ブログ


iPhoneの低電力モードは賢く活用!デメリットも解説
iPhone
はじめに

近年、レンタルのモバイル充電器サービスも普及してきましたが、それでも充電器が使えない場合は起こるものです。
そんなときに役立つのが「低電力モード」です。低電力モードをうまく活用することで、消費電力を抑えてバッテリーの持ちを伸ばすことができます。
この記事ではそんな「iPhoneの低電力モード」について、iPhone専門修理店のジェンダススタッフが解説します。
iPhoneの「低電力モード」とは?

iPhoneの低電力モードとは、以下のようにiPhoneの各機能に一時的な制限をかけ、消費電力を抑える機能です。
制限される機能 | 制限の詳細(一時的) |
5G通信 | ビデオのストリーミング視聴時や大容量ダウンロード時など大量の通信を行う場合以外は4G通信に切り替わる |
自動ロック | 画面の自動スリープ時間が30秒になる |
画面の明るさ | 画面の明るさが一定まで下がる |
iPhone 13 Pro以降の リフレッシュシートが下がる |
画面の表示の滑らかさが半分まで下がる |
一部のビジュアルエフェクト | True Toneなどの画面表示機能がオフになる |
iCloud写真 | 撮影した写真・動画のiCloudへの自動バックアップが停止する |
自動ダウンロード | App StoreやiOSの更新データを自動でダウンロードしなくなる |
メールの取得 | メールアプリを開かないとメールを受信しなくなる |
アプリの バックグラウンド更新 |
バックグラウンドで待機しているアプリが自動で更新されなくなる |
実際に「どれくらいバッテリーの持ち時間が変わるか」については、バッテリーの劣化度や使用方法によって大きく左右されるため一概には言えません。しかしバッテリーの残量が20%を下回ってから普通の状態と比較すると、1時間以上長く持ったというケースも多く散見されます。
iPhoneは使っていなくても複数のアプリが動作し、通信を行っているためバッテリーを消費します。低電力モードを起動すると、消費電力の大きい5Gやアプリにバックグラウンド通信を制限するため、持ち時間の違いを実感しやすいでしょう。
iPhoneを低電力モードに変更する方法
iPhoneの低電力モードを起動する方法は3つあります。
- コントロールセンターに追加して起動する
- 「バッテリー残量が少なくなっています」の通知から起動する
- 「設定→バッテリー」から起動する
中でも手軽な方法として、コントロールセンターから起動する手順を紹介します。
これで低電力モードがオンになり、右上のバッテリー表示が黄色く変化します。
また、実際にバッテリー残量が少なくなった際に、通知から起動する方法も非常に手軽です。しかし、iPhone 14 Pro以降の機種は、従来の「バッテリー残量が少なくなっています」の通知が画面全体に表示されない仕様に変更されています。これは「Dynamic island(ダイナミックアイランド)」という新しい通知管理システムが採用されているためです。
一応iPhone 14 Pro以降の機種でも、バッテリー残量が20%になったタイミングでダイナミックアイランド内に一瞬通知が表示されます。その通知を逃さずにタップできれば省電力モードを起動できますが、非常に面倒なのでコントロールセンターからの起動をおすすめします。
iPhoneの低電力モードのメリット/デメリットは?
改めてiPhoneの低電力モードのメリットとデメリットを解説します。それぞれをよく理解して、活用の参考にしてください。
iPhoneの低電力モードのメリット

iPhoneの低電力モードのメリットは「バッテリーの消費量が抑えられること」です。
バッテリー消費量を抑えることで、以下に繋がります。
- バッテリーの劣化速度が遅くなる
- バッテリーの充電速度が速くなる
バッテリーの劣化速度が遅くなる
バッテリーの劣化は「バッテリーを多く使って多く充電するほど」進行します。低電力モードは常時オンにするような機能ではありませんが、一時的でもオンにする習慣があると日々のバッテリー消費量を減らすことができます。その結果、積もり積もってバッテリーの劣化の進行を遅らせることができるのです。
また、普段充電しているとiPhoneが熱くなりやすい場合は、充電時に低電力モードを使用することでバッテリーの劣化を遅延させることができる可能性もあります。これは「高温や低温」などの状態で「充電や放電」を行うとバッテリーに大きな負荷がかかって劣化の進行が早まるためです。充電時の熱が気になる人は「低電力モードで充電」を試してみましょう。
バッテリーの充電速度が速くなる
低電力モードがオンの状態で充電すると、バッテリーの充電速度が速くなります。充電中も様々な動作でバッテリーを消費しているため、消費電力が少ない方がバッテリーが溜まりやすくなります。
iPhoneの低電力モードのデメリット

Phoneの低電力モードのデメリットは、「機能が制限されること」です。
低電力モードでは数々の機能に制限をかけることで電力の消費を抑えますが、ほとんどの制限は使用感に影響を及ぼします。
特に「メールの取得」などは仕事の重要なメールに気づくのが遅くなる可能性もあるため、低電力モードを常時オンにしておくのはおすすめできません。Appleとしてもあくまで充電できるようになるまでの一時的な措置としての使用を推奨しています。
ショートカットアプリを使えば残量に応じて自動で低電力モードに変更できる!
低電力モードは非常に便利ですが、すでにバッテリーが劣化が進行している場合は残量が20%になってからオンにするのでは遅いこともあります。かといって逐一バッテリーの残量を気にして手動でオンにするのも面倒なものです。
そんな場合はショートカットアプリで、「好きなタイミングで低電力モードを自動オン」にすることができます。
バッテリーの残量や時刻など色々なタイミングを設定することができますが、ここでは「バッテリーの残量が50%」で低電力モードを自動で起動する方法を紹介します。
これでバッテリー残量が50%になったタイミングで、自動で低電力モードが起動するようになりました。この自動設定は後から編集や「オン/オフ」の切り替え、削除することもできます。
iPhoneの低電力モードまとめ
この記事で解説したこと
- iPhoneの低電力モードは「機能を一時的に制限してバッテリーの残時間を伸ばす機能」
- 低電力モードをこまめに使うことでバッテリーの劣化速度も遅らせることができる
- ただし通常の使用に影響がある制限も多いため常時オンにしておくのはおすすめできない
- 「ショートカット」アプリを使えば自動で低電力モードをオンにできる
iPhoneの低電力モードはその間のバッテリー消費量を抑えるだけでなく、バッテリーの長期的な寿命も伸ばせる便利な機能です。色々な機能が制限されるため常時オンにしておくものではありませんが、使い方によってはデメリットも大きくは感じないでしょう。
ただしバッテリーが夕方には切れそうになるなど、バッテリーの劣化が大きく進行している場合はそもそも「バッテリーの交換」がおすすめです。
当店「iPhone修理のジェンダス」でも
- 平均10〜20分
- 4,000〜10,000円
と手軽で地域最安値レベルでバッテリー交換を行っています。すぐにiPhoneがかなり快適に使えるようになるので、バッテリーの持ち時間が気になる人は、ぜひお近くの修理店を調べてみてください。
一覧へ戻る
おすすめ記事

新着記事

同カテゴリ記事
-
iPhone XRの背面ガラス修理はどこでできるの?お得な修理方法も解説
-
ドライブ好きは見て!ドライブで役立つiPhoneアプリと機能
-
【要注意】iPhoneの「液晶漏れ」は自然に治る?原因から解説
-
なぜ?iPhoneゲームで「音が出ない」原因解説
-
高く売りたい人必見!「iPhoneの買取」は場所が大切!
-
どこで買う?「SIMフリー」iPhoneを購入から徹底解説
-
アメリカ行くなら!iPhoneの「SIM」は必ずチェック!
-
iPhone Xsの修理はどこでできる?お得な修理場所も解説
-
海外旅行行くなら!「World eSIM」と料金を解説
-
ドライブ好き必見!おすすめ車用スマホホルダー紹介
-
バイク好き必見!おすすめバイク用スマホホルダー紹介
-
iPhone Xの背面ガラス修理はどこでできる?修理の料金相場も解説
-
故障したiPhoneXはどこで修理するのがおすすめ?修理料金相場も解説
-
初期化だけ?iPhoneを「売る前にする」12の作業全て解説
-
キャッシュレスはここから!「ApplePay」の使い方ズバリ解説
-
危険!iPhoneを「水洗い」すべきでない理由とお手入れ方法
-
iPhone8 plusの修理料金はどれくらい?おすすめの修理場所も解説
-
iPhoneが急に4G通信しかしなくなった!原因から詳しく解説
-
iPhoneが3G通信になってしまって不便!対処法はある?
-
ガラスフィルムは簡単に外せる!iPhoneを傷つけるNGな外し方も必見
