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iPhone 13 Proが故障した!!修理方法や料金を解説
iPhone
はじめに

iPhone 13 Proは2021年に発売されたiPhone 13シリーズのハイエンドモデルですね。
特にカメラ性能は2024年10月現在でも一線級のものを誇っており、今なお使い続けている方も多くいるでしょう。
価格面でも今なおキャリアの認定中古品価格で9万円ほどをキープしているだけに、壊れると非常にショックなものですよね。
しかしiPhone 13 Proを大切に長く使うには、些細な故障でも放置せずに修理することが重要です。
そこで今回は「iPhone 13 Proの故障と修理」について解説します。
iPhone 13 Proはまだ修理して使い続けられるの?

iPhone 13 Proは「2021年9月」に発売された機種ですが、向こう数年はメイン機として使える機種です。
iPhoneはその当時の最先端レベルの性能で発売される「ハイスペック機」なので、2025年1月現在でも全く問題なく使うことができます。
iPhoneの機種変更の目安として「サポート打ち切りの時期」がありますが、iPhone 13 Proはまだまだその心配もありません。
▼歴代iPhoneのサポート打ち切り傾向 |
---|
・修理サポート:販売終了から5年を境に順次打ち切り ・iOSサポート:販売終了から3.4年を境に順次打ち切り |
iPhone 13 ProがApple Storeで販売終了となったのは「2022年9月」です。
サポートの打ち切りは1年以上かけてゆっくりと行われるため、iPhone 13 Proも向こう数年は安心して使えるでしょう。
iPhone 13 Proでよく起こる故障・トラブル

iPhone 13 Proでよく起こる故障には次のような故障があります。
画面割れ
iPhone 13 Proには「セラミックシールド」という強化ガラスが採用されていますが、それでも落下などによる画面割れをゼロにはできません。
画面割れはその程度によって2段階に分けることができます。
- ガラス割れ:ディスプレイ表面のガラスだけ割れている状態
- 液晶割れ(漏れ):ディスプレイ内部の層まで破損している状態
※ディスプレイが液晶でなく有機ELの場合でも「液晶割れ」と呼ぶことが多い
ディスプレイの部品は複数の層で構成されており、内部の発色や発光に関係のある層が壊れると、画面の表示に明らかな異常が出るのです。
ガラス割れの場合は大きな影響がないことが多いですが、耐水性能が低下しているため放置しないようにしましょう。
背面ガラス割れ
iPhone 13 Proは背面にもガラスパネルが採用されているため、落下によって背面がバキバキになってしまうこともあります。
背面ガラスの損傷によって支障が出る機能
- ワイヤレス充電
- NFC機能(タッチ決済など)
これらの機能を使わないからといって、割れたままにしておくのはNGです。
iPhoneの背面ガラスは気密性に大きく関わるパーツなので、ヒビが入っているだけでも、耐水性能がほぼゼロまで下がってしまいます。
浴室の湿気などでも水濡れ故障を起こすリスクがあるため、そのままにせずに修理に出すことをおすすめします。
インカメラ・FaceIDが壊れている
インカメラなどの部品が壊れることもありますが、故障の原因を特定するのが難しいケースが多いです。
特にiPhoneのインカメラ部品はFace IDのセンサーなど多数のパーツが一体となった高機能な部品なので、色々な故障が発生することがあります。
▼iPhoneのインカメラが壊れた際に起こる主な症状 |
---|
・レンズ割れ ・レンズ内部への異物混入 ・カメラが起動しない ・カメラの画面が真っ黒 ・カメラが曇る ・カメラがずっと揺れる ・ずっとピントが合わない ・顔認識ができなくなる ・画面の自動明るさ調節機能が失くなる |
また、こういった内部の部品は原因の特定が難しいのも悩みどころです。
レンズの破損や、水をこぼした覚えがある、など分かりやすいケースもありますが、特に外見にも問題がなく、心当たりもない場合は特定が難しいです。
無料で点検や見積もりを行ってくれる修理店にiPhoneを持ち込めば、修理費も含めて明らかになるためおすすめです。
FaceIDは正規の修理店でしか直せないって本当?
iPhoneの修理について調べていると、iPhoneの修理先には「Appleの正規店」と「非正規店」の2種類があり「非正規店では直せない故障がある」という情報が出てきます。
その代表例が「Face ID」ですが、これは95%ほど本当です。
Face IDはセキュリティに深く関わる機能なので、部品を交換すると動作しないように作られています。
これを解消するにはシステムの書き換えを行わないといけないため、非正規店では修理が不可能で、正規店で本体ごと交換するしか選択肢がないのです。
ただし技術の進歩によって、非正規店でもシステムの書き換えを行ってFace IDを修復できる店がわずかに出てきたのは事実です。
ただし現時点ではごくわずかな非正規店でしか修理できないため、「Face iDの修理=Apple正規店で本体ごと交換」と覚えておいて差し支えないでしょう。
iPhone 13 Proの故障は「自分で」直せる?

軽微な修理であれば「iPhone 13 Proを自分で直せるかも…」と思う方もいるかもしれませんが推奨できません。
セルフ修理には次のような問題点があります。
- ほとんどの修理がiPhoneを開いて行う繊細な作業なので更なる故障のリスクが高い
- 専用の工具や交換部品を選んで購入する手間とコストがかかる
- 修理作業自体にも時間がかかる
- 自分でいちど分解したiPhoneはApple正規の修理やサポートの対象外になる
自分で修理にチャレンジして余計に壊れてしまった端末が、修理店に持ち込まれることもよくあります。
一部の技術者を除くとほとんどの人にとって「リスクとリターンが見合っていない」ため、プロに修理を依頼するのがおすすめです。
iPhone 13 Proを修理できる場所3選

iPhone 13 Proの修理を依頼できる場所は、次の3つの選択肢があります。
Apple Storeや正規サービスプロバイダ
Apple Storeや正規サービスプロバイダにiPhoneを持ち込むと、店頭で即時修理を開始してくれます。
店内の混雑状況にもよりますが、「1〜3時間ほど」で完了する修理が多いです。
ちなみに正規サービスプロバイダとは、Appleから公式修理の委託を受けた外部の修理店のことです。
▼主な正規サービスプロバイダ |
---|
・カメラのキタムラ(一部店舗) ・ビックカメラ(一部店舗) ・クイックガレージ |
いずれの店舗でもApple公式の安心の修理サービスを受けることができますが、Apple正規店は全国に計100店舗しかありません。
都市部以外では手軽にアクセスすることは難しいでしょう。利用するには基本的に事前予約必須です。
飛び込みでのキャンセル待ちも可能ではありますが、利用者が多く確実性にかけるため、予約してから行くことをおすすめします。
キャリアの携帯ショップ
大手キャリアであればショップの店頭でAppleの公式修理を受け付けてくれます。しかし即時修理に対応している店舗は、各キャリアとも全国に数店ずつしかありません。
- docomo
- └2店(丸の内、栄)
- au
- └7店(仙台、新宿、渋谷、横浜、栄、梅田、天神)
- SoftBank
- └5店(仙台、銀座、表参道、栄、梅田)
上記以外のショップでも受付は可能ですが、「1〜2週間の預かり修理」となることを覚えておきましょう。
ただし「修理間の代替機」などを借りられることも多いです。
修理間の在庫は店舗によって異なるため、訪店前には「予約と代替機の在庫確認」をかねて電話で一報入れておくことをおすすめします。
非正規の修理専門店
Appleとは関係のない、いわゆる「街の修理店」でもiPhoneを修理することができます。
一部のAppleから認可を受けた修理店を除くと、Apple純正の交換部品を使うことができません。互換品での修理となりますが、それだけに大きく修理費を抑えることができます。
また修理時間も「即日1時間以内」が基本で、全国に数多く存在するため、誰でも当日中に修理しやすいという強みもあります。
もちろん飛び込みでも利用可能ですが、部品の在庫状況は店舗によって異なるため、念のために訪店前に電話しておくと安心です。
iPhone 13 Proの修理料金相場

iPhone 13 Proを修理する際の費用相場について解説します。
Apple Storeや正規サービスプロバイダでiPhone 13 Proを修理する料金相場
保証あり | 保証なし | |
---|---|---|
ディスプレイ交換 | 3,700円 | 42,800円 |
背面ガラス交換 | 3,700円 | 67,800円 |
インカメラ・Face ID修理 | 12,900円 ※ | 87,800円 ※ |
※本体交換費用
Apple正規店で修理する際の費用面のポイントは次の2つです。
- 主要な修理箇所以外は「本体交換」となる
- 「保証の有無」で修理費が極端に変わる
Apple正規の修理は修理メニューが少なく、個別に修理できる箇所は「ディスプレイ」「背面ガラス」など4箇所しかありません。
それ以外の箇所の修理は全て本体交換となり、料金も本体交換費用がかかってくるため注意しましょう。
また、Apple正規修理は「保証の有無」が極めて重要です。保証が使えればiPhoneの修理・交換を行うには最もお得な手段となりますが、保証なしの場合はかなり割高です。
修理先選びにも大きく関わってくるため、iPhoneの修理を行う場合はまず「自分が保証が使えるかどうか」を確認しましょう。
キャリアの携帯ショップでiPhone 13 Proを修理する料金相場
保証あり | 保証なし | |
---|---|---|
ディスプレイ交換 | 0〜3,700円 | 42,800円 |
背面ガラス交換 | 0〜3,700円 | 67,800円 |
インカメラ・Face ID修理 | 0〜12,900円 ※ | 87,800円 ※ |
※本体交換費用
キャリアショップで受け付けているiPhone修理はApple正規のものなので、費用面に関してもApple正規修理と一緒です。
ただしキャリアによっては「修理受付金」や「代替機の貸出料」などの料金が別途必要となることもあります。 また大手キャリア以外ではApple正規ではないiPhone修理を扱っていることもあるので注意しましょう。
逆にキャリアの保証に加入していれば「ポイントでの後日キャッシュバック」などのキャリア独自の保証を受けられることもあります。
実際の総費用はケースによって様々なので、保証の有無の確認なども含めて、まずはサポートやお近くの店舗に電話してみることをおすすめします。
非正規の修理専門店でiPhone 13 Proを修理する料金相場
ディスプレイ交換 | ガラスの破損のみ:18,000〜27,000円 ディスプレイ内部も破損:24,000〜31,000円 |
背面ガラス交換 | 27,000〜33,000円 |
インカメラ・Face ID修理 | 13,000〜20,000円 |
非正規店ではAppleやキャリアの保証を使うことはもちろんできません。しかし保証がない人にとっては、修理費を大きく抑えられる手段になります。
iPhone 13 Proなどの修理費は非正規店の中でも高価な方ですが、「Apple正規×保証なし」の修理費と比べると、少なくとも1万円以上は安くなることが大半です。
また、非正規店では「故障箇所のみ修理すること」が可能です。
そのためApple正規だと本体交換となるような修理の場合は、特に価格差が大きくなります。
iPhone 13 Proはどこで修理するのがおすすめ?

iPhone 13 Proの修理先は複数選択肢があり悩ましいところですが、主に次の3つの判断軸で選ぶことをおすすめします。
Check
- Appleやキャリアの保証を使って修理できる→ YES / NO
- 純正品にこだわりがある→ YES / NO
- 修理に出す前にデータのバックアップを取れる →YES / NO
どれか一つでもYESの場合は正規店での修理がオススメです。
Apple正規の修理はディスプレイ交換のような軽微な修理でも「データが消える可能性が高い」です。
iPhoneが操作可能でバックアップを取ることができるなら、修理後にデータを復元することができます。
逆に全てNOの場合は、非正規店を選ぶと費用を抑えつつ、迅速に修理することができます。
また非正規店の修理は「データを極力消さずに」行います。
もしバックアップを取れておらずiPhoneが操作不能になった場合は、非正規店を利用することでデータが助かるかもしれません。
iPhone 13 Proの修理方法まとめ
この記事で解説したこと
- iPhone 13 Proは性能的にもサポート的にも今後数年は安心して使うことができる
- iPhone 13 Proは僅かな故障でも悪化する可能性があるため放置はしない方がよい
- セルフ修理はリスクとリターンが全く見合っていないためNG
- 修理先は主に「保証の有無」「純正品へのこだわりの有無」で選ぼう
iPhone 13 Proはまだまだメイン機として問題なく使っていける機種です。ささいな故障も放置せず、プロに修理してもらいながら、長く大切に使ってください。
iPhoneの修理先選びは悩ましいものですが、「今回の修理費」を出来るだけ明らかにするのがスタート地点です。
まず「Appleやキャリアの保証が使えるか」を確認し、その後に近くの各修理店でかかる費用面を比べてみましょう。
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