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iPhoneの再生品はお買い得?認定整備済品についても解説
iPhone
はじめに

iPhoneの価格は年々上がり続けているため、様々にお得な購入方法を検討している方も多いでしょう。そのひとつに「再生品」があります。
再生品はヨーロッパではすでに主流のiPhoneの購入経路となっていますが、日本でもようやく認知が広がってきました。
今回はそんな「iPhoneの再生品」について、iPhone専門修理店のジェンダススタッフが解説します。
iPhoneの再生品/認定整備済品とは?

「再生品」
- 初期不良や下取りなどで回収し、メンテナンスの手を加えてから再度販売されている製品
再生品として厳密な定義はないため、「どの程度新品に近い品質にするか」は業者によって様々で、中には普通に外装に傷が付いているものもあります。
「認定整備済品」
- Apple公式は自社の再生品のこと
大元のメーカーなので品質も高く、何より外装とバッテリーが新品に交換されている点が特徴です。ほぼ新品同様のiPhoneと言っても差し支えないでしょう。
他にも以下のような業者が再生品を取り扱っています。
再生品を扱う業者 | 再生品の名前 |
---|---|
Apple公式 | 認定整備済品 |
docomo | docomo Certified(ドコモ認定リユース品) |
au | au Certified(au認定中古品) |
SoftBank | SoftBank Certified(ソフトバンク認定中古品) |
非正規のスマホ販売業者 | ・再生品 ・整備済品 ・リファービッシュ品 ・リフレッシュ品 など |
3大キャリアは「リユース・中古」という名称を使っていますが、品質のチェックと外装のクリーニングを行っているため、立派な再生品扱いです。
その他非正規の販売業者は様々な呼称を使いますが、前述の通り厳密な定義はないため、各業者の再生作業や各端末の状態をしっかりと確認する必要があります。
中古品と再生品の違い

中古品と再生品との明確な区別はありません。強いて言えば以下の2つです。
- 「品質チェックの入念さ」
- 「メンテナンスの有無」
中古スマホ店でも簡単な動作確認などを行うことはありますが、再生品は入念な品質チェックを行います。
それに加えて最低でも外装のクリーニングなどのメンテナンスが行われ、必要に応じてパーツ交換も行われます。
そのため中古品よりも信頼度が高く状態も良好な品が多いのが特徴です。
iPhoneの認定整備済品のメリット/デメリットは?

iPhoneの認定整備済品に絞って、メリットとデメリットを紹介します。
認定整備済品iPhoneのメリット
認定整備済のiPhoneを購入する場合、以下のようなメリットがあります。
認定整備済品iPhoneのメリット
- ほぼ新品同様の品を「最大15%引き」で購入できる
- 新品のiPhoneと同様に購入1年後保証とApple Care+に加入できる
- 14日以内なら開封後でも購入者の負担なしで返品できる
- SIMロックがかかっている端末がない
iPhoneの認定整備済品の最大のメリットは「ほぼ新品を割引価格で買えること」です。
認定整備済品は外装とバッテリーが新品に交換され、付属アクセサリも完全な状態で購入することができます。
認定整備済品の割引価格は機種(モデル)に応じて一律で決まっています。他業者の再生品のように本体の状態に応じて価格が分かれていることもなく、高く安定した良質なiPhoneを入手できます。
割引率は大きくはありませんが「見た目の綺麗さと品質」を高く求める方にはおすすめの選択肢です。
認定整備済品iPhoneのデメリット
認定整備済品iPhoneのデメリット
- 在庫が少なく売り切れやすい
- 選べるラインナップが少ない
- ペイディの分割払いが使えない
- 真っ白な箱で送られてくる
認定整備済品の主なデメリットは「在庫と選択肢の少なさ」です。
認定整備済品は人気の端末はすぐに売り切れてしまいます。売り切れ後も在庫が補充されるとは限らず、補充があったとしても不定期です。
そのため残っていて選べる選択肢は、人気があまりないモデルが大半です。
iPhoneの再生品の利用はおすすめできる?

反対にAppleやキャリアではない非正規の再生品について、メリットとデメリットを紹介します。
iPhoneの再生品のメリット
非正規の再生品iPhoneのメリット
- 割引額が大きい
- 在庫数が圧倒的に多い
- 選べる選択肢も非常に幅広い
- 中古よりは信頼性が高い品が多い
やはり非正規品の大きなメリットは「割引額の大きさ」です。
例えば2025年3月現在の「iPhone13 Pro Max 256GB」の正規ストアとの価格差は以下のとおりです。
Apple認定整備済品 | 121,800円(税込) |
Docomo認定リユース品(ランクA+) | 121,000円(税込) |
Docomo認定リユース品(ランクB) | 110,000円(税込) |
非正規の再生品 | 85,000〜100,000円(税込) |
加えて公式のストアと比べて、在庫数や選択肢が圧倒的に多いのも魅力的です。
例えば2020年発売のiPhone SE(第二世代)など、公式では扱っていない端末を購入することもできます。
また一般的な中古品よりは「入念な品質チェックとメンテナンス」が加えられているため、信頼性が高い商品が多いでしょう。
iPhoneの再生品のデメリット
非正規の再生iPhoneデメリット
- 業者によって「再生」の定義にバラつきがある
- 公式の認定品より信頼しにくい
やはり最大の懸念点は「質」です。そもそも「再生品」と「中古品」の境はあいまいで、再生品を名乗るための規定が決まっているわけでもありません。
メーカーやキャリアの再生品であれば品質やサポートなどの信頼性が担保されていますが、非正規の業者であれば「ハズレ」に当たってしまうこともあるでしょう。
非正規の再生品を選ぶ際は「Amazon Renewed」や「バックマーケット」など大手の再生品業者を選ぶのがおすすめです。
iPhoneの再生品まとめ
この記事で解説したこと
- iPhoneの再生品とは「初期不良などで回収後にメンテナンスの手を加えた端末」のこと
- 中古品との境はあいまいだが中古品よりも信頼性や状態も良好な品が多い
- 中でもAppleの「認定整備済品」はほぼ新品同様で非常に質が高い
- 一方で非正規の再生品は懸念点もあるので出来るだけ信頼できる業者選びが大事
年々iPhoneの価格が上がり続けている今、再生品は注目が集まっている購入方法です。
入念に品質チェックされ、外装クリーニングなどのメンテナンスもされていることがほとんどなので、単なる中古品よりも信頼性が高いと言えるでしょう。
ただし再生品と中古品とはハッキリと区別されていないのも事実です。特にメーカーやキャリア以外の非正規の販売業者の場合は、再生品ならではの品質が担保されているとは断言できません。
再生品を選ぶ場合にも価格と信頼性の両方を考慮して、自分にあったものを選ぶことをおすすめします。
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