旧できる可能性があります。
非正規店の場合は「水没修理」のメニューがあります。ただし水濡れは数ある故障の中でも特にケースによって容態が様々で、復旧できるかどうかは作業してみないことにはわかりません。そのため水没修理のメニューは成功した場合と、修理できなかった場合の料金が分かれている修理店も多いです。
iPhone 8は非正規の修理店で修理するのがおすすめ!

ここまで見てきたように、Apple公式の修理と非正規の修理店には異なる強みがありますが以下の様に判断するのがおすすめです。
▼Apple Storeやキャリアショップがおすすめなケース
- Appleやキャリアの保証に加入している
- Apple純正の部品にこだわりがある
- 修理後もタッチ決済やワイヤレス充電を使い続けたい
▼非正規店がおすすめなケース
- Appleやキャリアの保証に加入していない
- 純正品でなくてもOKなので安く修理したい
- 今日すぐに修理してほしい
- SIMフリーのiPhone 8のデータを復旧したい
「保証の有無と価格」「いつ修理してほしいか」「純正にこだわりがあるか」などが主な判断軸です。加えてSIMフリーのiPhone 8のデータを復旧したいケースもあります。
Apple Storeでは「動かなくなった端末のデータ復旧」には対応していません。一部キャリアではデータの復旧サービスがありますが、キャリアで購入した端末に限定されていることがほとんどです。つまりApple Storeやネットで購入したSIMフリーのiPhone 8が水没などで動かなくなり、どうしてもデータを復旧させたいときは非正規店に頼むのが選択肢になります。
iPhone 8修理まとめ
この記事で解説したこと
- iPhone 8はiOS対応は終了しているが修理サポートは2025年9月ごろまで継続する見込み
- iPhone 8は「画面割れ」「背面ガラス割れ」「水没」の3つの故障がよく起こる
- iPhoneの修理先は自分の都合に合ったところを吟味して選ぶべき
Phone 8は歴代最高機種にも挙げられることのある、いまだに人気の機種です。故障しても出来ることなら修理して長く使い続けたい方も多いかと思います。
画面割れや背面ガラス割れはiPhone 8によくある故障ですが、放置するとさらなる故障につながる可能性があります。そのままにせず、出来るだけ早めに修理に出しましょう。
iPhoneの修理先は複数の選択肢がありますが、それぞれの特徴を踏まえて自分にとって最適な修理店を模索してみてくださいね。
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