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iPhoneが3G通信になってしまって不便!対処法はある?
iPhone
はじめに

動画視聴やゲームなど通信量の多い使い方が一般的になった現在において、「iPhoneの通信速度」は非常に重要です。少しでも通信が遅くなるともどかしい気持ちになる方も多いのではないでしょうか。
しかしドコモを使っている方はこのご時世に通信が3Gになってしまうこともあります。今回はそんな「ドコモのiPhoneの通信が突然3Gになってしまう問題」について解説します。
iPhoneの通信が3Gになってしまう原因は?
iPhoneの通信が3Gになってしまう場合、以下のような原因が考えられます。
- 4G/5Gの電波が届いていない
- 4Gや5Gを受信する設定がオフになっている
- iPhoneの故障
なおauとソフトバンク回線では3G通信サービスはすでに終了しており、楽天モバイル回線では最初から3G通信は存在しません。つまり3Gになってしまうのはドコモ回線系のキャリアのみです。
原因1:4G/5Gの電波が届いていない

2025年1月現在、ドコモの4Gの電波はかなり広範囲の住宅地や生活圏をカバーしています。そのため山間部などを除くと「家や会社にいるのに◯◯では3Gしか使えない」という地域は、日本国内ではあまりありません。
ただし電波は障害物によって遮蔽されるため、基地局との距離や周囲の建物の状況次第では4G通信が届かない地域もあります。東京23区内ですら局地的に4G通信が届きづらいスポットは十分にあります。そういった場所では、残念ながら通信が不安定になるのは仕方ありません。
なお普段は問題ないエリアでも「キャリアの電波障害」によって、電波が極端に悪くなることも稀にあります。電波が急に悪くなった場合は、インターネットで「◯◯(キャリア名) 電波障害」など検索してみましょう。
原因2:4Gや5Gを受信する設定がオフになっている

電波の受信設定はiPhone側で変更することができるため、4Gや5Gを受信できない設定になっている可能性もあります。念のために以下の手順で電波の受信設定を確かめてみましょう。
電波受信設定の確認方法 |
---|
1.「設定」アプリを開く 2.「モバイル通信」をタップ 3.「通信のオプション」をタップ 4.「音声とデータ」をタップ |
「3G」にチェックが入っている場合は、「4G」もしくは「5Gオン」、「5Gオート」を選択しましょう。
原因3:iPhoneの故障

電波や設定が原因でない場合は、iPhoneの故障が考えられます。一時的なエラーであれば
- 再起動
- iOSの更新
などで直ることもありますが、物理的な故障の場合はiPhoneを修理に出さなければ直りません。iPhoneの落下や水濡れなどに心当たりのある場合は、修理を検討しましょう。
iPhoneが3Gになってしまった場合の対処法は?
iPhoneが3Gになってしまった場合は、以下3つの対処法を試してみましょう。
- キャリアの通信環境・状況を調べる
- 機内モード/モバイル通信をオンオフの切り替える
- iPhoneの再起動 / iOSの更新
キャリアの電波環境・状況を調べる

まずはドコモの通信障害が起きていないか、以下のページを確認してみましょう。
また、ドコモ系の格安キャリアを使っている場合は「◯◯(キャリア名) 通信障害」とインターネットで検索して、キャリアごとの通信状況を確認しましょう。
さらに標高の高い山間部や、海外にいる場合は、念のために以下のページで通信環境をチェックしましょう。
なお上記のエリアに該当する場合でも、局地的に電波が入りにくい場所はどうしても存在します。その場合は建物の外に出るなど、少し移動するだけで問題が解決することが多いです。
機内モード/モバイル通信をオンオフの切り替える

iPhone側で電波を繋ぎ直すと問題が解消されることがあります。以下2つの方法を試してみましょう。
機内モードのオン/オフのやり方 |
---|
1.「設定」アプリを開く 2.「機内モード」をタップしてオンにして再度オフにする |
モバイル通信のオン/オフのやり方 |
---|
1.「設定」アプリを開く 2.「モバイル通信」をタップ 3.「モバイルデータ通信」をオフにして再度オンにする |
iPhoneの再起動 / iOSの更新

iPhoneの一時的なシステムエラーの場合は、再起動やiOSの更新で直るケースも少なくありません。再起動とiOSの更新はあらゆるエラーが起きたときに、まず試すべき対処法です。
なおiPhoneには「強制再起動」という手段もありますが、これは通常の方法では再起動できない場合にのみ使用する方法です。iPhoneのシステムに負担がかかるため、安易に行わないようにしましょう。
またiOSの更新には
- 安定した通信環境
- 十分なバッテリー残量(充電中が推奨)
- 十分なストレージ空き容量
が必要です。特に現在の不安定なモバイル通信環境ではiOSの更新を行わないように注意しましょう。iOSの更新が途中で失敗すると、深刻なシステムエラーにつながる可能性があるため、iOSの更新は安定したWi-Fiなどの通信環境下で行うべきです。
3GのままになってしまったiPhoneは修理するのがおすすめ!
上記の方法を試しても直らない場合は、iPhoneが物理的に損傷している可能性が考えられます。iPhoneのモバイルアンテナは単体で壊れることは稀ですが、衝撃や水分で壊れることがあります。落下や水没などに覚えのある場合は、特に修理に出してみるとよいでしょう。なおiPhoneの修理場所は、主に次の3つの選択肢があります。
- 1.Apple正規店
- 2.キャリアの携帯ショップ
- 3.スマホ修理専門店
それぞれの修理サービスの違いを理解しておくと、自分に合った選択肢を選びやすくなります。
iPhoneを修理できる場所:Apple正規店

Apple正規店とは、以下2つのAppleの正規の修理拠点のことです。
店舗名 | 国内店舗数 | 特徴 |
---|---|---|
Apple Store | 10店舗 | ・Apple大本営のサービス拠点 ・高いホスピタリティと充実したサービスが魅力 ・店頭で即日数時間で修理できる ・混雑するため予約がほぼ必須 |
Apple正規サービスプロバイダ (カメラのキタムラ ビックカメラ クイックガレージ) |
約90店舗 | ・Appleから委託を受けた外部修理店 ・Apple公式と同じ修理サービスを受けられる ・店頭で即日数時間で修理できる ・予約しておくと安心して利用できる |
Apple正規店でiPhoneの3G問題を修理する際は、以下の料金がかかります。
Apple Care+あり | Apple Care+なし | |
---|---|---|
iPhone 15 | 12,900円 | 87,800円 |
iPhone SE 3 | 12,900円 | 44,000円 |
iPhoneの修理費は「機種」と「修理メニュー」によって変動します。Apple正規店にはアンテナ単体の修理メニューが存在せず、「本体まるごと交換」での対応となります。費用も本体交換費用がかかるため、保証がない場合はかなり高額です。
ただしApple Care+が適用できれば、かなりお得に修理・本体交換を行うことができます。Apple正規店で修理をする際は「保証が使えるか」が大きな分かれ道です。
iPhoneを修理できる場所:キャリアの携帯ショップ

キャリアのショップでもiPhoneを修理できます。ドコモ回線の場合は、以下のように店舗によって対応が分かれます。
店舗名 | 店舗数 | 特徴 |
---|---|---|
iPhoneリペアコーナー | 2店舗 (丸の内・栄) |
・ドコモ正規店で購入したiPhoneが対象 ・Apple公式と同じ修理サービスを受けられる ・店頭で即日数時間で修理できる ・ドコモの保証が使える ・混雑するため予約必須 |
iPhone 修理取次店 |
約150店舗 | ・ドコモ正規店で購入したiPhoneが対象 ・Apple公式修理センターへ郵送修理を取り次いでくれる ・修理期間は1〜10日ほど ・修理間の代替機が借りられる ・ドコモの保証が使える ・予約しておくと安心して利用できる |
ドコモ系格安 キャリアショップ |
不明 | ・店頭では修理を受け付けていないキャリアがほとんど ・基本的にキャリアの保証に加入していない場合は対象外 ・キャリアの保証内容によってサービスが大きく異なる ・非正規修理の可能性もある |
ドコモ系ショップでiPhoneの3G問題を修理する際の、費用相場は以下の通りです。
保証あり | 保証なし | |
---|---|---|
ドコモ | iPhone 15:12,900円 iPhone SE:12,900円 |
iPhone 15:87,800円 iPhone SE:44,000円 |
ドコモ系 格安キャリア |
キャリアによる | ー |
ドコモで受けられるiPhone修理はApple正規のものなので、基本的に修理費はAppleと同じです。ただしドコモの保証を使える場合など、金額が変わるケースもあります。
なおドコモ系の格安キャリアでiPhoneを修理する場合は、キャリアの保証に加入していないと修理ができないケースが大半です。また、加入している保証によって修理費が大きく異なります。
iPhoneを修理できる場所:スマホ修理専門店

Appleやキャリアとは関係のない、非正規のスマホ修理専門店でもiPhoneの3G問題を修理できる可能性があります。
店舗名 | 店舗数 | 特徴 |
---|---|---|
スマホ修理専門店 | 全国多数 | ・互換部品を利用した修理がほとんど ・店頭で即日1時間で修理できるケースが多い ・本体交換はなく故障箇所のみ修理する形式 ・店舗数が多いため飛び込みでも利用しやすい |
スマホ修理店でiPhoneの3G問題を修理する場合の費用相場は以下の通りです。
モバイルアンテナ交換 | 基板修理 | |
---|---|---|
iPhone 15 | 要相談 | 40,000〜60,000円 |
iPhone SE 3 | 要相談 | 30,000〜50,000円 |
iPhoneのモバイルアンテナの修理はレアケースのため、一般的には非正規店にも修理メニューにはありません。ただし交換部品は一定数出回っているため、修理店に直接問い合わせれば対応してもらえることも多いでしょう。
また電波に関する故障は、基板の損傷が原因となっている可能性もあります。基板の修理は非常に難易度が高いため、必ず成功するとは限りません。また成功した場合の費用も数万円程度になることが多いです。
iPhoneが3Gになってしまうまとめ
この記事で解説したこと
- iPhoneが3G通信になってしまう原因
- 再起動やiOSの更新で直らない場合は修理を検討しよう
2025年3月現在、ドコモ回線のみ3Gが生きているため、状況によってはiPhoneが3G通信になってしまうことがあります。原因は様々なものが考えられますが、まずは通信障害が起きていないかを確認しましょう。
なお、通信障害が起きていなくても、局地的に電波が届きづらいスポットはどうしても存在します。少し移動するだけで問題が解決する場合は、場所の問題なのでどうしようもありません。
もし通信障害も起きておらず、場所を変えても3Gのままの場合は、iPhoneのエラーや故障の可能性があります。再起動やiOSの更新で直らない場合は、iPhoneの修理を検討しましょう。当店『iPhone修理のジェンダス』でも地域最安値レベルでiPhoneの各種修理を承っているため、気軽にご相談くださいね。
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