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iPhoneとテレビをHDMIで繋いでも映らない！原因を解説

はじめに

iPhoneをモニターやテレビに接続して映像を映す方法はいくつかあります。Fire TV StickやApple TVなど便利な方法もありますが、最もシンプルなのが「HDMI」を使って接続する方法ですね。HDMIケーブルと変換アダプタさえあれば誰でも簡単にiPhoneの画面を映すことができます。

しかし、たまにiPhoneをHDMIで接続しようとすると急に映らなくなることがあります。そこで今回は「iPhoneでHDMIを使っても映らない問題」について解説します。

iPhoneでHDMIを使っても映らないのはなぜ？

iPhoneをHDMIでテレビやモニターに接続しても映らない場合、以下のような原因が考えられます。

• テレビ側の入力ソースが間違えている
• HDMIケーブルが断線している
• 端子にゴミが詰まっている
• iOSの仕様 / 一時的な問題

原因1：テレビ側の入力ソースが間違えている

テレビにはHDMI端子が複数あるのが一般的です。ケーブルを挿す端子(入力側)とテレビ側で出力するチャンネルが一致していないと映像が表示されません。

例えば、テレビの裏の「HDMI1」にケーブルを挿しているのに、テレビでHDMI2を出力するチャンネルを選択していたら映らないということです。

原因2：HDMIケーブルが断線している

HDMIケーブルの断線によって映像がでないことも多いです。HDMIは太いケーブルが多いため外装は丈夫ですが、内部の線だけが破損してしまうこともあるのです。古いHDMIケーブルは長年束ねた状態で放置しておくだけで断線してしまう可能性もあります。

またHDMIケーブルだけでなく、iPhoneと接続するための変換アダプタも壊れやすいです。どちらに原因があるのかは部品を替えてみないと分からないので、ケーブルとアダプタをそれぞれ順に交換してみましょう。

原因3：端子にゴミが詰まっている

ケーブルの線に異常がなくても端子に問題があることもあります。変形や強いサビなどで全く信号が送れなくなっている場合はどうしようもありませんが、ゴミや汚れを落とすだけで問題が解消するケースもあります。 傷つけないように「柔らかめのブラシ」と「糸くずの出ない布」を使って、以下の端子をそれぞれ綺麗にしてみましょう。

• テレビのHDMI端子
• HDMIケーブルの両端子
• 変換アダプタの両端子
• iPhoneの端子

原因4：iOSの一時的な問題で映せない映像サービスがある

iOSのアップデート直後に問題が発生した場合はiOSの一時的なエラーの可能性があります。Apple公式ではアナウンスされていませんが、映像サービスによっては、これまで何度か「iOSをアップデートしたらHDMIで映らなくなった」という事例が報告されています。

▼iOSアップデート時のHDMIエラー例
・【注意】iPhone/iPadからのHDMI出力をご利用の皆様へ – お知らせ | U-NEXTヘルプセンター(2024/5/24) ・【注意】iPhone/iPadからのHDMI出力をご利用の皆様へ – お知らせ | U-NEXTヘルプセンター(2024/11/22) ・ios16にするとビデオが見れない(2022/10/03) ・iPhoneをHDMIでTVに繋いでPrime Videoを視聴できなくなりました。なぜ？(2024/03/25)

同じiOSであれば全員問題が発生しているわけではなく、iPhone側の端子の種類など特定の条件下で問題が発生するようです。また特定のサービスで発生していることから、iOS(Apple側)のみの問題ではなく、iOSと当該サービスの双方の互換性の問題であると考えることができます。

このようなiOSが原因となるケースでは、iOSまたはサービスの更新によるエラー解決を待つしかありません。ただし、このようなiOSとの問題は純正品以外のケーブルなどを使っていると起きやすくなります。どうしても更新による解決を待てない場合は、費用はかかりますが純正のケーブルとアダプタに替えてみるのもひとつの手でしょう。

HDMI2.1/2.0/1.4のバージョンが違っても映せる？

中にはHDMIのバージョンの違いに着目する方もいるでしょう。HDMIは互換性を持っているため、バージョンが異なっても基本的には映像信号を問題なく転送することが可能です。しかしケーブルのHDMIバージョンがテレビやiPhoneのバージョンよりも古い場合は、ケーブルの性能が追いつかずに映像が映らない場合があります。

▼例

テレビ	ケーブル	映像
HDMIバージョン1.4	HDMIバージョン2.1	ケーブルが上位なので映る
HDMIバージョン2.1	HDMIバージョン1.4	ケーブルが下位なので映らないことがある

これはテレビとパソコンは互いのHDMIバージョンを認識できても、ケーブルのバージョンは認識できないためです。テレビとパソコンはお互いに可能な限り最高のバージョンで信号を送りますが、ケーブルがそれについていけないケースがあるということです。

この場合はケーブルを上位のHDMIバージョンに切り替えるか、iPhoneとテレビで送受信する映像のクオリティを落とすことで映る可能性があります。

iPhoneにおすすめのHDMI変換ケーブル

最後にiPhoneの画面をテレビやモニターに映す際におすすめのHDMIケーブルを紹介します。

1. Anker Ultra High Speed HDMI ケーブル

出典：Amazon | Anker Ultra High Speed HDMI ケーブル HDMI 2.1 8K(60Hz) 4K(120Hz) 48Gbps DynamicHDR PS5 Xbox Series X/S 対応 (2m ブラック) | Anker

税込価格	2,790円
長さ	2m
HDMIバージョン	2.1(8K60Hz・4K120Hz)

ここ10年で日本でもお馴染みになった中国メーカー「Anker(アンカー)」のHDMIケーブルです。アンカーは福岡市や川崎市などの大規模な自治体と、災害時のサポート提携を結ぶなど高い信頼性を誇っています。

このケーブルはHDMI2.1に対応しているため、様々なクオリティの映像を転送することができます。2024年11月現在は8Kの映像を転送する機会はまだ少ないですが、性能的には質の基準が上がるような次世代まで長く使うことができるでしょう。コード部分は編み込みナイロンが採用されているので耐久性も高いです。

2.エレコム HDMI ケーブル プレミアム

出典：Amazon | エレコム HDMI ケーブル プレミアム 曲げに強い ナイロンメッシュ 1m 4K・2K 【Premium HDMI(R) Cable規格認証済み】 アルミコネクタ 18Gbps ARC テレビ・パソコン・ゲーム機など対応 黒 ECDH-HDP10SBK | エレコム(ELECOM) |

税込価格	890円〜
長さ	1m / 2m / 3m
HDMIバージョン	2.0(4K60Hz)

日本製が好きな方には「ELECOM(エレコム)」の製品がコスパが高くておすすめです。このHDMIケーブルも、HDMI2.0で4K60Hzの綺麗な映像信号を転送することができます。コード部分も曲げに強いナイロンメッシュがしっかりと採用されているのも嬉しいポイントです。

長さも3mと長めのラインナップが用意されているので、少し離れた位置からミラーリングしたい場合にも適しています。

iPhoneのHDMIが映らないまとめ

この記事では

iPhoneをHDMIでテレビやモニターに接続しても映らない原因は主に次の4つ

└HDMIケーブルを挿している端子とテレビで出力しているHDMIのチャンネルが異なる
└HDMIケーブルや変換アダプタが断線している
└テレビ・ケーブル・iPhoneいずれかの端子に異常がある
└iOSの一時的な問題で映せない映像サービスがある

などについて解説しました。iPhoneの画面がテレビやモニターが映らない場合は、単にケーブルや端子の物理的な異常が原因になっていることが多いです。まずはケーブルを替えたり、端子を掃除してみたりすることから始めてみましょう。

もしiOSのアップデート直後に映らなくなった場合は、iOSの一時的なエラーで使っている映像サービスとの互換性が悪くなっている可能性があります。まずは他の映像は問題なく映るか試してみましょう。この場合はiOSの更新で解決されるのを待つか、他の接続方法に切り替える必要があります。

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