iPhoneが急に再起動を繰り返し、Appleのシンボルマークのリンゴマークが点滅する現象で悩まれている方に向けて、今回は以下のことを解説します!
「リンゴループ」とは、iPhoneの起動時にハードウェア、またはソフトウェアに何かしらの異常が発生して再起動を繰り返してしまう症状のことです。
突然発生するこのリンゴループは、一体どうして起こるのでしょうか?
iPhoneが再起動を繰り返す現象である「リンゴループ」が発生するのは、iOSの更新失敗が主な原因です。
などが原因でiOSの更新に失敗し、リンゴループが起こることが考えられます。
10GBほど容量を確保し、充電しながらiOSのアップデートを行う事で問題なくアップデート出来ますのでアップデート前に確認しましょう。
iPhone起動時に再起動を繰り返し、正常に起動する事が出来なくなるリンゴループの対処法は、以下のどちらかの原因により対処法が異なります。
自分のiPhoneの再起動が繰り返される状態に適した対処法を行うためにも、まずは内部の部品が破損しているか、システムの問題か原因を判別する必要があります。
自分のiPhoneに適したリンゴループの対処法を行うために、まずはハードウェア・ソフトウェアどちらが原因なのかを特定しましょう。特定するには、PCと接続し「リカバリーモードを試みる」必要があります。
「リカバリーモード」とは、PCとiPhoneを接続し操作することでiPhoneを強制的に初期化できる方法です。
下記の手順でリカバリーモードを試みると、リンゴループの原因となる本体の不具合によりiOSアップデート中にエラーが発生します。
▼iPhone6s以前の場合 |
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1.PCとiPhoneを接続する 2.iPhoneの電源をOFFにする 3.電源ボタンとホームボタンを同時に押す 4.リンゴマークが出た後も押し続ける 5.リカバリーモードの画面が表示されたら完了 |
▼iPhone7~7Plusの場合 |
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1.PCとiPhoneを接続する 2.iPhoneの電源をOFFにする 3.電源ボタンと音量(-)ボタンを同時に長押しする 4.リンゴマークが出た後も押し続ける 5.リカバリーモードの画面が表示されたら完了 |
▼iPhone8以降の場合 |
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1.PCとiPhoneを接続する 2.iPhoneの電源をOFFにする 3.音量(+)を1回、音量(-)を1回、電源ボタンと長押しする 4.リンゴマークが出た後も押し続ける 5.リカバリーモードの画面が表示されたら完了 |
リカバリーモードを試した際に表示される
によって、リンゴループの原因がハードウェア・ソフトウェアどちらなのか特定することが可能です。
出典:Apple iOSのアップデート時や復元時のエラーなお、リカバリーモードの操作はパソコンとiPhoneの接続が必須です。PCを所持していない人は知人から借りるなどして試みましょう。
PCの使用が困難な場合は、リカバリーモードを試みる以前に、修理店に相談することをおすすめします。
リカバリーモードによって今起こっているiPhoneのリンゴループの原因が、「ハードウェア」だった場合の対処法は、ひとまず修理店に相談することです。
というのも、ハードウェアが原因だった時iPhoneの基盤が問題なのか、基盤以外が問題なのかによって対処法が異なり、また基盤の確認はiPhone修理初心者では困難だからです。
リンゴループの原因が基盤の場合の対処法 |
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・AppleStoreで本体交換してもらうか ・修理店にて基板修理 |
リリンゴループの原因が基盤以外の場合の対処法 |
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カメラやドックコネクタなど、特定の部品の修理 |
上記のように専門家が対処する修理が必要となるため、ハードウェアがリンゴループの原因だと特定できたら修理店に相談することをおすすめします。
リカバリーモードによって今起こっているiPhoneのリンゴループの原因が「ソフトウェア」だった場合の対処法は、iOSのアップデートを正常に実行することです。
原因特定時に行ったリカバリーモードを再度試み、iTunesでiOSのアップデートを実行して問題なく完了すれば、再起動を繰り返すリンゴループ状態のiPhoneを復旧することができます。
リカバリーモードの操作はAppleから公式に頒布される「iTunes」というソフトウェアを使用します。iPhoneでリカバリーモードを起動することで、iOSの再アップデートが行えるようになります。
一見複雑な操作ですが、手順は至ってシンプルです。
をそれぞれ順次紹介します。
▼iPhone6s以前の場合 |
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1.PCとiPhoneを接続する 2.iPhoneの電源をOFFにする 3.電源ボタンとホームボタンを同時に押す 4.リンゴマークが出た後も押し続ける 5.リカバリーモードの画面が表示されたら完了 |
▼iPhone7~7Plusの場合 |
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1.PCとiPhoneを接続する 2.iPhoneの電源をOFFにする 3.電源ボタンと音量(-)ボタンを同時に長押しする 4.リンゴマークが出た後も押し続ける 5.リカバリーモードの画面が表示されたら完了 |
▼iPhone8以降の場合 |
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1.PCとiPhoneを接続する 2.iPhoneの電源をOFFにする 3.音量(+)を1回、音量(-)を1回、電源ボタンと長押しする 4.リンゴマークが出た後も押し続ける 5.リカバリーモードの画面が表示されたら完了 |
「iTunes」の作業工程で「復元する」という選択を選ぶと完全に初期化されます。
復元の必要がない場合は必ず「アップデート」を選択してください。
iPhoneをリンゴループでデータを初期化した場合は、バックアップデータがない限り復元することは難しいです。
再起動を繰り返すリンゴループの復旧を試み、リカバリーモードの操作で「復元する」を行ってしまい初期化されてしまってもデータは喪失されます。こちらもバックアップデータがない限り、データを復元することは不可能です。
そのため、日頃から定期的なバックアップをおすすめいたします。
今からでも遅くないので、下記の方法でiPhoneデータのバックアップを取得しておきましょう。
iPhoneが再起動を繰り返すリンゴループの症状が出ている場合は、修理店に相談し修理を依頼することをおすすめします。
iPhoneを修理できる修理店には様々な種類がありますが、中でも街にある「非正規の修理店」での修理がおすすめです。
iPhoneの修理が可能な修理店は大きく、「Apple Store」「正規サービスプロバイダ(いわゆる「正規店」)」「非正規店」に分類されます。
Apple Store | iPhone創設Apple社が直営する修理店 |
正規サービスプロバイダ | Appleが公式に認めた修理店 (カメラのキタムラ、ビックカメラなど) |
非正規店 | Appleからの承認はないが、プロが修理対応する修理店 |
AppleStoreや正規サービスプロバイダでは、受付する際に必ず予約が必須ですぐに修理を依頼することは困難です。
また、iPhoneが使用できる状態でないと修理を受付てもらえない場合もあるため、リンゴループ状態だと修理依頼を断られる恐れがあり、iPhoneの復旧まで手間がかかります。
一方、非正規の修理店は、予約不要で端末状態に関係なく、店舗に直接伺うことが出来ます。最短即日修理対応が可能で、すぐにでも通常通りiPhoneを使用することができるようになります。
このように、修理料金が安く、リンゴループの対処法やバックアップ方法などのデータの取り扱いについて気軽にお店のスタッフに相談できることから、非正規店での修理をおすすめします。
iPhoneが再起動を繰り返し、リンゴマークがまばらに点滅するリンゴループ状態の対処法を解説しました。
リンゴループ状態のiPhoneを直す方法は、iPhoneの「ハードウェア」「ソフトウェア」どちらが原因なのかによって異なります。
急いでリンゴループを直し通常通りiPhoneを使用したい場合は、まず「リカバリーモードでiPhoneのIOSをアップデートする」を試してみましょう。
それでも対処出来ない場合は近くの修理店にリンゴループについて相談してみてください
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