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アメリカ行くなら!iPhoneの「SIM」は必ずチェック!
iPhone
はじめに

アメリカ旅行の際は様々な準備が必要ですが、欠かせないもののひとつに「通信環境の準備」があります。
国内の旅行とは異なり、そのままiPhoneを持っていっても使えないため、しかるべき準備が必要です。
しかしiPhoneをアメリカで使えるようにする方法はいくつかの選択肢があります。それぞれメリットとデメリットがあるため、慣れない場合は自分にあったものを選ぶのが難しいでしょう。
そこで今回は「アメリカ旅行でiPhoneを使う方法」について解説します。
アメリカ旅行でiPhoneの通信を利用する方法3選

アメリカ旅行の際にiPhoneを使う方法は、主に以下の3つの選択肢があります。
- 現地で使用できるSIMを購入する
- 現地で使用できるWi-Fi機器をレンタルする
- 通信キャリアの国際ローミングを利用する
1.現地で使用できるSIMを購入する

1つ目はアメリカで使用できる、SIMを購入する方法です。
日本にいてもAmazonなどのネットショッピングを利用して、アメリカの通信会社のSIMを購入することができます。
メリット
- 特に長期滞在の場合はコストを抑えやすい
- 荷物が増えづらい
- eSIMであればすぐに使い始められる
デメリット
- 一定の手続きや設定作業が必要
- 古い機種の場合はSIMカードの差し替えが必要な場合がある
- eSIMでない場合はSIMカードが届くのを待つ必要がある
- 日にちの融通が効きづらい場合がある
- 複数端末で併用できない
主なメリットは料金面です。他の方法と比べると料金が安い場合が多いです。他の方法は「1日あたり◯円」という課金システムなので、日にちが長くなればなるほど価格差が大きくなります。
つまりコスト重視で、かつ1週間以上など利用したい方にはおすすめの選択肢です。
ただしSIMのデメリットは、利用するまでに一定の手続きや設定作業が必要な点です。
使っている機種や申し込むSIMの種類によって変わりますが、SIMには以下のような時間や作業の手間が発生することがあります。
- SIMカードが家に届くまでの時間
- SIMロックを解除する
- SIMカードを差し替えて保管する
- 新しいSIMカードのAPN設定を行う
他の方法にも多少の作業は発生しますが、SIMが最も手間はかかります。自分であれこれ調べて設定するのが苦手な方は、少し苦労する可能性があるでしょう。
ただし、eSIMを利用すれば上記の作業の一部をカットすることができます。
海外旅行ではeSIMの利用もおすすめ

「eSIM」とは電子SIMのことで、物理的なSIMカードを利用せずに遠隔で契約情報を切り替えるシステムのことです。
物理的なSIMカードを利用しないことで以下のメリットがあります。eSIMを利用するメリット
- SIMカードが家に届くのを待つ必要がなく即日〜翌日で開通できる
- SIMカードを差し替える必要がない
ただしeSIMは全ての機種で利用はできません。2022年以降に日本で発売された機種であれば問題なく利用できます。
iPhoneであればiPhone XR/XS以降の機種が対応していますが、念のために「設定」→「一般」→「情報」でEIDが表示されているかを確認しましょう。
EIDが表示されていればeSIMに対応しています。
2.現地で使用できるWi-Fi機器をレンタルする

2つ目の方法は、現地で使用できるWi-Fi機器をレンタルする方法です。
いわゆるポケットWi-Fiをレンタルして現地で持ち運ぶ方法で、以下のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
- Wi-Fiに接続するだけで使える
- 複数の端末でシェアして使える
- テキスト
デメリット
- 料金が高い
- Wi-Fi機器の受け取り&返却の手間がある
- Wi-Fi機器の充電を管理して持ち歩く必要がある
Wi-Fiレンタルの主なメリットは、設定の楽さです。通常のWi-Fiと同じようにiPhoneからWi-Fiを選択してパスワード入力するだけです。
また1台あれば複数の端末でシェアして使えるのもメリットのひとつです。
その分だけデータや電力の消費は激しくなり、通信は遅くなりますが、複数人で利用したい方にはおすすめの選択肢と言えます。
ただしWi-Fiレンタルは他の方法と比較すると料金が高めです。日額の課金制で最安でも1日1,000円以上かかるため、利用日数が長ければ長いほど割高になります。
またWi-Fil機器はレンタルなので、受け取りと返却の手間がかかります。
大手サービスであれば郵送でなく空港付近のロッカーやカウンターで受け渡しが可能ですが、機器を壊さないようにする必要があることを覚えておきましょう。
3.通信キャリアの国際ローミングを利用する

契約しているキャリアによっては「国際ローミング」を使用する手もあります。
国際ローミングとはキャリアの電波が届かない国外でも、現地の電波設備を利用して通信を行えるようにする機能です。
以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット
- 複雑な事前設定などの手間が不要
- 荷物が増えない
- 選択肢がないので迷わない
デメリット
- サブブランドではない格安SIMでは使えない
- 特に長期の場合はSIMよりも料金が高いケースが多い
主なメリットは「手軽さ」です。国際ローミングはインターネット経由で申し込んでから、ほとんど設定不要で使い始めることができます。
また元あるiPhoneのみで使用できるため、荷物が全く増えないのも嬉しいポイントです。
ただし国際ローミングは主要キャリア以外は使うことができません。大手4キャリアと、そのサブブランド以外の格安キャリアは基本的に使用できないと覚えておきましょう。
また料金はSIMと比べると高額になるケースが多いです。
日額課金なので長期利用になればなるほど、その価格差は大きくなります。しかし料金体系はキャリアによって様々で、事前予約の割引を受けられることもあります。
例えばahamoは利用料が「月間30GBまで無料」で申し込みも不要と破格の条件です。
アメリカ旅行のためのSIMカードを購入するならプリペイド式?それともポストペイド式?

SIMカードを購入する方法の中でも「海外の現地SIMを購入する場合」は決済方式の違いによって次の2種に分けることができます。
プリペイド式 | 利用する期間やデータ量を選択して先に料金を支払う方式 |
ポストペイド式 | 利用した期間やデータ量に応じて後から料金を払う方式 |
一般的に「海外旅行用の一時的なSIM」は全てプリペイド式です。
しかし現地のSIMを直接利用する場合は普段の日本の携帯料金と同じようにポストペイドにできる可能性があるわけです。
プリペイド式のメリットは、予想以上の料金になるリスクがないことです。元々想定された期間やデータ量以上は使えないようになっているので、使いすぎを防ぐことができます。
後からチャージという形でデータ量を追加することもできますが、手動で申請が必要な点がデメリットです。
一方でポストペイド式は、手動での申請が不要で好きなだけ使えて便利ですが、後から予想以上の料金が請求される危険性があります。
料金に糸目をつけない場合以外はあまり利用をおすすめできません。
アメリカでSIMを使う際の注意点

アメリカでSIMカードの利用を検討する際には「SIMロックの有無」を念のために確認しておきましょう。
SIMロックとはかつて存在した「そのスマホでは指定のキャリアのSIM以外は使用できなくする制限」のことです。
2021年10月1日以降に発売されたiPhoneには基本的にかかっていませんが、念のために「設定→一般→情報」でSIMロックの有無を確認しておきましょう。
SIMロックを解除する方法とは?

万が一SIMロックがかかっていた場合も、次の方法で簡単に解除できます。
docomo | ・公式Webサイトから解除する ・ドコモショップで解除する ・専用ダイヤルに電話して解除する |
au | ・公式Webサイトから解除する ・auショップで解除する |
Softbank | ・公式Webサイトから解除する ・ソフトバンクショップで解除する |
Webサイトからは24時間いつでも申請可能ですが、電話やショップで申請する場合は当然営業時間内のみの受付です。
申請から実際に解除されるまでの時間については明らかにされていませんが、即日で解除されることが多いです。
ただし営業時間後にWebサイトで申請した場合は、解除は翌日の朝9時以降となります。最大で翌日の営業時間いっぱいまで余裕を見ておくと、ほぼ確実でしょう。
アメリカで使えるSIMカード
最後に実際にアメリカで使えるSIMカードを紹介します。
SIMカードは現地のキャリアから直接購入するのではなく、国内の代理店が販売する商品を買うのが一般的です。
国内で購入できるSIMカード:アメリカSIMカード | GOJAPAN

出典:Amazon.co.jp: SIMカード アメリカ アメリカSIM アメリカSIMカード 米国SIM アメリカ用SIM 7日間 168時間 高速500MB/日 安心サポート リチャージ可能
一つ目は「物理的なSIMカード」を購入する方法です。
購入後に家に送られてきたSIMカードをiPhoneに挿すことで利用することができます。デュアルSIMに対応しているiPhone XS/XR以降の機種であれば元のSIMを外すことなく、追加でSIMを挿すだけで利用可能です。
この「GO JAPAN」のSIMは「7日間計3.5GB(500MB/日):税込1,700円」がミニマムのプランです。
データや期間が不足しても、チャージ分を同じページから買い足すことができます。発送は最短即日で、日本語のサポートもあるため利便性も良好です。
なお、キャリアはOptusというオーストラリアのキャリアのようですが、おそらくローミングを使用してアメリカでも利用できるようにしていると思われます。
国内で購入できるeSIM:【T-Mobile純正品】 eSIM版 アメリカSIM 【使い放題】

出典:Amazon.co.jp: 【T-Mobile純正品】eSIM版 アメリカSIM 5日間【使い放題】5G/4G-LTE 高速データ通信/通話/SMS/テザリング 【アメリカ ハワイ 無制限】
2つ目はeSIMを購入するパターンです。
まず購入後に送られてきたメールから、eSIMの利用開始日を入力して開通予約を行います。
利用前日までに予約を行うと、利用開始日の
- ニューヨーク時間:12時
- ロサンゼルス時間:9時
- ホノルル時間 :7時
- 日本時間:午前2時
までに開通手続きが行われます。
利用開始日当日に現地で手続きすることも可能ですが、開通がいつになるかは不明なので、出来るだけ開通は事前に予約しておきましょう。
このtabitsuのSIMは「5日間使い放題:税込1,980円」が最安プランです。延長も可能ですが、方法は要問い合わせです。
キャリアはアメリカの有名キャリア「T-mobile」なので安心して利用することができます。
アメリカのSIMまとめ
この記事で解説したこと
- アメリカ旅行でiPhoneを利用するためには次の3つの方法がある
- └安いが事前に一定の設定作業が必要な「現地で使えるSIMを購入する方法」
- └簡単に使えるが持ち運びが必要で高額な「現地で使えるWi-Fiをレンタルする方法」
- └手軽だが長期の利用には向かない「国際ローミングを利用する方法」
アメリカ旅行に普段使っているiPhoneをそのまま持っていても使えません。この記事で紹介したいずれかの方法で、事前に準備を行ってください。
スマホなどの機械の設定が苦手でなければ、SIMを購入する方法がコスパがよいです。eSIMを利用できれば一部の作業も省略することができます。
ただしAhamoや楽天モバイルなど、中には無料で国際ローミングが使えるキャリアもあります。
まずは国際ローミングの料金を調べて、次にSIMやWi-Fiを検討する流れをおすすめします。
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