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iPhoneに防水ケースは必要?おすすめのケースも紹介
iPhone
はじめに

昨今はiPhoneをお風呂で使用する方が増えてきましたね。ジップロックや防水ケースにiPhoneをいれて動画視聴などを楽しんでいる方も多いでしょう。
しかしiPhoneには元々耐水性能も備わっているため、防水ケースの必要性に疑問を感じている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は「iPhoneの防水ケース」について、その必要性やおすすめ品の解説をiPhone専門修理店のジェンダススタッフが行います。
iPhoneに防水ケースは本当に必要なの?

結論から言うと「水辺でiPhoneを使用する時は防水ケースは必須」です。
iPhone 7以降の機種には以下のように耐水性能が備わっています。
機種 | 耐水等級 | 最大水深 |
---|---|---|
iPhone 7 〜XR | IPX7 | 1m |
iPhone XS 〜11 | IPX8 | 2m |
iPhone 11 Pro / Pro Max | IPX8 | 4m |
iPhone SE 2nd / 3rd | IPX7 | 1m |
Phone 12 〜16 Pro Max | IPX8 | 6m |
この「IPX◯」という指標は「IEC(国際電気標準会議)」で定められた、国際的な耐水性能の指標です。
0〜8の数値によって次のように保護の程度が定められています。
等級 | 保護の程度 |
---|---|
IPX0 | 無保護 |
IPX1 | 垂直に滴下する水によって有害な影響を受けない |
IPX2 | 垂直から15度以内の角度で滴下する水によっても有害な影響を受けない |
IPX3 | 垂直から60度以内の角度で滴下する水によっても有害な影響を受けない |
IPX4 | いかなる方向からの水飛沫によっても有害な影響を受けない |
IPX5 | いかなる方向からの水噴流によっても有害な影響を受けない |
IPX6 | いかなる方向からの暴噴流によっても有害な影響を受けない |
IPX7 | 規定の圧力、時間で水中に沈めても有害な影響を受けない |
IPX8 | IPX7よりも厳しい条件で継続的に水中に沈めても有害な影響を受けない |
iPhoneはいずれも「IPX7」か「IPX8」なので上等な耐水性能を備えていますが、残念ながら水没をゼロにはできません。
上記はあくまで実験上の話で、実際の使用シーンにおいては以下のような原因でiPhoneの水没事故は起こりやすくなります。
- 経年劣化や傷などによって耐水性能が低下してしまった
- 水を勢いよくiPhoneにこぼしてしまった
- 水中にiPhoneを勢いよく落としてしまった
- iPhone内部に侵入した水分に塩分などの不純物が多く含まれていた
特に画面や背面ガラスが割れているケースでは耐水性能はほぼゼロになり、水蒸気などのささいな水分でも水濡れ故障を起こしてしまう可能性があるため注意しましょう。
僅かなフレームの歪みなど経年劣化に気付かないこともあるため、iPhoneの耐水性能を過信せず、水辺では防水ケースを使用するようにしましょう。
3種類のiPhoneの防水ケースとは
ではここからはiPhoneの防水ケースについて解説します。
まずは防水ケースの種類からです。iPhoneの防水ケースは以下の3種類に分類することができます。
ハードタイプ

通常のスマホケースと同様に、iPhone本体にはめて使用できる防水ケースがあります。潜水服のようにiPhoneを完全に覆うことで水分の侵入を防ぎます。
ただし、普段装着しているケースと二重で装着することは出来ません。着脱の手間を減らすには、やや分厚くはなりますが通常時から防水ケースを装着して使う手があります。
価格としては2,000〜4,000円ほどのものが多く、防水ケースの中では高額な部類です。
ポーチタイプ

最も種類が多いのが紐のついたビニール素材のポーチ型のケースです。
首から下げる社員証ストラップのスマホ版を想像するとイメージしやすいでしょう。ただしチャックは自分の手で閉めるのではなく、しっかりと密閉できる開閉機構がついているケースが多いです。
500〜2,000円程度で購入できるものが多く、リーズナブルなのも特徴のひとつです。
スタンドタイプ

浴室やキッチンに置いて使用できる防水ケースもあります。
ケース自体にスタンド機能がついているものや、壁に貼りつけるアームが付属したケース、さらには浮き輪がついて浴槽に浮かべられるものもあります。
価格は1,000〜3,000円程度で防水ケースとしては中程度といったところです。
iPhoneの防水ケースの選び方
続いてiPhoneの防水ケースの選び方についてです。
防水ケースにも色々な種類があるため、以下の判断軸に沿って自分に合ったケースを選びましょう。
用途に合わせて選ぶ

防水といっても使用するシーンによって、求められる性能や機能は変わってきます。
以下はあくまで例ですが、どんなシーンで使うのかによって必要な機能を見極めましょう。
お風呂で使う | ポーチタイプがおすすめ。水中写真を撮りたければ水に浮かないタイプもあり。 |
プールで使う | ポーチタイプがおすすめ。水中写真を撮りたければ水に浮かないタイプもあり。 |
トレッキングで使う | 携帯しやすいハード対応がおすすめ。耐塵性能を併せ持ったケースだと万全。 |
密閉方法から選ぶ

防水ケースの防水性能は、密閉方法で決まると言っても過言ではありません。
- 指で閉めるビニールチャック
- スライダー付きのビニールチャック
- 押し込みロックのついたチャック
- ファスナー
など実に様々な形状の密閉口があり、中には密閉口が2重や3重になっているものもあります。
基本的には利便度(簡易度)よりも安心度の高いものを選ぶべきですが、厳重すぎるものを選んで使用が面倒になり、使うのをサボるようになっては意味がありません。
自分にとって、使いやすさと安心度合いのバランスがよいものを選ぶことをおすすめします。
水辺で写真を撮るなら透明度の高いケースを選ぼう

使い勝手にこだわるなら「ケースのカメラ性能」も見逃せません。カメラも当然カバーされるため、ケースによって写真写りには大きな差が生まれます。
写真を撮る場合は出来るだけカメラ性能に影響を与えないケースを選ぶとよいでしょう。
また写真を撮らずとも、カメラを使った「Face ID(顔認証)」が使えるかも重要な点です。
中にはFace ID非対応のケースもあるため注意しましょう。ちなみにTouch ID(指紋認証)の対応可否もケースによって異なります。
【シーン別】iPhoneにおすすめの防水ケース4選
最後にiPhoneにおすすめな防水ケースの具体例を4つ紹介します。
お風呂におすすめのiPhone防水ケース:BELLEMOND「スマホ防水ケース」

出典:【楽天市場】【LINE登録で10%OFF!】 スマホ 防水ケース お風呂 マグネット 付き 壁掛け 置き型 2WAY プール 海 6.8インチまで|BELLEMOND(ベルモンド)公式
タイプ | スタンド型 |
---|---|
耐水性能 | IPX6(相当) |
価格 | 1,698円(税込) |
サイズ | 〜6.8インチ |
Face ID | 対応 |
Touch ID | 非対応 |
BELLEMONDの『スマホ防水君』はお風呂で使用するのにおすすめなスタンド型の防水ケースです。
強力マグネットまたは粘着テープも付属しており、壁掛け型としても使用することができます。
ただし耐水性能はIPX6”相当”であり、正式な規格に則った製品ではありません。またTouch IDも非対応である点には注意しましょう。
お風呂におすすめのiPhone防水ケース:シズカウィル「アクアダイブ」

出典:【楽天市場】スマホ 防水ケース 水中撮影 スマホ防水 iphone スマホ防水ケース android お風呂 防水携帯ケース 海 完全防水|shizukawill(シズカウィル)
タイプ | ポーチ型 |
---|---|
耐水性能 | IPX8 |
価格 | 1,000円(税込) |
サイズ | 〜6.8インチ |
Face ID | 対応 |
Touch ID | 非対応 |
shizukawillの『AQUA DIVE(アクア ダイブ)』はIPX8の等級を取得したポーチ型の防水ケースです。
開閉部にはロック機構を搭載しており、高い防水性能を誇っているため、プールなどアクティブなシーンにもおすすめとなっています。水に浮くタイプと浮かないタイプがあるため、用途に応じて好きな方を選びましょう。
プールにおすすめのiPhone防水ケース:YOSH「大型防水スマホケース」

出典:Amazon.co.jp: YOSH 2枚セット 防水スマホケース IPX8認定 独自のロック装置 タッチ操作 海 水中撮影 プール 風呂 顔認証
タイプ | ポーチ型 |
---|---|
耐水性能 | IPX8 |
価格 | 1,299円(税込) |
サイズ | 〜7.0インチ |
Face ID | 対応 |
Touch ID | 非対応 |
YOSHの『大型防水スマホケース』もIPX8の等級を取得した高性能も防水ケースです。
7.0インチのサイズまで対応しているため、大型の機種にも使用することができます。価格も2枚セットで1,300円ほどとかなりリーズナブルです。指紋認証が使用不可な点には注意しましょう。
アウトドアにおすすめのiPhone防水ケース:SEIMINA「防水ケース」

出典:【楽天市場】★楽天1位 51冠★米軍MIL規格★ 防水ケース iMagSafe 水中撮影 IP68 完全防水 指紋認証 顔認証 Seimina
タイプ | ハードケース型 |
---|---|
耐水性能 | IPX8 |
価格 | 2,880円(税込) |
サイズ | 〜6.7インチ |
Face ID | 対応 |
Touch ID | 非対応 |
SEIMINAの『防水ケース』は、高性能なハードタイプの防水ケースです。
IPX8の等級取得はもちろん、米軍が調達する物資に対して付けられる環境耐性規格「MIL規格810」も取得しており、耐塵や耐衝撃性能も優れています。
また「顔・指紋認証」へは両対応、かつ「MagSafe(ワイヤレス充電)」への対応や、「防水 / 通話モード」を切り替えるスイッチの付属など、機能面も抜群です。
ただし充電に使用できる端子のサイズは限られており、太い端子は使えないため注意しましょう。
iPhone防水ケースまとめ
この記事で解説したこと
- iPhoneには耐水性能が備えてあるが様々な原因で水没事故が起きてしまう
- 水辺でiPhoneを使う際には防水ケースは必須である
- 防水ケースにも色々あるので用途に合わせて最適なものを選ぶべし
iPhone 7以降の機種には耐水性能が備わっていますが、それだけで水没故障をゼロにはできず、勢いよく水に落とした場合などには内部に水が侵入することがあります。
また耐水性能は本体の傷や経年劣化によって気付かずに低下していることも多く、ひどい場合は浴室の湿気などで壊れてしまうこともあります。
iPhoneを大切に長く使いたい人はプールや海はもちろん、浴室でも防水ケースを着用するようにしましょう。防水ケースにも色々なタイプがありますが安い物なら数百円、高くとも4,000円ほどでほとんどのものが購入できます。
しっかりと水を防げて、かつ面倒くさがらず毎回しっかりと使えるケースを選んでくださいね。
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