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iPhoneSEはいつまで使えるの?SE3機種の性能も徹底解説
iPhone
はじめに

iPhone SEシリーズはどれもコンパクトなサイズと性能・価格のバランスが非常に優れたシリーズですね。
特にiPhone SE 第二世代(以下、SE2)以降は、非常に人気だったiPhone 7や8の後継機的な扱いとして高い人気を誇っています。
しかし毎年出るiPhoneのナンバリングシリーズとは異なり、SEシリーズの新機種の発売は無くなりました。それだけに今使っているSEをどれだけ長く使うか、新しく購入するSEはどれだけ使えるか、が気になるところでしょう。
今回は「iPhone SEシリーズの各機種がいつまで使えるか」について解説します。
iPhone SEが「使える」2つの基準
iPhoneをいつまで長く使い続けられるかは「iPhoneの使い方」によっても変わってきます。
そのため、ここでは電話に加えて動画などの視聴も少しは行うような一般的な用法を想定して解説します。
iPhoneの使用可能年数や買い替え時は主に次の2つの基準で判断するのがおすすめです。
使用可能年数や買い替えを判断する2つの基準 |
---|
1.iOSサポートの期限 2.スペックの低下 |
基準1.iOSサポートの期限

定期的に更新されるiOSですが、全ての機種が永遠に新しいiOSへ更新できるわけではありません。
iPhoneは販売終了から一定期間が経過すると、新しいiOSへのアップデートを段階的に打ち切る仕組みになっています。
時期 | 打ち切り内容 | 影響 |
---|---|---|
販売終了から3〜4年後の秋頃 | 最新iOS世代への対応終了 | 徐々に使えない機能やアプリが増える |
最新iOSへの対応終了から1〜2年後 | セキュリティサポートの終了 | iPhone全体のセキュリティリスクが非常に高まる |
まずは販売が終了してから3〜4年ほどで最新のiOSの世代へ更新できなくなります。
「iOS17→iOS17.1」などの小数点が追加されるアップデートはできますが、「iOS17→18」など世代が変わるアップデートはできなくなるのです。
これにより使えないiPhoneの機能や対応しないアプリが徐々に増えていきます。
とはいえすぐに大きな影響があるわけではありません。
例えば2021年のiOS15がLINEの推奨環境から外れたのは2024年5月のことです。
ただし「セキュリティサポート」の終了は致命的です。ウイルスなどのサイバートラブルは日々非常に速いスピードで進化しています。その速度に対応するためにiOSは毎月のように新しい更新が加えられているのです。
セキュリティ対策の更新が止まると、日に日にiPhoneは危険に晒されることになります。
個人情報の塊であるiPhoneにとっては「セキュリティサポートの期間=安全な使用の寿命」ということもできるでしょう。
基準2.スペックの低下

スペック、つまり性能によって使用年数を決める考え方もあります。
iPhoenに求める性能は人それぞれですが、スペックに眼を向ける意識を少しでも持っておくとiPhoneの買い替え時を判断するのに役立ちます。
iPhoneのスペックとしては主に次のような項目に注目してみるとよいでしょう。
スペック一覧 | 効果・役割 |
---|---|
本体・画面サイズ | 画面の見やすさ・持ちやすさ |
バッテリー容量 | 充電の持ち時間 |
カメラの数/最高画質 | 写真や動画の綺麗さ |
ストレージ容量 | 写真やアプリの保存容量 |
メモリ | 操作の快適性・スムーズさ |
プロセッサ | 複雑で高度な処理への対応 |
生体認証 | 認証指紋または顔認証 |
5Gへの対応 | 通信の速度・安定感 |
中でも世代ごとに性能が大きく変わるのは「メモリ」と「プロセッサ」です。
iPhoneを使っていて動作の重さやカクつきが気になる場合は、メモリやプロセッサの性能が足りていない可能性があります。
またすでに継続的に使用しているiPhoneの場合は、「劣化」も考慮する必要があります。特に「バッテリー」と「メモリ」は劣化しやすいため、長年使用しているとスペックが不足してくることが多いです。
バッテリーは修理店で簡単に交換できますが、メモリを交換する手段は一般的にはありません。動作のスムーズさが大分落ちてきたと感じる場合は、機種変更が選択肢に入るでしょう。
3機種のiPhone SEが「いつまで使えるか」徹底解説
では上記で説明した基準をもとに、iPhone SEシリーズの3機種がいつまで使えるかを解説します。
第一世代iPhone SEはいつまで使える?

出典:iPhone SE – 技術仕様 – Apple サポート (日本)
結論から言うとiPhone SE1は、一般的な使用法からすると「もう使えないiPhone」という評価が妥当です。
まずiPhoen SE1のiOSサポートの期限については、以下のようになっています。
発売時期 | 2016年3月 |
販売終了時期 | 2018年9月 |
最新iOS世代への対応終了時期 | 2021年のiOS16以降へはアップデート不可 |
セキュリティサポート終了時期 | 2024年7月30日 ※未確定 |
iPhoen SE1は2018年に販売が終了している古い機種なので、最新iOSへの対応も2021年にすでに打ち切られています。
つまりiOS15までしか対応しておらず、LINEの推奨環境からも外れています。
なおセキュリティサポートに関しては、従来は少なくとも3ヶ月に一度ほどのペースで更新がありましたが、「2024年7月30日」を境に更新がありません(2025年2月現在)。
Apple公式からはセキュリティサポートの終了は明確にアナウンスされないため、すでに実質終了となっている可能性もあります。
第一世代iPhone SEのスペック
スペック | 詳細 | 簡易評価 |
---|---|---|
本体サイズ | 123.8 × 58.6 × 7.6mm | かなりコンパクトで持ちやすい |
画面サイズ | 4.0インチ・液晶 | 最小の部類で見づらい |
インカメラ | 1200万画素・レンズ1つ | 普通程度 |
背面カメラ | 1200万画素・レンズ1つ | 低め |
ストレージ容量1 | 16 / 32 / /64 / 128GB | 不足 / 不足/ 最低限 / 普通程度 |
メモリ | 2GB | 不足 |
プロセッサ | A9 | 不足 |
生体認証 | 指紋認証(Touch ID) | – |
5Gへの対応 | 非対応(4Gまで) | – |
快適に使えるアプリは非常に限られており、ゲームや地図など処理が少しでも重いアプリは全く動かない可能性もあります。
通信性能も4Gまでと限られており、タッチ決済にも対応していません。
例えセキュリティアップデートが今後しばらく続くとしても、スペック的にも厳しいと言わざるをえません。
第二世代iPhone SEはいつまで使える?

出典:iPhone SE (第2世代) – 技術仕様 – Apple サポート (日本)
結論から言うとiPhone SE2はサポート・性能的に「2026〜2028年ごろ」までは使うことができます。
まずiOSサポートの終了時期については以下の通りです。
発売時期 | 2020年4月 |
販売終了時期 | 2022年3月 |
最新iOS世代への対応終了時期(推定) | 2025年秋頃 または 2026年秋頃 |
セキュリティサポート終了時期(推定) | 2026年秋頃 または 2028年秋頃 |
iPhone SE2が販売終了したのは2022年3月のことなので、まだ最新iOS世代への対応終了も発表されていません。
セキュリティサポートの終了はそこからさらに1〜2年以上は後になる予測です。
2025年2月現在に新しく未使用品のiPhone SE2を買ったとしても、少なくとも丸々2年近くは利用できる見込みになります。
第二世代iPhone SEのスペック
スペック | 詳細 | 簡易評価 |
---|---|---|
本体サイズ | 138.4 × 67.3 × 7.3mm | かなりコンパクトで持ちやすい |
画面サイズ | 4.7インチ・液晶 | 最小の部類で見づらい |
インカメラ | 700万画素・レンズ1つ | 普通程度 |
背面カメラ | 1200万画素・レンズ1つ | 低め |
ストレージ容量1 | 64 / 128 / 256GB | 最低限 / 普通程度 / やや余裕あり |
メモリ | 3GB | 普通程度 |
プロセッサ | A13 Bionic | 普通程度 |
生体認証 | 指紋認証(Touch ID) | – |
5Gへの対応 | 非対応(4GLTE) | 最低限 |
iPhone SEシリーズはiPhoneの中では廉価版という位置付けですが、「2023年前後に発売した他社製の5万円程度のスマホ」と同程度の性能を持っています。
グラフィックの綺麗なゲームなど、重い使い方をしなければ性能的にも「2026〜27年ほどまで」は問題なく使えるでしょう。
ただし、5Gに対応していないのは明確に物足りない点です。
キャリアの5G対応地域に住んでいる場合は、5G対応のiPhoneにすることで通信の快適さが大きく向上するでしょう。
第三世代iPhone SEはいつまで使える?

出典:iPhone SE (2022)を購入 – Apple(日本)
結論から言うとiPhone SE3はサポート・性能からしても「2028〜2029年ごろ」までは使うことができます。
まずiOSサポートの終了時期は以下のようになると想定されています。
発売時期 | 2022年4月 |
販売終了時期 | 2025年2月 |
最新iOS世代への対応終了時期(推定) | 2028年の秋頃 または 2029年秋頃 |
セキュリティサポート終了時期(推定) | 2029年の秋頃 または 2030年秋頃 |
iPhone SE3は2024年12月現在も販売中の現行機種ですが、2025年2月に販売終了が公表されました。
最新世代iOSとセキュリティサポートの期限はそこから数年後です。
2025年2月今から新品を購入しても、少なくとも丸3年以上は全く問題なく使えるでしょう。
第三世代iPhone SEのスペック
またSE3はスペック的にも向こう数年通用する機種です。
スペック | 詳細 | 簡易評価 |
---|---|---|
本体サイズ | 138.4 × 67.3 × 7.3mm | かなりコンパクトで持ちやすい |
画面サイズ | 4.7インチ・液晶 | 最小の部類で見づらい |
インカメラ | 700万画素・レンズ1つ | 普通程度 |
背面カメラ | 1200万画素・レンズ1つ | 低め |
ストレージ容量1 | 64 / 128 / 256GB | 最低限 / 普通程度 / やや余裕あり |
メモリ | 4GB | 普通程度 |
プロセッサ | A15 Bionic | 高性能 |
生体認証 | 指紋認証(Touch ID) | – |
5Gへの対応 | 対応 | – |
カメラの性能だけやや控えめですが、メモリやプロセッサなどの処理性能に関しては「2023年に発売した他社製の10万円弱のスマホ」と同程度です。
ある程度は処理の重いゲームなどにも使っていけるでしょう。
5Gにも対応しており、性能的には「2028〜2029年ほど」まで問題なく使用できると考えられます。
まだ使えるiPhone SE(第二世代・第三世代)は修理して使い続けるのがおすすめ!

これまで見てきたように第二・三世代のiPhone SEは、まだ数年使い続けることができます。
少しでも物持ちよく長く使いたい場合は、「細かい故障もこまめに修理すること」が重要です。
特に物理的な故障は、画面割れなど軽微な故障でも、iPhoneの耐久性が下がってしまいます。
水没など別の重大な故障に繋がるリスクが高まっている状態なので、iPhoneが完全に動かなくなってしまう前に修理に出すようにしましょう。
当店「iPhone修理のジェンダス」でも地域最安値レベルでiPhone SEシリーズの修理に対応しております。
3機種とも
- ガラス割れ:2,380〜4,780円
- バッテリー交換:2,180〜4,380円
と、リーズナブルに修理できるので、ぜひご気軽にご相談ください。
iPhone SEいつまで使えるまとめ
この記事で解説したこと
- iPhoneの買い替え時は主に「iOSサポート」と「スペックの低下」で判断する
iPhoneは「iOSサポートの期限」と「スペック低下」で主に買い替え時を判断します。
中でも「iOSのセキュリティサポートの期限」は実質的に「安全にiPhoneを使用できる期限」とも言えるため注目必須です。
SE1はサポートの期限的にもスペック的にももう厳しい機種と言わざるをえませんが、SE2と3はまだまだ数年以上使うことができます。
ぜひ小まめに修理しながら大切に使ってくださいね。
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