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壊れた?モバイルバッテリーの寿命と壊れにくい使い方解説
iPhone
はじめに

外出先でiPhoneの充電がなくなると非常に困りますよね。そんなときにモバイルバッテリーは強い味方です。しかしモバイルバッテリーはいつまでも使えるものではなく、徐々に劣化していきます。
モバイルバッテリーに関する事故のニュースを見て「寿命ってどれくらいなんだろう..」と不安になった方もいるでしょう。そこで今回は「モバイルバッテリーの寿命」について解説します。
モバイルバッテリーの寿命は1年半〜2年!

モバイルバッテリーのほとんどはリチウムイオン電池が使われています。リチウムイオン電池は使うごとに徐々に劣化が進んで性能が下がりますが、大きなストレスなく使用できる寿命は「フル充電300〜500回」が目安とされています。
フル充電は「0→100%へと充電すること」を指すので「単に300〜500回充電ケーブルに接続したら寿命」というわけではありません。
つまりモバイルバッテリーの日々の使用状況によっては、期間としての寿命は以下のように計算することができます。
- 毎日モバイルバッテリーを100%使いきる場合の寿命
- └ 300〜500日(10〜17ヶ月)
- 2日間でモバイルバッテリーを100%使いきる場合の寿命
- └ 600〜1000日(20〜33ヶ月)
ただし電池は使わない期間もわずかに放電が続く「自己(自然)放電」という特性を持っています。かつバッテリーは充電残量が0%の状態で放置し続けても劣化が進行してしまいます。
つまりバッテリーは「放置していても、その分だけ寿命が伸びるわけではない」ということです。久しぶりに昔のゲームや携帯を充電しても何も反応がないのは、自己放電の過放電によって完全にバッテリーが機能しなくなったためです。
モバイルバッテリーの寿命が近い症状3選

実際に寿命が近いモバイルバッテリーは、以下の症状が現れることが多くなります。
- 充電に時間がかかるようになる
- iPhoneを充電できる量が大きく減る
- すぐに発熱するようになる
- バッテリーが膨張している
モバイルバッテリーが劣化してくると、やはり「充電性能」も低下します。使用感が悪くなってきて満足に使えなくなったら「使用感上の寿命」と言えるでしょう。
また劣化が進行するとだんだんと発熱しやすくなってきます。発熱自体は特別異常なことではありませんが、バッテリーが膨らんできた場合は危険です。内部に可燃性のガスが充満している状態なので、何らかのキッカケによって発火・爆発といった重大事故に繋がる可能性があります。バッテリーの膨張が判明したら速やかに、しかるべき方法で廃棄しましょう。
モバイルバッテリーをより長く使うためコツ4選
モバイルバッテリーの寿命は使い方によっても大きく左右されます。以下のような点に注意することで、モバイルバッテリーの寿命を伸ばすことができるでしょう。
- モバイルバッテリーの過充電を避ける
- 極端な温度環境下に置かない
- モバイルバッテリーが熱くなったら使用を止める
- 充電中はiPhoneを使用しない
モバイルバッテリーの過充電を避ける

バッテリーは過放電だけでなく「過充電」も劣化を早める要因になります。過充電とは充電が満タンになった状態で充電を続けることです。「バッテリーを充電しながら寝る」と過充電になってしまいます。
できるなら満充電を避けて90%ほどで充電を止めるとバッテリーに非常に優しくなります。とはいえ目視でわざわざ充電状況を確かめるのが面倒な場合は、「過充電防止機能」がついたバッテリーを利用しましょう。
極端な温度での環境下に置かない
またバッテリーは想定されている環境以外に置かれると劣化が大きく進行してしまいます。モバイルバッテリー大手の「Anker」によると、一般的なリチウムイオン電池の想定環境は以下のようになっています。

上記から外れた環境下で即故障してしまうわけではありませんが、長期間晒されるほど劣化の進行が早まるので注意しましょう。使用するのはさらにNGです。
特に注意が必要なのが45度以上の高温環境です。夏の自動車内に放置されたモバイルバッテリーの発火事故が時々話題になるように、モバイルバッテリーは絶対に高温環境に置いておいてはいけません。自動車内でなくても直射日光などによって局所的に温度が高まることもあるので注意しましょう。
熱くなったら使用を止める

また「バッテリー自体の熱」も劣化の要因のひとつです。バッテリーが熱を持っている場合は、いったん放熱するまで使用をやめましょう。
なおバッテリーの劣化が進行すると発熱しやすくなるため、なかなか充電時の発熱を避けられなくなります。劣化の進行も早くなるためバッテリーの買い替えを検討しはじめましょう。
充電中はiPhoneを使用しない

またモバイルバッテリーでiPhoneを充電している際は、iPhoneを使うのをやめておいた方がよいです。「充電中の使用」がiPhoneのバッテリーにとって悪影響なのは段々と周知されてきましたが、モバイルバッテリーにも似たようなことが言えます。
特にゲームや動画視聴など消費電力の大きい使い方は、かかる負担も大きくなります。iPhoneとモバイルバッテリーの双方にとってよくないので、できるだけ避けるようにしましょう。
寿命を迎えたモバイルバッテリーは「捨て方」にも注意!

モバイルバッテリーを廃棄する際には「捨て方」にも注意が必要です。バッテリーは発火や爆発に繋がるリスクがあるため、自治体によって廃棄ルールが指定されていることが多く、そのままゴミ箱に捨ててはいけません。実際に誤って捨てられたモバイルバッテリーが原因で、ゴミ処理中などに火災事故が発生するケースが多くあります。
モバイルバッテリーを捨てる際にやるべきことは、まず「お住まいの自治体のルールを確認すること」です。インターネットで「◯◯(地域名) バッテリー 捨て方」などと検索して、調べてみましょう。
一般的には都市部ではJBRCという社団法人に回収を委託しており、郊外では特定のスポットに回収ボックスがあることが多いです。
おすすめのモバイルバッテリー2選
最後におすすめのモバイルバッテリーを2つ紹介します。
CIO | モバイルバッテリー

価格 | 税込5,980円 |
充電容量 | 10,000mAh |
サイズ | 縦101.5 × 横64.5 × 厚さ17.8 mm |
ポート数・出力 | USB-C:2ポート(単ポートで最大35W) |
その他特徴 | ・脱着可能な内蔵21cmケーブル搭載 ※USB-C端子 ・コンセントから直接をiPhoneを充電できる「パススルー機能」搭載 ・ドット数字の残量表示 |
「株式会社CIO」は2017年創業の日本のスマホアクセサリメーカーです。基本的に中国製の製品が多いようですが、高性能なモバイルバッテリーを多く手がけており、人気を博しています。
この「SMARTCOBY Pro SLIM Cable 35W」は1円玉の直径と同じくらいの、スリムな厚みが特徴のモバイルバッテリーです。ケーブル内蔵型なのでこれ一つで完結します。ただし充電端子がUSB-Cとなっており、iPhone 15・16シリーズしか使えないため注意しましょう。
Anker | Anker MagGo

価格 | 税込8,490円 |
充電容量 | 10,000mAh |
サイズ | 縦104 × 横71 × 厚さ15mm |
ポート数・出力 | ・USB-C:1ポート(最大30W) ・ワイヤレス充電:1ポート(最大15W) |
その他特徴 | ・MagSafeに対応しているためマグネットでワイヤレス充電できる ・底面のUSBポートでケーブルでの急速充電も可能 ・熱が発生しにくい回路設計&放熱性の高い素材 |
モバイルバッテリー大手の「Anker」のワイヤレス充電に対応したモバイルバッテリーです。MagSafeに対応しているため、磁石でiPhoneに貼り付けて使うことができます。急速充電が必要な場合は底面のUSB-Cポートで有線充電も可能です。
モバイルバッテリーの寿命まとめ
この記事で解説したこと
- モバイルバッテリーの寿命は「フル充電300〜500回」が目安
- モバイルバッテリーの膨張が発覚したら危険な状態なので速やかに廃棄が必要
- モバイルバッテリーを廃棄する場合はまず「自治体の廃棄ルール」を確認
モバイルバッテリーは使うほど劣化するため、使用感としては「フル充電を300〜500回」が寿命の目安です。ただし充電性能に問題がなくても「バッテリーの膨張」が確認できた場合は、危険なので速やかに廃棄しましょう。
モバイルバッテリーは使い方によって寿命が大きく変わります。最近は「過充電防止」や「発熱防止」などの機能が付いたバッテリーも増えてきたので、色々と探してみてください。
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