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iPhone15Plusを壊してしまった!修理とAppleCare+を徹底解説
iPhone
はじめに

iPhone 15 Plusは高性能かつ大きなディスプレイが見やすいモデルです。しかし大きいスマホは落としやすく、比較的ヒビも入りやすいのが難点です。iPhone 15 Plusは本体価格も非常に高額なので、ささいな故障でもとてもショックですよね。いち早く修理して、大切に長く使いたいところだと思います。
そこで今回は「iPhone 15 Plusの故障と修理」について解説します。
iPhone 15 Plusは修理して長く使おう!

iPhone 15 Plusは2023年9月に発売され、2025年3月現在ではiPhone16に次ぐ「準最新機種」となっています。当然まだまだ一線級のモデルなので、向こう数年は修理して長く使うことをおすすめします。iPhoneの買い替え時期の目安に「サポートの期限」がありますが、もちろんiPhone 15 Plusは当分その心配はありません。
歴代iPhoneは終売後5年ほどで修理サポート、3〜4年ほどで最新iOSへの対応が打ち切られてきましたが、iPhone 15 Plusはまだ販売が続いています。2026年9月に販売終了すると見られていますが、それ以降も少なくとも3年以上は万全のサポートで使い続けられるでしょう。
iPhone 15 Plusでよくある修理事例4選

iPhone 15 Plushによく起こる故障としては、次の4つが挙げられます。
背面ガラス割れ
iPhone 15 Plusは6.7インチと非常に大きいサイズのディスプレイを備えた機種です。大きいスマホは便利な反面、手から落としやすいデメリットがあります。iPhone 15 Plusには「セラミックシールド」という強化ガラスが採用されていますが、落下によって背面が割れてしまうことがあるのです。
背面が割れているとワイヤレス充電やNFC(タッチ決済など)に支障が出るほか、耐水性能が非常に下がってしまいます。放置すると別の故障に繋がりかねないため、早めに修理に出しましょう。
液晶漏れ
もちろん、落下によって前面のディスプレイが割れてしまうことも多いです。ディスプレイの破損は損傷度合いによって次の2段階に分けることができます。
- ガラス割れ:ディスプレイ表面のガラスのみが割れている状態
- 液晶漏れ(液晶割れ):ディスプレイ内部にも損傷が及んでいる状態
iPhoneに採用にされているディスプレイは複数の層で構成されており、内部の層まで損傷していると画面の表示やタッチ反応に明らかな異常が出るのです。ガラスのみの破損でもiPhone本体の耐久性は大きく下がってしまっているので、放置せずに修理に出すことをおすすめします。
バッテリー劣化
iPhoneに採用されているリチウムイオンバッテリーは使用(充放電)していると段々と劣化し、以下のような症状が発生します。
- 充電残量が急激に減る
- 充電が十分に残っていても急に電源が落ちる
- 充電中の発熱が酷くなる
- バッテリーが膨張する
使用感に影響が大きな影響が出るため放置する人は少ないですが、バッテリーの劣化が進むとバッテリーが膨張することがあります。バッテリーの膨張は可燃性のガスの充満で起こるため、発火や爆発に繋がりかねない危険な状態です。本体が膨らんできた気がする場合は、速やかに修理に出しましょう。
なおバッテリー交換の目安は「バッテリーが本来の充電容量の80%を下回ったら」とされています。バッテリーの最大容量は「設定→バッテリー」から確認しましょう。
充電コネクタ破損
充電コネクタも電子部品が露出しているため故障しやすい箇所のひとつです。充電コネクタは以下のようなケースで壊れることがあります。
- 落下などの衝撃で破損した
- 水がコネクタ内に侵入した
- 充電ケーブルの端子がコネクタ内で折れた
- 間違った充電ケーブルを差してコネクタ内が破損した
など
特にiPhone 15は、iPhone史上初めて「USB-C端子」が採用された機種です。何らかのミスでLightning端子を無理やり差し込んで、コネクタが破損してしまうケースが比較的多くなっているため注意しましょう。
iPhone 15 Plusの「AppleCare+」は設定アプリから確認できる!

iPhone 15 Plusを修理する場合は、まず「Apple Care+や各キャリアの保証が使えるか」を確認しましょう。Apple Care+などの保証が適用できると、iPhoneの修理費を数万円ほど抑えることができます。特にiPhone 15 Plusのような本体価格が高い機種は、その価格差は非常に大きいです。
以下では例として「設定アプリからApple Care+の加入状況を確認する方法」を紹介します。
▼「設定」から確認する方法 ※iOS17.5~のみ |
---|
1.「設定」アプリを開く ↓ 2.「一般」メニューを選択 ↓ 3.「情報」をタップ ↓ 4.「AppleCare と保証」をタップ ↓ 5.確認したい端末を選択 |
デバイス名とともに「Apple Care+」や「保証期限切れ」などの加入状況が表示されます。ただし保証に加入していても、全てのケースで必ず保証が適用できるわけではありません。修理店に持ち込み・郵送してから「やっぱり使えませんでした」と判明するケースもあるので、事前に修理店やサポートに問い合わせて確認しておくことをおすすめします。
iPhone 15 Plusを修理できる場所とは?

iPhone 15 Plusを修理できる場所は、大きく分けて次の3つです。
iPhone修理の正規店(AppleStoreや正規サービスプロバイダ)
Apple Storeや正規サービスプロバイダにiPhoneを持ち込むと、店頭で即時修理を開始してくれます。持ち込み時間や店内の混雑状況にもよりますが、即日数時間で修理を終えてくれるケースも多いです。正規サービスプロバイダとは、Appleから公式修理サービスの委託を受けた外部の修理業者です。
▼主な正規サービスプロバイダ |
---|
カメラのキタムラ(一部店舗) ビックカメラ(一部店舗) クイックガレージ |
ただしApple正規店は全国に計100店舗ほどしかないため、都市部以外では気軽にアクセスすることが難しいです。また、利用時は基本的に予約必須ですが、利用者が集中するので、直近の日程は予約できないこともあるため注意しましょう。
なおApple正規店へ郵送で修理を依頼することはできません。その代わりにAppleの修理工場への郵送は可能なので、利用したい人はApple公式ページから「配送修理」を選択しましょう。
キャリアの携帯ショップ
契約しているキャリアのショップでもiPhoneの修理を受け付けてくれるケースがあります。特に大手キャリアであれば、Apple公式の修理サービスを受けることができます。ただし、「店頭での即時修理」に対応している店舗は、大手キャリアでも国内に数店ずつしかありません。
- docomo:2店(丸の内、栄)
- au:7店(仙台、新宿、渋谷、横浜、栄、梅田、天神)
- SoftBank:5店(仙台、銀座、表参道、栄、梅田)
上記以外の店舗にiPhoneを持ち込むと「1〜2週間の預かり修理」となるため注意しましょう。ただし大手キャリアショップであれば「修理間の代替機」を借りられることも多いです。飛び込みでの利用の可能ですが、代替機の在庫は店舗ごとに異なるため、事前に予約と確認の電話を行った上で訪店することをおすすめします。なお大半のキャリアが配送修理にも対応しています。
街のスマホ修理専門店
Appleとは関係のない非正規の修理店、いわゆる街の修理店でもiPhone 15 Plusを修理することが可能です。修理の工法や交換部品は業者によってバラつきがありますが、それだけに修理費を抑えやすいメリットがあります。
修理は基本的に「即日1時間以内」で終わるケースが多いです。また全国各地に非常に多くの店舗が存在しているため誰でもアクセスしやすく、急ぎの修理にも重宝します。飛び込みでの利用も可能ですが、店舗によって修理メニューや部品の在庫は異なるため、訪店前に電話で一報を入れておくと安心でしょう。なお郵送修理に対応している非正規店もあります。
iPhone 15 Plusの修理料金相場

iPhone 15 Plusを修理する際の費用相場について解説します。
iPhone修理の正規店(AppleStoreや正規サービスプロバイダ)の修理料金相場
▼Apple正規店でiPhone 15 Plusを修理する際の料金相場(税込)
保証あり | 保証なし | |
---|---|---|
背面ガラス交換 | 3,700円 | 29,800円 |
ディスプレイ交換 | 3,700円 | 50,800円 |
充電コネクタ交換 | 12,900円 ※ | 96,800円 ※ |
インカメラ交換 | 12,900円 ※ | 96,800円 ※ |
Apple正規店の修理費においては、以下の2つのポイントが重要です。
- 故障箇所のみではなく「本体丸ごと交換」となるケースが多い
- 保証の有無で修理費が大きく変わる
Apple公式の修理は個別に修理できる箇所が限られており、一部分の故障なのに本体丸ごと交換が必要となるケースもあります。その場合は費用も当然、本体交換費用がかかるため注意しましょう。
また保証の有無によってApple公式の修理費は数万円の差があります。特に本体交換となるようなケースではその差が10万円近くなることもあるため、保証が使える人はもれなく使うようにしましょう。
キャリアの携帯ショップの修理料金相場
▼キャリアショップでiPhone 15 Plusを修理する際の料金相場(税込)
保証あり | 保証なし | |
---|---|---|
背面ガラス交換 | 3,700円 | 29,800円 |
ディスプレイ交換 | 3,700円 | 50,800円 |
充電コネクタ交換 | 12,900円 ※ | 96,800円 ※ |
インカメラ交換 | 12,900円 ※ | 96,800円 ※ |
大手キャリアのiPhone修理はApple公式のものなので、修理費もApple公式と同様です。ただしキャリアによっては「代替機のレンタル料」や「修理受付金」などの費用が別途かかってくることもあります。一方でキャリアの保証が適用できれば、「ポイントでのキャッシュバック」など、独自の割引を受けられることもあります。
また一部の格安キャリアなどでは、Apple正規ではない修理・保証サービスを展開していることもあります。キャリア修理は、他方法と比べてケースによって総費用が変わりやすいので、事前に問い合わせて確認した上で利用することをおすすめします。
非正規のスマホ修理専門店の修理料金相場
▼非正規店でiPhone 15 Plusを修理する際の料金相場(税込)
背面ガラス交換 | 要問い合わせ |
ディスプレイ交換 | ガラスの破損のみ:21,000〜32,000円 ディスプレイ内部も破損:26,000〜38,000円 |
充電コネクタ交換 | 17,000〜20,000円 |
インカメラ交換 | 要問い合わせ |
非正規店では当然Appleやキャリアの保証は適用されません。しかし「保証なし」の場合は非正規店が最も費用を抑えやすい選択肢になります。その理由は、非正規店では比較的安価な互換品での交換修理を行っているためです。中には高性能な部品や純正の部品を選べる非正規店もありますが、その場合は価格面のメリットは感じづらくなります。
またiPhone 15など新しい機種の互換品はまだ広く出回っていないことも多く、店舗によっては一部の部品は取り扱いがないこともあります。飛び込みでも利用しやすい非正規店ですが、iPhone 15 Plusの場合は簡単に電話で問い合わせてから訪店することをおすすめします。
iPhone 15 Plusは「非正規の修理店」で修理がおすすめ!

iPhone 15 Plusは様々な場所で修理することができますが、以下のような方には「非正規の修理店」がおすすめです。
▼非正規店での修理がおすすめの方 |
---|
・公式のサービスや純正品にこだわりがない方 ・保証に加入していないけど修理費を抑えたい方 ・すぐに修理してほしい方 ・データのバックアップが取れていない方 |
非正規店は「純正品にこだわりがなく、保証に加入していない場合」におすすめの選択肢です。この場合であれば修理費をグッと抑えて、かつスピーディに修理することができます。
またiPhoneが操作不能でデータのバックアップが取れない方にも、非正規店がよい選択肢になる可能性があります。なぜならApple公式の修理は修理時に本体を初期化するケースが非常に多いためです。バックアップがあれば修理後にデータを復元すればOKですが、中には「バックアップを取れずにiPhoneがいきなり操作できなくなった」というケースもあります。
非正規店であればデータを消さずに済むケースも多いため、バックアップが取れていない方もデータを残して修理できる望みがあるでしょう。
iPhone 15 Plus修理まとめ
この記事でわかること
- iPhone 15 Plusは向こう数年は一線級の性能を保持できるため大切に長く使おう!
- iPhoneの故障は放置すると悪化する可能性があるため「早めの修理」が重要!
- iPhone 15 Plusを修理する場合はまず「保証が使えるか」を確認!
- iPhone 15 Plusの修理先は主に「保証の有無」と「純正品へのこだわり」で決める!
iPhone 15 Plusは2023年9月に発売したばかりで、今後数年間はバリバリの主力機種として使うべき機種です。本体価格も非常に高額なので、故障したら速やかに修理して、長く大切に使うことをおすすめします。
修理先は色々な選択肢がありますが、修理費面では「保証の有無」が非常に重要です。もし保証が使えず、かつ純正品にこだわりがなければ、非正規店での修理をおすすめします。修理費を抑えつつ、迅速に修理ができるので、ぜひお近くの修理店を調べてみてくださいね。
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