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iPhoneが急に4G通信しかしなくなった!原因から詳しく解説
iPhone
はじめに

iPhoneで動画やゲーム、ネットサーフィンを楽しむ人にとってiPhoneの通信速度や安定感は非常に重要な観点ですね。5G通信になってから、その快適さを実感している方も多いかと思います。
しかしiPhoneを使っていると、たまに4G通信から戻らなくなることがあります。そこで今回は「iPhoneの通信がずっと4Gになる問題」について解説します。
iPhoneの通信が4Gになってしまう原因は?
iPhoneの通信が4Gになってしまう場合は、次のような原因が考えられます。
- 5Gの電波が届いていない
- 5Gを受信する設定がオフになっている
- iPhoneが故障している
原因1:5Gの電波が届いていない

5Gは2020年に提供開始された新しい通信規格です。各キャリアとも確実に対応エリアを広げていますが、やはり4Gに比べるとその範囲はまだまだ限られています。カバーされていない範囲では当然5G通信を使うことはできません。
また電波は建物などの障害物の影響を受けるため、カバー範囲内でも局地的に電波が届きにくいスポットは存在します。東京23区内でも4G通信すら入りにくい箇所も十分にあるほどです。
さらに通常時は問題なくても「キャリアの通信障害」が起きていることもあります。通信障害が起きるとたいていは大きなニュースになりますが、大きな自然災害があった地域などはしばらく電波障害が継続することもあります。
原因2:5Gを受信する設定がオフになっている

受信する電波はiPhone側で設定できるため、iPhoneの設定によって5G通信がオフになっていることもあります。念のため、以下の手順で通信設定を確認しておきましょう。
5G通信設定方法 |
---|
1.「設定」アプリを開く 2.「モバイル通信」をタップ 3.「通信のオプション」をタップ 4.「音声とデータ」をタップ |
「5Gオート」にチェックが入っている場合は、状況によって4G通信に切り替わることがあります。常時5Gが望ましい場合は「5Gオン」を選択しましょう。
原因3:iPhoneが故障している

電波の状況も設定も問題ない場合は、iPhoneが故障している可能性が考えられます。稀に衝撃や水濡れによってアンテナ・基板が損傷し、モバイル通信に異常が出るケースがあるのです。
物理的な故障の場合はiPhoneを修理しないと問題は解決しません。落下や水没に覚えのある場合は、iPhoneの修理を検討しましょう。
【要チェック】そもそも5Gを受信できるiPhoneの機種はどれ?

そもそも全てのiPhoneで5G通信ができるわけではありません。iPhoneの買い替えを境に5G通信ができなくなった場合は、5G非対応の機種を選んでしまった可能性もあります。
iPhoneの機種ごとの5G通信の可否は以下の通りです。
発売の年代 | 具体的な機種名 | |
---|---|---|
5G通信が可能な機種 | 2020年以降 | iPhone 12以降の機種(SE3を含む) |
5G通信ができない機種 | 2020年以前 | iPhone 11 Pro Maxまでの機種(SE2を含む) |
iPhoneが4Gになってしまった場合の対処法は?
iPhoneが4Gになって一向に戻らない場合は、以下の対処法を試してみましょう。
- 1.キャリアの通信環境や通信状況を調べる
- 2.機内モード/モバイル通信のオンオフを切り替える
- 3.iPhoneの再起動 / iOSの更新
キャリアの通信環境や通信状況を調べる

まずはキャリアで通信障害が発生していないかを確認しましょう。インターネットで「◯◯(キャリア名) 通信障害」と検索すれば、キャリア公式の通信情報がヒットします。もし通信障害が起きていた場合は、復旧を待つしかありません。
また、「確実に5G対応エリアである」と確信のない場所にいる場合は、各キャリアの対応マップをチェックしてみましょう。
ドコモ | サービスエリアマップ | 通信・エリア | NTTドコモ |
au | エリアマップ | エリア:スマートフォン | au |
ソフトバンク | サービスエリアマップ | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク |
楽天モバイル | 通信・エリア | 楽天モバイル |
しかし対応エリア内でも、建物の影響などで5Gに繋がりづらい箇所はどうしても存在します。そもそも2025年1月現在でも主要都市部を除くと、安定して5Gに接続される地域はそう多くはありません。
ただし以下の設定を行うことで、5Gに繋がりやすくなる可能性はあるので、確認してみましょう。
機内モード/モバイル通信のオンオフを切り替える

モバイル通信に関する異常は、いちど接続をオフにして再度接続することで問題が解消されるケースがあります。次の2つの方法を試してみましょう。
機内モードのオン/オフのやり方 |
---|
1.「設定」アプリを開く 2.「機内モード」をタップしてオンにして再度オフにする |
モバイル通信のオン/オフ |
---|
1.「設定」アプリを開く 2.「モバイル通信」をタップ 3.「モバイルデータ通信」をオフにして再度オンにする |
iPhoneの再起動 / iOSの更新

また一時的なエラーであれば、iPhoneの再起動やiOSの更新で解決できることも多いです。iPhoneの再起動やiOSの更新は、あらゆるエラーが起きたときにまず試してみてください。
4GのままになってしまったiPhoneは修理するのがおすすめ!
iPhoneが4Gのままになり、5Gに繋がることがなくなった場合はモバイルアンテナや基板が物理的に故障している可能性もあります。特に落下や水没に心当たりのある場合は、修理を前向きに検討しましょう。iPhoneの修理先は大きく分けて次の3箇所です。
- 1.Apple正規店
- 2.キャリアの携帯ショップ
- 3.スマホ修理専門店
iPhoneを修理できる場所:AppleStore

Apple正規店とは、以下2つのAppleの正規の修理拠点のことです。
店舗名 | 国内店舗数 | 特徴 |
---|---|---|
Apple Store | 10店舗 | ・Apple大本営のサービス拠点 ・高いホスピタリティと充実したサービスが魅力 ・店頭で即日数時間で修理できる ・混雑するため予約がほぼ必須 |
Apple正規サービスプロバイダ (カメラのキタムラ ビックカメラ クイックガレージ) |
約90店舗 | ・Appleから委託を受けた外部修理店 ・Apple公式と同じ修理サービスを受けられる ・店頭で即日数時間で修理できる ・予約しておくと安心して利用できる |
Apple正規店でiPhoneの4G問題を修理する際は、以下の料金がかかります。
Apple Care+あり | Apple Care+なし | |
---|---|---|
iPhone 15 | 12,900円 | 87,800円 |
iPhone SE 3 | 12,900円 | 44,000円 |
iPhoneの修理費は「機種」と「修理メニュー」によって大きく変わります。Apple正規店にはアンテナや基板単体の修理メニューはないため、本体交換になります。費用も本体交換費用がかかるため、金額には注意が必要です。
ただし保証が使える場合は、もっともお得な修理・交換方法になります。Apple正規店の利用を検討する場合は「保証の有無」を重要な判断軸にしましょう。
iPhoneを修理できる場所:キャリアの携帯ショップ

キャリアのショップでも、以下のようにiPhoneの修理を行うことができます。
店舗名 | 店舗数 | 特徴 |
---|---|---|
即日修理対応店 | 3大キャリア 数店ずつ |
・各キャリア正規店で購入したiPhoneが対象 ・Apple公式と同じ修理サービスを受けられる ・店頭で即日数時間で修理できる ・各キャリアの保証が使える ・混雑するため予約必須 |
iPhone 修理取次店 |
3大キャリア 150店程度ずつ |
・各キャリア正規店で購入したiPhoneが対象 ・Apple公式の修理拠点へ郵送修理を取り次ぐ ・修理期間は1〜10日ほど ・修理間の代替機が借りられる ・各キャリアの保証が使える ・予約しておくと安心して利用できる |
格安キャリアショップ | 不明 | ・店頭では修理を受け付けていないキャリアがほとんど ・基本的にキャリアの保証に加入していない場合は対象外 ・キャリアの保証内容によってサービスが大きく異なる ・非正規修理の可能性もある |
キャリアショップでiPhoneの4G問題を修理する際は、次のような費用がかかります。
保証あり | 保証なし | |
---|---|---|
3大キャリア修理 | iPhone 15:12,900円 iPhone SE:12,900円 |
iPhone 15:87,800円 iPhone SE:44,000円 |
格安キャリア | キャリアによる | ー |
3大キャリアで受けられるiPhone修理はApple公式のものなので、Apple正規修理と基本価格は変わりません。ただしキャリアによっては修理受付金がかかったり、ポイントキャッシュバックの独自割引が受けられたりと、実際の費用は異なる場合があります。
格安キャリアでは、基本的に保証に加入していないと修理を受け付けてくれません。実際の修理費も保証によって様々です。
iPhoneを修理できる場所:スマホ修理専門店

Appleやキャリアとは関係のないスマホ修理専門店、いわゆる街の修理店でもiPhoneの4G問題を修理できる可能性があります。
店舗名 | 店舗数 | 特徴 |
---|---|---|
スマホ修理専門店 | 全国多数 | ・互換部品を利用した修理がほとんど ・店頭で即日1時間で修理できるケースが多い ・本体交換はなく故障箇所のみ修理する形式 ・店舗数が多いため飛び込みでも利用しやすい |
スマホ修理専門店の費用体系は、店舗によって様々に異なります。しかしiPhoneの4G問題を修理する際は、概ね以下のような費用になるでしょう。
モバイルアンテナ交換 | 基板修理 | |
---|---|---|
iPhone 15 | 要相談 | 40,000〜60,000円 |
iPhone SE 3 | 要相談 | 30,000〜50,000円 |
スマホ修理専門店は故障箇所のみを修理する形式ですが、モバイルアンテナの修理はレアケースです。専用の修理メニューがない店舗がほとんどなので、要相談での価格となります。
また基板に問題がある場合は基板修理になりますが、基板の修理は非常に難しいため、高額になります。ただし必ず成功するわけではないため、修理の基本費用に1万円弱、成功した場合に成功報酬として+数万円が加算される形式が一般的です。
iPhoneが4Gになってしまうまとめ
この記事で解説したこと
- iPhoneが4G通信になってしまう原因
- 再起動やiOSの更新で直らない場合は修理を検討しよう
iPhoneは12以降の機種で5G通信に対応していますが、たまに「ずっと4G通信になってしまうトラブル」に遭うことがあります。2025年3月現在でも、主要都市部を除くと、5Gに継続して繋がり続ける地域はあまり多くはありませんが、中にはiPhoneが故障しているケースもあるでしょう。
再起動やiOSの更新で直らない場合は、iPhoneの修理を検討してみてください。当店『iPhone修理のジェンダス』では地域最安値レベルでiPhoneの各種修理を承っています。ぜひ気軽にご相談くださいね。
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