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iPhone11 Pro Maxの修理料金相場は?画面修理についても解説
iPhone
はじめに

iPhone 11 Pro Maxは2019年に発売されました。5G通信にこそ対応していませんが、超広角レンズを含めたトリプルカメラなど、2024年現在でも十分に通用するスペックを備えた機種ですね。本体価格もミニマムの64GBでも10万円を超えていたため、まだまだ故障しても修理して長く使いたい方もいるでしょう。そこで今回は「iPhone 11 Pro Maxの故障と修理」について解説します。
iPhone 11 ProとiPhone 11 Pro Maxの違いと共通点は?
まずiPhone 11 Pro Maxの性能面について簡単におさらいしておきましょう。同時に発売されたiPhone 11 Pro MaxとiPhone 11 Proの違いは以下の点です。
iPhone 11 Pro Max | iPhone 11 Pro | |
---|---|---|
画面サイズ | 6.5inch | 5.8inch |
解像度(ピクセル) | 2688 * 1242 | 2436 * 1125 |
本体サイズ(DWH) | 158.0mm * 77.8mm * 8.1mm | 144.0mm * 71.4mm * 8.1mm |
重量 | 226g | 188g |
バッテリー容量 | 3969mAh | 3046mAh |
iPhone 11のハイエンドモデルであるiPhone 11 Proとの違いは、サイズに伴う違いのみです。XSとXS Maxがそうであったように、Maxモデルは単純に本体性能は据え置きで、サイズのみ大きくしたモデルと言えます。
故障に対する性能、つまり耐久性に目を向けるとiPhone 11シリーズは「テクスチャードマットガラス」という特殊ガラスを採用しています。当時は「スマホで最も頑丈なガラス」とApple公式が謳うほどでしたが、やはり落下による画面割れをゼロにはできませんでした。ある程度の衝撃が加わると、ディスプレイ、背面にヒビが入ることがあります。
iPhone 11 Pro Maxは修理すれば現役で使える!

iPhone 11 Pro Maxは2025年3月現在でも修理して使うことができます。iPhone 11 Pro Maxは当時の最上位モデルでした。5G通信にこそ対応していませんが、カメラ性能は2024年現在でも依然として上位で、コア性能も十分に通用するでしょう。
またiPhoneの「機種の寿命」を判断する項目として「Apple公式のサポートの期限」があります。Apple製品は以下のように販売終了から一定期間が経過すると、修理サポートとiOSのサポートが段階的に打ち切られてきました。
- ■修理サポート
- └販売終了から5年ほどで「ビンテージ製品」入り ※在庫部品の限り修理可能
- └ビンテージ製品入りから1〜2年で「オブソリート製品 ※修理受付が完全終了
- ■iOSサポート
- └販売終了から3、4年で「最新iOSバージョンのサポート対象外」になる
- └最新iOSバージョンのサポート対象外から最長4年ほどで「セキュリティ更新も終了」
iPhone 11 Pro MaxがApple Storeで販売終了したのは「2020年10月」なので、2025年の10月ごろを境に、修理とiOSのサポートが段階的に打ち切られていくと予想されます。
なお、これは明確にタイミングが決まっているわけではなく、あくまで「これまでそうであった」という傾向にすぎません。しかし歴代の機種はほぼ例外なく上記のタイミングに当てはまっているため、新たな傾向が示されるまでは覚えておいた方がよいでしょう。
画面が割れたiPhone 11 Pro Maxの修理方法は?

iPhone 11 Pro Maxは発売から5年経過しているため「古い機種だしどうせなら自分で修理するのもアリかも」と考えている方もいるかもしれません。しかし、どうしても趣味目的で行いたい場合以外は、セルフ修理はやめておくことをおすすめします。
iPhoneのもっともポピュラーな故障である「画面割れ」の修理ですら、以下のようにiPhoneの本体を開けて多数の精密部品を扱う作業になります。
「画面割れ」の修理手順 |
---|
1.iPhone本体を開ける 2.本体からディスプレイ部品を外す 3.ディスプレイ部品からスピーカー部品とセンサー部品を外す 4.さらにディスプレイ部品からディスプレイケーブルとシールドを外す 5.新しいディスプレイ部品に「1〜4のステップの逆の作業」を行う |
上記はかなり簡略化した手順ですが、その過程でいくつものネジや配線を触る作業があり、わずかなミスで更なる故障に発展するケースがよくあります。バッテリーに異常が生じて、発火や爆発といった重大な事態に発展する危険性もゼロではありません。様々なリスクがあるため、iPhoneの修理はプロに依頼するようにしましょう。
iPhone 11 Pro Maxが修理できる場所3選

プロにiPhone 11 Pro Maxを修理してもらえる場所は大きく分けて、次の3つです。
Apple Storeや正規サービスプロバイダ
Apple Storeや正規サービスプロバイダにiPhoneを持ち込むと、店頭で修理を行なってくれます。Apple公式のサービスなので、修理の質と安心感はピカイチです。修理内容や依頼時間にもよりますが、当日中に修理が終わるケースも少なくありません。
ちなみに正規サービスプロバイダとは、Appleから委託を受けて公式修理を行う外部修理業者のことです。以下の店頭でもApple正規の修理を受けることができます。
▼主な正規サービスプロバイダ |
---|
カメラのキタムラ(一部店舗) ビックカメラ(一部店舗) クイックガレージ |
ただしApple Storeは全国に計10店舗、正規サービスプロバイダも全国に90店舗ほどしかありません。都市部以外からは気軽にアクセスするのが難しいと言えるでしょう。また利用者が集中するため、基本的には事前予約が必須です。繁忙期や直近の土日などは、希望する日時は予約が取れない可能性もあります。
キャリアの携帯ショップ
契約しているキャリアによっては、ショップ店頭でもiPhoneの修理を受け付けてくれます。中でも大手キャリアのiPhone修理はApple公式のものなので、近くにApple正規店がなくてもApple正規の修理を受けることができます。ただし、店頭で修理を行なってくれる店舗は、各キャリアとも全国にわずか数店しかありません。
- docomo:2店(丸の内、栄)
- au:7店(仙台、新宿、渋谷、横浜、栄、梅田、天神)
- SoftBank:5店(仙台、銀座、表参道、栄、梅田)
上記以外の店舗に修理品を持ち込んだ場合は「1〜2週間の預かり修理」となるため注意しましょう。ただしキャリアの修理では「修理間の代替機」を借りられることが多いです。代替機の在庫は店舗によって異なるので、在庫確認も兼ねて事前に電話で予約してから訪店しましょう。
非正規の修理専門店
Appleとは関係のない非正規の修理店、いわゆる「町の修理店」でもiPhone 11 Pro Maxを修理できます。非正規なので修理の手順や部品の質にはバラつきがありますが、それだけに修理費を抑えられるメリットがあります。
また修理は基本的に「即日数十分」で完了するため、当日思い立ったらすぐに修理することもできます。全国各地に非常に多数の店舗があるため、誰でもすぐにアクセスしやすいのも大きな利点です。
【修理場所別】iPhone 11 Pro Maxの画面割れ修理の料金相場は?
iPhone 11 Pro Maxを修理する際の費用を、修理場所別に紹介します。なお修理費は修理メニュー(故障内容)によっても変わるため、今回は画面割れを直すための「ディスプレイ交換」の相場を紹介します。
▼各修理先でiPhone 11 Pro Maxのディスプレイを交換する際の費用相場(税込)
保証あり | 保証なし | |
---|---|---|
Apple正規店 | 3,700円 | 50,800円 |
キャリアショップ | 0〜3,700円 | 0〜50,800円 |
非正規店 | ガラスの損傷のみ:9,000〜15,000円 ディスプレイ内部も損傷:13,000〜20,000円 |
Apple修理店は「保証の有無」が極めて重要です。保証が使えれば非常にお得にディスプレイを交換できますが、保証がないと数万円の料金がかかります。iPhone 11 Pro Maxは本体価格が高い機種なので、ディスプレイの交換も高額です。
キャリアショップは大手であればApple公式の修理を行なっているため、基本的な費用はApple正規店と同じです。ただしキャリアの保証に加入している場合は、ポイントキャッシュバックなど独自の割引を受けられることもあります。ただし、キャリアによっては「修理受付金」や「代替機の貸出料」など、逆に別途料金がかかることもあります。
非正規の修理店は保証こそ使えませんが、保証なしの場合は費用をグッと抑えることができます。非正規店の費用体系は業者によって様々ですが、ディスプレイの損傷度合いで料金が変化する店も多いです。さらにディスプレイは色々な種類があるパーツなので、液晶または有機ELなど、パーツの質を選べる修理店もあります。ただし高品質なパーツは上記価格の2倍ほどの料金がかかるため、費用面のメリットを感じづらくなります。
iPhone 11 Pro Max修理まとめ
この記事で解説したこと
- iPhone 11 Pro Maxはスペック的にもサポート的にもまだまだ継続して使える
- iPhoneの修理は非常に難しく繊細な作業なのでプロに依頼すべき
- iPhone 11 Pro Maxの修理先はしっかり価格を比較して選ぶべき
iPhone 11 Pro Maxは修理すれば2024年現在でも十分に現役で使えるスペックです。サポート的には2025年10月ごろから段階的に打ち切られていく見込みですが、あくまで段階的なのでそれ以降はすぐに全く使えなくなるわけではありません。しっかりとプロに修理してもらうことで、まだまだ継続して使っていけるでしょう。
修理先は「故障箇所」や「保証の有無」で、しっかりと修理価格を比較してください。
その上で「純正品へのこだわり」や「アクセス」などで絞り込むと、自分に合った修理先を見つけやすいですよ。
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