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iPhone12ProMaxはどこで修理がおすすめ?修理別の料金を解説
iPhone
はじめに

iPhone 12 Pro Maxは2020年に発売されたiPhone 12シリーズのハイエンドモデルです。12シリーズの中で最も画面とバッテリー容量も大きく、かつカメラも高性能で、2024年の現在も十分に通用するスペックを誇っています。特にiPhone 12は初めてトリプルカメラが採用された機種だったので、当時購入された方もワクワクしたのではないでしょうか。
しかし、それだけ高機能なモデルだけに故障すると非常にショックですよね。
今回はそんな「iPhone 12 Pro Maxの故障と修理」について、iPhone専門修理店のジェンダススタッフが解説します。
iPhone 12 Pro Maxはいつまで使える?

iPhone 12 Pro Maxの公式サポートに関しては以下のスケジュールで打ち切られると予想されています。
- ■修理サポート
- └2026年9月ごろを境に「在庫部品がある場合のみ修理可能」になる
- ■iOSサポート
- └2025年9月のiOS19から対応不可能になる
歴代iPhoneの修理は販売終了から5年ほどで「ビンテージ製品(在庫があれば修理)」、5〜7年で「オブソリート製品(修理受付完了)」となってきました。iPhone 12 Pro MaxがApple Storeで販売終了したのは2021年9月のため、2026年の9月ごろにビンテージ製品となると予想されています。
また、最新iOSへの対応サポートは修理サポートよりも1、2年早く打ち切られる傾向にあります。2024年9月のiOS18ではサポートが打ち切られる機種はありませんでした。そのため、2025年9月のiOS19の時点でサポートが終了になるのでは、と見られています。
iPhone 12 Pro Maxでよくある故障の例

実際に店舗によくお問い合わせいただく、iPhone 12 Pro Maxの故障の例を4種ご紹介します。これらの故障トラブルが起こっている方は、直ちに修理に出すことをおすすめします。
画面のガラス割れ
画面割れはiPhoneにおいてもっともポピュラーな故障のひとつです。iPhone 12シリーズには「セラミックシールド」という強化ガラスが採用されましたが、落下などによる画面割れを完全に防ぐことはできません。画面割れは次の2段階に分けることができます。
- 「ガラス割れ」
- └ディスプレイ表面のガラスのみ損傷がある状態
- 「ディスプレイ割れ・タッチ異常」
- └ガラスの内側のディスプレイに損傷や異常がある状態
しかしiPhoneのディスプレイのガラスはディスプレイパーツと一体になっているため、ガラスだけ壊れている場合もディスプレイを丸ごと交換します。
背面ガラスの破損
iPhone8以降の機種は背面にもガラスパネルが採用されているため、落下させると背面も割れてしまうことが多いです。背面が割れていても使用感にすぐ影響がでるケースは少ないですが、防水・防塵性能が著しく低下しています。水濡れや異物混入による故障の危険性が非常に高まっている状態なので、放置せずにすぐに修理に出すことをおすすめします。
iPhone 12シリーズはApple Storeでも「背面ガラス修理」が可能!
Apple StoreなどApple公式の修理では、従来は「ディスプレイ交換」と「バッテリー交換」、「本体まるごと交換」の3つしかメニューがありませんでした。しかし、iPhone 12からは修理メニューが増え、「背面ガラス(カメラ部分を除く)」「背面カメラ」の部品を個別に交換修理できるようになっています。
バッテリーの劣化
iPhoneのバッテリーは経年によって劣化するため、一定の度合いに達した場合は新品に交換する必要があります。iPhoneのバッテリーの劣化度合いは「バッテリーの最大容量」でチェックすることができます。
▼バッテリーの劣化度合いのチェック方法 |
---|
1.「設定」アプリを開く 2.「バッテリー」メニューを選択 3.「バッテリーの状態と充電」をタップ 4.「最大容量」の項目をチェック |
最大容量が80%未満になっていたら交換の目安です。なお、iPhone14以前のバッテリーはフル充電を500回繰り返した時に、本来の容量の80%を維持するように設計されています。
出典:バッテリー – サービスとリサイクル – Apple(日本)使い方にもよりますが「1年半〜2年半ほど」で交換すべきタイミングがくることが多いです。
カメラレンズの損傷
落下などによってiPhone 12 Pro Maxの特徴でもあるトリプルカメラが損傷してしまうこともあります。iPhoneのカメラレンズはカバーガラスによって覆われており、レンズそのものが傷つくケースはそこまで多くありません。しかし外側のカバーガラスが損傷しているだけでも、写りに大きな影響がでることが多いです。さらにカバーガラスにヒビが入っていると、カメラ部品本体が水濡れや異物で故障するリスクが高まります。壊れたのがカバーだけだったとしても、そのままにせず修理に出しましょう。
iPhone 12 Pro Maxを修理できる場所3選

iPhone 12 Pro Maxを修理できる場所を3つ紹介します。それぞれサービスの概要が異なるため、各修理先の強みをよく理解して、自分に合った修理先を選びましょう。
Apple正規店
Apple Storeや正規サービスプロバイダにiPhoneを持ち込むと、基本的に即日でiPhoneを修正してくれます。正規サービスプロバイダとは、Appleから委託を受けてApple公式の修理サービスを提供している修理業者のことです。
▼主なApple正規サービスプロバイダ |
---|
・ビックカメラ(一部店舗) ・カメラのキタムラ(一部店舗) ・クイックガレージ |
ただし、店舗数はApple Storeは全国に10店舗、正規サービスプロバイダは全国に計90店舗です。都市部を除くと気軽にアクセスするのは難しい側面もあります。
通信キャリアのショップ
大手のキャリアであれば、ショップにiPhoneを持ち込むことで、Apple公式の修理を受け付けてくれます。ただし、店頭で即時修理してくれるのは各キャリアとも全国の主要都市に数店ずつしかありません。
- docomo
- └2店(丸の内、栄)
- au
- └7店(仙台、新宿、渋谷、横浜、栄、梅田、天神)
- SoftBank
- └5店(仙台、銀座、表参道、栄、梅田)
ほとんどの店舗で受け付けているのは「1〜2週間の預かり修理」のみです。しかしキャリアは修理間の代替機を貸してくれるため、気になる店舗に予約がてら「代替機の在庫確認」をしておくことをおすすめします。
非正規のスマホ修理店
Appleとは関係のない街の修理店、いわゆる「街の修理店」でもiPhoneを修理可能です。非純正の部品で修理を行う店舗が一般的ですが、iPhone 12 Pro Maxのようなハイエンドの機種も問題なく修理できます。
全国に非常に数多く存在しているため、アクセスは抜群です。また、たいていの修理は「即日数十分」で完了するので、当日思い立ってすぐに修理してもらうことも可能です。
iPhone 12 Pro Maxの修理料金相場

iPhone 12 Pro Maxを修理する際の相場について解説します。
Apple正規店でiPhone 12 Pro Maxを修理する料金相場
▼Apple正規店でiPhone 12 Pro Maxを修理する際の料金相場(税込)
保証あり | 保証なし | |
---|---|---|
ディスプレイ交換 | 3,700円 | 50,800円 |
背面ガラス交換 | 3,700円 | 75,800円 |
バッテリー交換 | 0円 | 14,500円 |
背面カメラ交換 | 12,900円 | 26,800円 |
Apple正規店で修理する際の費用面のポイントは「Appleの保証が適用できるか」です。保証が使えれば、かなりお得にiPhoneを修理することができます。逆に保証がない場合は、修理費はかなり高くつきます。特にiPhone 12 Pro Maxは本体価格が高いため、保証の有無による価格差は大きいです。
また上記以外のメニューは全て「本体丸ごと交換」となることも覚えておきましょう。例えば充電口が損傷した場合でも、本体交換代がかかります。
通信キャリアのショップでiPhone 12 Pro Maxを修理する料金相場
▼キャリアショップでiPhone 12 Pro Maxを修理する際の料金相場(税込)
保証あり | 保証なし | |
---|---|---|
ディスプレイ交換 | 0〜3,700円 | 50,800円 |
背面ガラス交換 | 0〜3,700円 | 75,800円 |
バッテリー交換 | 0円 | 14,500円 |
背面カメラ交換 | 12,900円 | 26,800円 |
キャリアショップで提供されているiPhone修理サービスはApple公式のものなので、修理費に関しては基本的にApple正規店と同じです。ただし加入している保証によっては、キャリア独自の割引価格が適用されることもあります。
また大手キャリア以外のMVNOなどでは、Apple公式以外の修理サービスが提供されていることもあり、その場合の修理費にはバラツキがあります。
非正規の修理店でiPhone 12 Pro Pro Maxを修理する料金相場
▼非正規の修理店でiPhone 12 Pro Maxを修理する際の料金相場(税込)
ディスプレイ交換 | ガラス割れのみ:11,000〜20,000円 それ以外:16,000〜25,000円 |
背面ガラス交換 | 25,000〜45,000円 |
バッテリー交換 | 9,000〜12,000円 |
背面カメラ交換 | カメラガラス:9,000〜10,000円 カメラ本体:17,000〜25,000円 |
非正規店の修理費は、業者によって使用するパーツの質が異なるため価格にもバラツキがありますが、概ね上記の通りです。Appleやキャリアの保証は使えない場合は、Apple公式の修理よりも費用を抑えて修理することができます。なお業者によっては交換するパーツに高品質のものやApple純正品を選べるところもあり、その場合は上記よりも価格が高くなります。
非正規の修理店は「故障箇所のみ修理できる」ので、特にApple公式の修理だと「本体丸ごと交換」となるケースだと価格差が大きくなります。
iPhone 12 Pro Maxの修理は非正規の修理店で安く修理がおすすめ!

iPhone 12 Pro Maxは本体価格が高いので、iPhoneの中でも特にしっかりと自分に合った修理店を選ぶべきです。次のような方には非正規店での修理がおすすめになります。
▼非正規店でのiPhone修理がおすすめな方 |
---|
・Appleやキャリアの保証が使えないけど費用を抑えたい方 ・Apple純正の部品にこだわりがない方 ・即日ですぐに修理してほしい方 |
大きな判断軸は「保証がつかえるか」と「公式や純正にこだわりがあるか」です。iPhone 12 Pro Maxは高価な機体なので、保証に加入している方が比較的多いですが、その場合は保証が使える選択肢をとることをおすすめします。
保証に加入しておらず、特に公式や純正のサービスに強いこだわりがない方であれば、非正規店を選んだ方が、費用を抑えてスピーディに修理可能です。
iPhone 12 Pro Max修理まとめ
この記事で解説したこと
- iPhone 12 Pro Maxは2026年9月ごろから修理が「在庫部品限り」になると予想される
- iPhone 12 Pro Maxは「2025年9月のiOS19以降」への更新は打ち切られる可能性がある
- iPhone 12 Pro Maxは高価な機体なので特に修理店選びは重要
iPhone 12 Pro Maxは2024年現在も全く問題なく使えるハイエンドなモデルです。特にカメラの性能はヘタな最新機種よりも高く、かなり綺麗な写真を撮ることができます。それだけ魅力のある機種なので、ささいな故障も放置せずに、修理に出すことをオススメします。特に物理的な故障は放置すると、さらなる故障に発展する可能性があります。ぜひこの記事を参考に、自分に合った修理店を選んでみてください。
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