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iPhone12miniの修理はどこで行うのがおすすめ?お得な修理方法も解説
iPhone
はじめに

iPhone12 miniは2020年に発売されたiPhone12シリーズのコンパクトモデルです。サイズ的にも性能的にも、iPhone SEと通常のiPhoneの中間のようなモデルで、小型モデルが人気の日本では好評でした。
しかしiPhone12 miniは2022年8月に販売終了となっており、かつ現在はminiモデルの後継機が存在していません。愛用者の方は、故障したとしてもできるだけ修理して長く使い続けたいことでしょう。
そこで今回は「iPhone12 miniの故障と修理」について、iPhone専門修理店のジェンダススタッフが解説します。
iPhone12 miniはいつまで修理して使うことができる?

確定ではありませんが、これまでの傾向からiPhone12 miniのサポートは以下のスケジュールまで継続すると予想されています。
- ■修理サポート
- └2027年8月ごろまで ※以降は「在庫部品がある限り」修理可能
- ■iOSサポート
- └2025年または2026年9月ごろまで
歴代iPhoneのサポートは販売終了から一定期間を目処に、各サポートが打ち切られてきました。修理サポートは販売終了から5年で「ビンテージ製品」となる傾向にあります。iPhone12 miniがApple Storeで販売終了したのが2022年 8月のため、その5年後の2027年ごろがタイミングになるだろうと予想されています。
同様にiOSサポートは販売終了から3、4年後に終了となる傾向にあります。そのためiPhone 12 miniは2025年のiOS19、もしくは2026年のiOS20以降へのアップデートはできなくなる可能性があります。
iPhone12 miniは自分で修理ができる?

軽微な故障であれば「自分で修理できるかも…」と考える方もいるかもしれません。しかし、iPhone12 miniをセルフで修理するのは全くおすすめしません。確かにインターネットで調べてセルフ修理のやり方を知ることはできますが、実際の修理作業は非常に繊細なものです。iPhoneはデリケートな精密機器なので、わずかなミスでも本体が全く使えなくなる可能性が十分にあります。最悪の場合はバッテリーに異常が発生し、発火や爆発といった事態につながるリスクもあります。
また詳しい解説は控えますが、厳密には「総務省に認可を受けた業者以外が修理した無線端末を使用する」のは電波法違反にあたります。電波法は公共の電波に影響をもたらすような不正改造された無線機を取り締まるための法律です。個人のスマホ使用が摘発される可能性はほぼゼロに近いですが、厳密には法律に違反しているため、やめておいた方が無難でしょう。
iPhone12 miniを修理できる場所3選

iPhone12 miniを修理できる場所を3つ紹介します。それぞれサービスの違いを理解して、自分に合った修理先を選んでください。
Apple正規店
Apple正規の店舗にiPhone12 miniを持ち込むと、基本的に即時修理を開始してくれます。営業時間ギリギリの依頼でなければ、当日中に完了するケースも多いです。ここでいうApple正規店とは次の2つのことです。
- Apple Store
- └全国計10店
- 正規サービスプロバイダ
- └全国計90店ほど
正規サービスプロバイダとは、Appleから委託を受けて公式の修理サービスを展開する「外部の修理業者」です。具体的には「カメラのキタムラ」や「ビックカメラ」などが当てはまります。ただし上記の通り、店舗数が多くはないため、都市部以外からは気軽にアクセスできない可能性があります。また利用者が集中するため、基本的には事前予約が必須です。Appleの公式ページもしくは電話で事前に予約をした上で利用しましょう。
キャリアの携帯ショップ
大手キャリアであれば、ショップ店頭でApple公式修理を受け付けています。ただし、ほとんどの店舗で受け付けているのは「1〜2週間の預かり修理」です。店頭での即時修理に対応している店舗は、以下の通り各キャリアとも数店ずつしかありません。
- docomo
- └2店(丸の内、栄)
- au
- └7店(仙台、新宿、渋谷、横浜、栄、梅田、天神)
- SoftBank
- └5店(仙台、銀座、表参道、栄、梅田)
しかし大手キャリアは代替機を借りれるケースが多いため、修理の間は手元にiPhoneがなくなるわけではありません。代替機の在庫は店舗によって異なるため、気になる店舗があったら予約がてら事前に電話した上で訪店しましょう。
非正規の修理店
Appleとは関係のない、非正規の修理店でもiPhone 12 miniを修理することができます。非正規店とは、それぞれ独自の修理サービスを展開する「街の修理店」です。純正品ではなく、いわゆる「互換品」を使って修理する修理店が大半となります。
しかし部品の値段が抑えられている分、修理費も安いのが特徴です。また修理は基本的に「即日数十分」で、即日予約や飛び込みでも問題なく利用できる強みがあります。店舗数も全国に非常に数多く存在するので、どの地域からも気軽にアクセスしやすいです。
iPhone12 miniの修理料金相場

iPhone12 miniを修理する際の費用相場を紹介します。
Apple正規店でiPhone12 miniを修理する料金相場
▼Apple正規店でiPhone12 miniを修理する際の料金相場(税込)
保証あり | 保証なし | |
---|---|---|
ディスプレイ交換 | 3,700円 | 34,800円 |
背面カメラ交換 | 12,900円 | 23,800円 |
背面ガラス交換 | 3,700円 | 44,800円 |
Face ID(インカメラ交換) | 12,900円 ※ | 59,400円 ※ |
Apple正規店の費用面の主な特徴は以下の2点です。
- 修理メニューが少なく「本体交換」になるケースが多い
- 保証が適用できると非常にお得だが、保証なしだと割高
修理というと故障したパーツのみを修理・交換するイメージがありますが、Apple正規の修理は「パーツのみ修理できる箇所」が多くはありません。故障として多い「画面」や「バッテリー」など一部のパーツを除くと、「本体丸ごと交換」で対応されるケースが多いことは覚えておきましょう。費用ももちろん本体交換費用がかかります。
またApple正規の修理費を最も大きく左右するのは「保証の有無」です。保証が使える場合は、修理でも本体交換でも非常にお得な料金になります。ただし保証が使えない場合は、数万円の費用がかかってしまいます。
キャリアの携帯ショップでiPhone12 miniを修理する料金相場
▼キャリアでiPhone12 miniを修理する際の料金相場(税込)
保証あり | 保証なし | |
---|---|---|
ディスプレイ交換 | 0〜3,700円 | 34,800円 |
背面カメラ交換 | 0〜12,900円 | 23,800円 |
背面ガラス交換 | 0〜3,700円 | 44,800円 |
Face ID(インカメラ交換) | 0〜12,900円 ※ | 59,400円 ※ |
大手キャリアのショップで受け付けているiPhone修理はApple正規のものなので、費用体系はAppleと同様です。ただしキャリアの保証に加入している場合は、ポイントでのキャッシュバックなど独自の割引が適用されることもあります。またMVNOなどの一部キャリアではAppleとは関係のない非正規の修理サービスを展開しているところもあります。
加えて「修理間の代替機の貸出料」や「修理受付費用」などキャリア独自の料金が、加算されることもあります。トータルの費用はケースやキャリアによってバラつきがあるため、実際にお近くのキャリアショップに問い合わせて確認してみましょう。
非正規の修理店でiPhone12 miniを修理する料金相場
▼非正規の修理店でiPhone12 miniを修理する際の料金相場(税込)
ディスプレイ交換 | ガラスのみ破損:13,000〜16,000円 それ以外:15,000〜20,000円 |
背面カメラ交換 | カバーガラスのみ破損:8,000〜10,000円 カメラ本体:14,000〜20,000円 |
背面ガラス交換 | 20,000〜25,000円 |
Face ID(インカメラ交換) ※ | 12,000〜18,000円 |
非正規の修理店ではAppleやキャリアの保証は使えません。しかし保証が使えない人にとっては、非正規店の方が修理費を大きく抑えることができます。非正規店の修理が安い理由は主に以下の2点です。
- 交換修理に使う部品の価格が抑えられている
- 故障箇所のみ修理できる
非正規店の交換修理で使用する部品は、ほとんどが純正品ではなく互換品です。部品の値段が安価なので修理費も安く設定されています。なお一部、高品質な互換品や純正品での修理を指定できる修理店もあります。また非正規の修理店は「故障箇所のみ修理できる」ので、特にApple正規だと「本体丸ごと交換」になるケースだと、価格差が大きくなります。
ただし非正規の修理店では修理できない機能もあるため注意が必要です。例えばインカメラが故障した場合、インカメラの部品を交換すればカメラ機能は復活しますが、Face IDの機能は使えないままです。修理の可否はケースによっても異なりますが、非正規店に向いていない故障があることも覚えておきましょう。
iPhone12 miniの修理は非正規の修理店で安く修理がおすすめ!

状況によって選ぶべきiPhoneの修理先は異なりますが、以下のような方は非正規店でiPhone12 miniを修理するのがオススメです。
▼iPhone 12 miniを非正規店で修理するのがおすすめの方 |
---|
・Appleやキャリアの保証が使えない ・公式のサービスや純正パーツにこだわりがない ・Touch IDやFace IDなど特定の機能の修理ではない |
上記に該当する方は、非正規店の方が費用をグッと抑えられる可能性が高いです。かつ当日予約や飛び込みでも利用しやすいため、今すぐに修理してほしい場合にも適しています。非正規の修理店に興味のある方は、ぜひお近くのアクセスのよい修理店を調べてみてください。
iPhone12 mini修理まとめ
この記事で解説したこと
- iPhone12 miniの修理サポートは「2027年8月ごろまで」と予想される
- 「2025年のiOS19」または「2026年のiOS20」以降はアップデートできない可能性がある
- iPhone12 miniのセルフ修理はリスクが高いため止めておくべき
- iPhone12 miniの修理先は複数の選択肢があるので自分に合った場所を選ぶ
iPhone12 miniは2020年に発売された機種ですが、5G通信にも対応しており、スペック的には2024年現在も問題なく使用できます。ただし修理やiOSのサポート期限は数年後に迫っている可能性が高いため、それらの時期も含めて修理を検討するとよいでしょう。
また修理先選びも非常に重要です。「保証の有無」や「純正品へのこだわり」などに応じて、自分に合った修理先をしっかり検討してみてくださいね。
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