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iPhone15の故障はどこで修理がおすすめ?修理料金も解説
iPhone
はじめに

iPhone 15は2023年9月に発売されたばかりの新しい機種です。充電コネクタがLightningからUSB-Cへと変更になりましたが、その互換性の快適さを感じている方も多いでしょう。
ただし本体価格は上がり続ける一方で、ついにiPhone 15では一番下の128GBでも約15万円ほどになりました。せっかく高い端末を買ったからには、できるだけ長く使い続けたいところですね。大切に長く使うには、故障したら適切に修理することが非常に重要です。
今回は「iPhone 15の故障と修理」について解説します。
iPhone 15は修理して長く使うのがおすすめ!

iPhone 15は2024年9月に発売されたiPhone16に次いで新しい機種です。性能としても一線級のものを備えているため、向こう数年に渡って長く使い続けることをおすすめします。
iPhoneの機種変更のタイミングの目安としては「修理・iOSサポート」の終了が挙げられますが、歴代iPhoneのサポートは以下のタイミングで打ち切られてきました。
- 修理サポート:販売終了から5年ほどで順次打ち切り
- iOSサポート:販売終了から3,4年ほどで順次打ち切り
iPhone 15は「2025または2026年の9月まで」は販売が継続する見込みのため、まだまだ安心して長く使い続けることができます。
iPhone 15でよくある故障の事例は?

iPhone 15では以下のような故障がよく起こります。
背面ガラス割れ
iPhone 15の背面には「セラミックシールド」という強化ガラスが採用されていますが、やはり落下などで強い衝撃が加わると割れてしまうことがあります。背面のガラスが割れていると、機能面としては
- ワイヤレス充電
- NFC(タッチ決済など)
に支障が出ることがあります。また背面ガラスは本体の気密性に大きく関わっているため、背面ガラスが割れていると耐水性が大きく低下します。浴室の湿気など些細な水分でも、水濡れ故障を起こしてしまうリスクがあるため、放置せずに早めに修理しましょう。
液晶漏れ
背面だけでなく、ディスプレイも故障しがちなパーツのひとつです。表面のガラス割れはもちろん、ディスプレイの内部まで故障してしまうケースもあります。ディスプレイの内部が破損する故障は「液晶割れ・液晶漏れ」と言い、画面表示やタッチ操作に明らかな異常が発生します。ちなみにiPhone 15に搭載されているディスプレイは有機ELですが、その場合も便宜上「液晶割れ・液晶漏れ」という表現を使うことが多いです。
液晶の故障は「落下による衝撃」はもちろん、踏みつけなどによる「圧力」で起こることがあります。中にはタイトなズボンのポケットにiPhoneを入れて動き回った際の圧力で、液晶が割れてしまうこともあるのです。液晶割れ・漏れは徐々に悪化して、いずれ画面が全て操作できなくなる可能性があるため、画面が操作できているうちに修理に出すようにしましょう。
充電コネクタの破損
充電コネクタは電子部品が外部に露出している構造のため、故障しやすい箇所のひとつです。充電コネクタの故障には以下のようなケースがあります。
- コネクタ内に水が侵入してしまった
- コネクタ内にホコリなどの汚れが溜まってしまった
- コネクタ内で充電ケーブルの端子が折れてしまった
- 間違った端子を差し込んでコネクタ内部を傷つけてしまった
など
特にiPhone 15は「iPhone史上初めてUSB-Cが搭載された機種」です。慣れないうちは癖でLightningを差し込み、それが原因で故障してしまうこともあるでしょう。
インカメラ・FaceIDの故障
インカメラも主に落下の衝撃などによって壊れてしまうことがあります。インカメラが故障した際に起こる症状としては以下のようなものが挙げられます。
- ヒビや光が映り込む
- 真っ暗で何も映らない
- ピントが合わない
- カメラが振動する
- カメラが曇る
- 顔認識やFace IDが反応しない
など
異物の写り込みなど写真写りに異常が出れば、故障だと判別しやすいですね。ただしインカメラの部品は多数のセンサーなどが一体となった高機能なパーツなので、中にはピント調節機能など「一部機能が使えなくなる」といった故障もあります。またそういった機能的な故障は部品(ハードウェア)の故障ではなく、システム(ソフトウェア)が原因であることも多々あります。外からでは原因の特定が難しいため、修理店でいち早く鑑定してもらうのも手です。
iPhone 15の「AppleCare+」の確認はどこでできる?

iPhoneを修理する場合は「Apple Care+」やキャリアの保証の有無が極めて重要です。保証内で修理できれば非常にお得に修理できますが、保証がなければ修理費が高額になりやすいです。特にiPhone 15は本体価格も高いため、保証の有無による価格差は大きくなります。
修理場所選びにおいても保証の有無は非常に重要なので、修理を決断したらまず「保証の確認」を行いましょう。以下では例として「Apple Care+を確認する方法」を紹介します。
▼「設定」から確認する方法 ※iOS17.5~のみ |
---|
1.「設定」アプリを開く 2.「一般」メニューを選択 3.「情報」をタップ 4.「AppleCare と保証」をタップ 5.確認したい端末を選択 |
▼Apple公式サイトで確認する方法 |
---|
1.「設定」アプリを開く 2.「一般」メニューを選択 3.「情報」をタップ 4.「シリアル番号」をメモする 5.「お使いのデバイスの保証状況の確認」にアクセスする 6.シリアル番号と画面に表示されているコードでサインインする |
他にもよく分からずにキャリアの保証に加入している人も少ないため、キャリアの保証も確認しておきましょう。また保証によって適用条件は非常に様々で、全ての故障に適用できるわけではありません。加入していても使えなければ意味がないため、加入していることが分かったらサポートに問い合わせて「今回のケースで保証が使えそうか」も確認しましょう。
iPhone 15はどこで修理できる?

iPhone 15は次の3つの場所で修理することができます。
正規店(AppleStoreや正規サービスプロバイダ)
Apple Storeや正規サービスプロバイダに故障品を持ち込むと店頭で即時修理を受けることができます。たいていの修理は数時間で完了するため、持ち込み時間や店内の混雑状況にもよりますが、当日中に終わらせてもらえるケースも多いでしょう。
Apple StoreではGenius Barという部門にいる技術スペシャリストが検査・修理に対応してくれます。Apple直営のサービス拠点なので、総合的な手厚いサポートにも期待できます。ただし全国に計10店しかないためアクセスできる人は限られているでしょう。
正規サービスプロバイダはAppleから委託を受けて公式修理を展開する、外部の修理業者です。
▼主な正規サービスプロバイダ |
---|
・カメラのキタムラ(一部店舗) ・ビックカメラ(一部店舗) ・クイックガレージ |
上記の全国約90店舗でApple公式修理を受けることができます。ただしあくまで外部の業者なので、柔軟な修理判断などのサポート力に関してはApple Storeよりも感じられないこともあるでしょう。
キャリアの携帯ショップの修理サービス
契約しているキャリアによっては、ショップでiPhone 15の修理を受け付けてくれます。特に大手のiPhone修理はApple公式のものなので、近くに正規店がない場合はキャリアショップでApple公式修理を依頼するとができます。ただし店頭での即時修理に対応しているのは、各キャリアとも全国に数店ずつしかありません。
- docomo:2店(丸の内、栄)
- au:7店(仙台、新宿、渋谷、横浜、栄、梅田、天神)
- SoftBank:5店(仙台、銀座、表参道、栄、梅田)
上記以外の店舗に持ち込んだ場合は「1〜2週間の預かり修理」となるので覚えておきましょう。ただしキャリアの保証が適用できる場合は「即日の出張修理」や「最短翌日の交換」といったサービスを受けられることもあります。また修理間の代替機を借りられるなど、キャリア独自のサービスが充実しているのも特徴です。
非正規の修理店
Appleとは関係のない非正規店、いわゆる「街の修理店」でもiPhone 15の修理が可能です。工法や交換部品の質にバラつきがありますが、その裏返しとして修理費を抑えやすいメリットがあります。
また非正規店は全国各地に非常に多くの店舗があるため、誰でもアクセスしやすい強みがあります。ほとんどの修理が「当日1時間以内」に完了するので、当日思い立ってすぐに修理してほしい場合にもおすすめです。
ただし一部機能は、非正規店で修理すると使えなくなることがあるため注意が必要です。
▼非正規店で修理をすると使えなくなる可能性のある機能 |
---|
・Face ID ・Touch ID ・True Tone ・自動明るさ調節機能 ・LiDARスキャナ など |
iPhone 15の修理料金の相場

iPhone 15を修理する際の費用について解説します。
正規店でiPhone 15を修理する料金相場
▼Apple正規店でiPhone 15を修理する際の料金相場(税込)
保証あり | 保証なし | |
---|---|---|
背面ガラス交換 | 3,700円 | 25,900円 |
ディスプレイ交換 | 3,700円 | 42,800円 |
充電コネクタ交換 | 12,900円 ※ | 87,800円 ※ |
インカメラ交換 | 12,900円 ※ | 87,800円 ※ |
Apple正規店の費用面においては次の2点が非常に重要です。
- 個別に修理できる箇所が少なく「本体交換」になりやすい
- 保証の有無で修理費が大きく変わる
Apple公式の修理は修理メニューが少なく、個別で修理できる箇所が限られています。「前面と背面のガラス」「バッテリー」「背面カメラ」以外の修理は全て「本体交換」となるため注意しましょう。もちろん費用も本体交換費がかかります。
またApple公式修理の修理費は保証の有無によって5倍以上の差が出ます。保証ありの費用は全修理方法の中で最もお得なほど安いですが、逆に保証なしの場合はかなり割高です。特にiPhone 15は本体価格が高額なため、本体交換となるケースでは10万円近くの費用がかかることもあります。
キャリアのスマホショップでiPhone 15を修理する料金相場
▼キャリアショップでiPhone 15を修理する際の料金相場(税込)
保証あり | 保証なし | |
---|---|---|
背面ガラス交換 | 0〜3,700円 | 25,900円 |
ディスプレイ交換 | 0〜3,700円 | 42,800円 |
充電コネクタ交換 | 0〜12,900円 ※ | 87,800円 ※ |
インカメラ交換 | 0〜12,900円 ※ | 87,800円 ※ |
キャリアショップで受け付けているiPhone修理はApple公式のものなので、修理費に関してもApple正規店と同様です。ただし保証に加入している場合は「ポイントでの後日キャッシュバック」などのキャリア独自のサービスを受けられる可能性もあります。逆に保証に加入していない場合は、修理費の他に「修理受付金」や「代替機の貸出料」などの追加料金がかかることもあります。
また一部の格安キャリアでは、Apple公式ではない修理や保証を展開していることもあり、実際の費用は状況によって様々です。キャリアで修理を行いたい方は、まずサポートやお近くの店舗に問い合わせて、総費用がどれぐらいになりそうか確認してみることをおすすめします。
非正規の修理店でiPhone 15を修理する料金相場
▼非正規店でiPhone 15を修理する際の料金相場(税込)
背面ガラス交換 | 要問い合わせ |
ディスプレイ交換 | ガラスの破損のみ:20,000〜29,000円 ディスプレイ内部も破損:25,000〜35,000円 |
充電コネクタ交換 | 16,000〜19,000円 |
インカメラ交換 | 要問い合わせ |
非正規店ではAppleやキャリアの保証は使用できませんが、「保証なし」の修理費としては格安になります。これは主に非正規店で使用する部品が、比較的安価な互換品であるためです。そのため、中には高品質な部品や純正品を選べる非正規店もありますが、その場合は費用面のメリットはほぼ無くなってしまいます。
またiPhone 15のような新しく高性能な機種に関しては、互換品がまだ広く出回っていないことがあります。修理件数の多いディスプレイやバッテリー以外の部品は、取り寄せが必要なこともあるので、事前に簡単にでも電話で相談してから訪店すると安心です。
iPhone 15はどこで修理するのがおすすめ?

iPhone 15の修理場所には複数の選択肢があり、それぞれ強みや特徴が異なりますが、以下のような方には「非正規の修理店」がおすすめです。
▼非正規店での修理がおすすめの方 |
---|
・Appleやキャリアの保証が使えないけど修理費を抑えたい方 ・純正の部品にこだわりがない方 ・すぐに修理してほしい方 ・データのバックアップを取れない方 / 取るのが面倒な方 |
非正規店の主なメリットは「保証に加入していない場合の費用面」です。保証に加入していないけど何とかして費用を抑えたい方には、よい選択肢になるでしょう。また修理にかかる時間やアクセス面も非正規店の方が優れているケースが多いため、迅速に修理したい場合にも有用です。ただし費用を大きく抑えるには互換品での修理が必須なので、純正品にこだわりのある方はApple公式の修理を利用しましょう。
またApple公式の修理は「データが消える可能性が高い」というデメリットがあります。バックアップデータがあれば修理後にデータを復元するだけで済みますが、中には「iPhoneが全く動かず、かつバックアップも取っていない」という方もいるでしょう。そのような場合は非正規店に相談することで、データを消さずにiPhoneを復旧できる可能性もあります。
iPhone 15の修理まとめ
この記事で解説したこと
- iPhone 15は一線級の性能を備えた準最新機種なので大切に修理して長く使うべき!
- iPhone 15の修理先は主に「保証の有無」と「純正品へのこだわり」で判断する!
iPhone 15は2025年3月現在、発売して1年あまりのバリバリの主要機種です。iPhoneは本体価格も年々高騰しているため、ささいな故障も放置せずに修理して、長く大切に使うことをおすすめします。
iPhone 15の修理費は「保証の有無」によって大きく左右されます。修理先選びにも関わるため、まず「保証に加入しているか」そして「今回の修理で保証が使えるか」を確認しましょう。その上で「純正品へのこだわり」や「アクセス面」などを考慮して、都合の良い修理先を選んでくださいね。
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